• 竹内謙礼のボカンと売れる講座
  • セミナー
  • 著書
  • ボカンと売れる講座(メルマガ)
経営コンサルタント 竹内謙礼 > 竹内謙礼の公式メルマガ > 楽天市場攻略 > 24時間、寝ないでフェイスブックを使い倒してみました。
2012/03/09
  • 24時間、寝ないでフェイスブックを使い倒してみました。

こんにちは!
いろはの竹内です。

先日、お仕事の関係で、楽天市場の小さな会議室で、
もくもくと一人でパソコンを叩いている時のこと。

「三木谷さんが、この会議室に来るらしい」

という未確認情報が、私のところに突然流れてきました。

三木谷さん……?
はて、どこかで聞いたことがあるような?

三木谷
みきたに
ミキタニ

あっ、……楽天市場の社長の三木谷さんだ!!

こ、これは大変なことです!
なんたって楽天市場の一番エライ人ですから、
どうやって「挨拶」すればいいのやら……。

ん、挨拶?

ヤバイ!

楽天市場の社内公用語は「英語」だったんだ!

どうしよう!
英語は自信ないぞ!

でも、英語で話しかけられたらどうする?
やっぱり、「ハロー」か?

いや、今は夜だぞ!
その前に、確か楽天社内はみんな外国の人でも呼びやすいように、
「ニックネーム」がついているって言ってたよな。

三木谷さんのニックネームって、なだろう?
やっぱり、

「ミッキー」かな?

そうなると、「ハロー」で挨拶すると仮定すれば、

「ハロー! ミッキー!」

ダメだぁ!

これじゃあ、「東京ディズニーランド」だ!
あー、こんなことになるんだったら、
ちゃんと中学校から英語勉強しておくんだった!

ん、待てよ?

じゃあ、私が得意とする中国語で勝負するのはどうだろう?

「ニーハオ! ミッキー!」

あーダメだぁ!
これじゃあ「香港ディズニーランド」になっただけだ!
何も解決になっとらん!

あー、こんなことになるんだったら、
チャイナ服でも着てくるんだった!(なんで?)

どうしよう!
どうしよう!
どうしよう!

って、頭を抱えているところに、
いきなり会議室の扉が開いて三木谷さんが現れたので、
ビックリして私が言った最初の言葉が、

「ワオッ!」

 

と、なってしまいました。

こんな感じで、第一声目は、
なんとか英語っぽい対応で切り抜けることができたので、
楽天さんに一矢報いた感じがして嬉しい限りです。ええ。

ということで、

今日は楽天市場さんで24時間頑張って働いた、
「Facebook」のお話をひとつ。

Facebookは悪魔か救世主か?

さて、前回のメルマガの編集後記でも告知しましたとおり、
私、楽天市場さんが3月4日企画した、
「楽天スーパーセール」という24時間限定イベントにおいて、

Facebookで「24時間耐久グルメレポート」という、
ちょっと面白い企画の執筆のお仕事をさせて頂きました。

楽天公式のFacebookはコチラ
http://www.facebook.com/RakutenIchiba

これは、3月4日の午前0時から、
3月4日の23時59分までの24時間、楽天市場にあるグルメ商品を、
ずーっとFacebookとツイッターで紹介し続けるという、

まぁ、人間の体力の限界までチャレンジする、
ムチャクチャ体育会系の企画に参加させてもらったんですが、

いやー、正直、めちゃくちゃ勉強になりました!

いろいろ契約上の問題で守秘義務等がありますので、
細かいお話ができないのが恐縮なんですが、

24時間、ぶっ続けでFacebookを使い続けて、
なおかつ、そこで「販促」を自分の手で仕掛けられた経験は、
おそらく、私のコンサルタント人生の中で、
かけがえのないノウハウになったことは間違いありません。

まだ経験をうまくノウハウに落としきれていなくて、
非常に表現がしにくいんですが、
今まで、頭ごなしに、
「Facebookは販促に使えないよ!」って豪語していましたが、

“まったく使えない”

ってわけじゃないっていうのが、
今回の経験の第一印象です。

多くの人が、おそらく「Facebook」そのものを、
コミュニケーションツールとして捉えるから、
話がややこしくなっているんだと思います。

Facebookという、関係性を構築するツールの中で、
無理をして客と距離を縮めようとか、
ファンになってもらおうとか、

従来のFacebookのルールや常識を、
コマース事業の中に強引にねじ込もうするから、
ちょっとピントがズレた販促になってしまうんだと思います。

私が24時間、日本最大のコマースのトラフィックを持つ、
楽天市場のFacebookで販促をやり続けた感想としては、

Facebookは、
基本ルールは「メルマガ」と同じだというのが、率直な感想です。

「見込み客がいて、その人に情報を伝える」
ただ、それだけのことです。

それを目的にしなければ、金を払って「モノを買ってもらう」という、
めちゃくちゃ高いハードルの目的をクリアすることは絶対にできません。

逆に目的を「コミュニケーション」に置いてしまうから、
ノウハウがグチャグチャになってしまうんだと思います。

だから、使うべきノウハウは、
従来の「Facebookの使い方」ではなく、
「メルマガの使い方」なんだと思います。

ある程度、キャッチコピーや商品紹介文を
プッシュ型のガリガリした文章で構築しないと、
とてもじゃないですけど、
「買う」というお客さんの心の扉を開くまでには至らないと思いました。

「Facebookでじっくり仲良くなってから、商品を売り込むんだよ」
「面白い情報を流してファンにすることが大事だ」
「SNSは売り込んじゃダメ。口コミで情報を広めていくものだ」

そんなFacebookのノウハウが、
まことしやかに流れていますが、
私の感想としては、そんな悠長なノウハウを言っている人は、
おそらく、

ネットでモノを売ったときもなければ、
Facebookで商品も売ったこともない人なんだと思いますよ。

だって、24時間もFacebookを使って、
寝ないで自分で商品を売り込んでみるような現場に立ってみなさいな。

マジで、大変ですよ!!

正直、Facebookなんてメルマガの「劣化版」みたいなもんですからね。
最初の数行で「続きを読みたい!」って気持ちにさせなきゃダメだから、
明らかに文章の書き出しに込める「気合」の入れ方がメルマガと違いますよ。

しかも、掲載する写真も、そんなに自由度がありませんし、
それでいて商品紹介の原稿も、特徴を適確に捉えてインパクトのある言葉で、
時間単位のタイムリーなコピー文で書かなきゃダメですから、

メルマガや文章に書きなれている私ですら、
かなりコツを掴むのに時間がかかりました。

加えて、前後に掲載する商品の性質や特徴も考慮しながら、
バランスよく時間のタイミングにあわせて書かなきゃいけませんので、
そなりのプロデュース力も必要です。

さらにFacebookは掲示板のような性質もありますので、
お客さんへの対応に関しても、
慎重に言葉を選んで書かなくてはいけません。

そんなね、

悠長にのんびり2~3行で商品紹介して、
日ごろの面白いことをちょろちょろ書くだけで、
お客さんが商品を好きになってくれたり、

商品を買ってくれるようになってくれたり、
広告費も使わないで、お客さんが増えてったり、
口コミで商品が売れていったり、

そんなウマイ話あるわけないじゃないですか。

おそらく従来のコマース事業にある
メルマガやブログやSEOと同じように、

社運をかけて、「命掛け」でFacebookに取り組まないと、
ソーシャルコマースなんて、難しい販促ツール、
いつまで経っても、使いこなせないんだと思います。

それだけFacebookは、厄介な相手だと思ったのが今回の私の感想です。

もっとFacebookが「使えねぇ~」と思えるぐらい、
グダグダなもんだったら、まだ見切りがつけられたんですけどね。
中途半端に「可能性」が見えちゃったから、
余計にこの販促ツールは厄介ですよ。

いいですか?

世界のネット業界を見ても、
FacebookのようなSNSを通じて「モノを売る」というのを、
意図的に行って成功しているビジネスモデルというのは、
実はあんまり例がないというのが現状です。

売っている成功事例はあるにはあるんですが、
その多くはSNSの読者の質や、商材に偏りがあるケースが多く、
ほとんどが「特別な事例」と言っても過言ではありません。

そう考えると、どうやら私たちが、
「Facebookを通じて商品を販売していく」ということにチャレンジするのであれば、
従来のFacebookのあり方や、
SNSの常識を全て捨て去って、

ゼロからノウハウを築き上げていくぐらいの
覚悟が必要なんだと思います。

楽天市場がネットショップの黎明期に、
SEOではなく「メール」という飛び道具を発展させた、
「メールマガジン」の販促手法を日本独自のものに作り変えて、

ネットの世界に「集客」や「接客」の世界を構築していったのと同じように、
もう一度、いろいろな試行錯誤を繰り返して、
データを集めて、テストを繰り返して、
あらゆる販促にチャレンジして、本気でたくさんのネットショップと勉強して、
ノウハウを構築することができれば、

もしかしたら、「Facebookでモノを売る」という
世界初のソーシャルコマースの世界を、
自ら作り出せるかもしれません。

しかし、残念ながら、今現時点で、

・SNSのノウハウとデータが少なすぎる。
・SNSに時間を割いて本気で取り組んでいる人が少ない(片手間)。
・SNSに本気で投資している会社が少ない。
・多くの人がSNSの常識にとらわれ過ぎている。
・SNS専門のコンサルタントと会社のレベルが低すぎる。

などなどの理由から、
この世界はまだまだ“未知の世界”のままだし、
もしかしたら、このまま強引にでも、

ソーシャルコマースの扉をこじ開けることをしなければ
ただのコミュニティツールとして、
Facebookは終わっていくのかもしれません。

Facebookを野放しにしておくと、
人と人のコミュニケーションが活発になって、
いずれ企業の「広告」が入り込む余地がなくなり、
コマース事業にとっては大きな痛手になることは必至です。

そうなる前に、Facebookを“制圧”しておかなければ、
SEOもキーワード広告も、ネット広告も、メールマガジンも、
全ての販促ツールのコントロールが効かなくなってしまい、
いずれとんでもなく面倒になっていくのは明らかだと思います。

Facebookを敵にするのか、
それとも味方にするのか?

もしかしたら、ネット業界は
とんでもない分岐点に、立たされているのかもしれません。

編集後記

もうひとつ、今回のFacebook24時間耐久レポートで思ったことは、
世界のコマース事業の成功も、もしかしたら、
この「SNSの活用法」に全てがかかっているのではないという仮説です。

中国も、アメリカも、ベトナムも、
メルマガよりもSNSの文化の方が発展しています。

「メルマガ」を使う今の日本の販促手法は、まさに“ガラパゴス”であり、
世界のコマース事業を攻略するには、
どうしてもSNSを駆使する販促を展開しなくては、
突破口が開けないのが現状だと思います。

でも、この「メルマガ」のノウハウを、
SNSに絡めていくのであれば、
明らかに日本のネット企業に優位性があり、

それを生かすことによって、
初めて現地の企業に対して、日本のネット企業が、
互角に渡り合えるレベルになれるんだと思います。

海外でメルマガを使って売るのではなく、
はたまたSNSを使って売るのでもなく、
日本独自のメルマガのノウハウを生かして、
SNSで売っていくという新しいスタイルにすれば、
海外のネットビジネスはもっともっと面白くなっていくんだと思います。

どちらにせよ、SNS攻略には
ネット業界に今までにない、業界をぶっ壊すぐらいの、
大胆な発想の転換が必要なんだと思いますよ。

著者/竹内謙礼

記事をご覧になって下さりありがとうございます、
よかったら気軽にコメントを書き込んでくださいね!

このエントリーをはてなブックマークに追加
rss
上矢印
ページTOPへ