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なぜ、頼んでもいないのに人はアドバイスをしたがるのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先週の続きの話になりますが、

都内で一人暮らしをしている長女から、

「ネットの環境を快適にしたい」という要望を受けて、

モデムやらルーターやらの回線を、

1日がかりで取り付ける作業をしていたんですね。

 

そもそも、こういうネットワーク系の仕事が得意ではなく、

スマホで調べたり、説明書なんかを読んだりしながら、

あーでもない、こーでもないと作業をしていたんですが、

その横で娘は、

 

ベッドで寝っ転がったまま、スマホをいじって、

まったく手伝ってくれないんです。

 

呆れた表情をしていると、

視線を感じたのか、娘と目があって、

ニコリと笑って「勘違いしないでね」と話し始めました。

 

「私ね」

「うむ」

 

「自分のために人が一生懸命働いている姿を見るのが好きなの」

 

「・・・」

「なんか嬉しいじゃん」

「・・・」

「人が自分のために、忙しそうに動き回っている姿って」

「・・・」

「だからお父さん」

「なんだ」

 

「頑張って♪」

 

ふー。

やる気が出てきました。(バカ親コンサルタント)

 

そんなわけで、本日のメルマガは、

「頼まれてもいないのにアドバイスをする人の心理」

というお話をひとつ。

 

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「役に立つ」と思っているのは、自分だけ

コンサルタントのマナーとして、極力、控えたほうがいいのは、

「頼まれてもいないのにアドバイスをする」

という行為なんですね。

 

たとえば、世間話をしているだけなのに、

会話を遮って「それだったら、〇〇したらいいよ」と言ってみたり、

SNSで自分の意見を投稿しただけなのに、

「そのやり方なら、〇〇したほうがいいよ」

と勝手にコメントを書いたり、

 

アドバイスした本人は「その人のため」と思って

役に立つ情報を提供しているのかもしれませんが、

そのコメントを受けとった側は、

 

「いやいや、そのくらい知ってるし」

「この人、まったく事情が分かっていないんだなぁ」

「なにを自慢げに話しているんだろう?」

 

と、相手の知識やスキルが全く分からない状況で、

頼まれてもいないアドバイスを不用意にしてしまうのは、

相手の役に立つことよりも、

 

不快にさせてしまう確率のほうが、高かったりするんです。

 

つまり、「相手の立場」をちゃんと考えられる人は、

不用意なアドバイスは絶対にしないですし、

仮に相手のためになる情報を知っていたとしても、

頼まれない限り、その情報を相手に提供しないというのが、

人付き合いにおける、最低限のマナーだったりするところがあります。

 

いいですか?

 

「頼まれてもいないのにアドバイスをする」というのは、

実のところ、その人の「おこがましい発想」の表れだったりするんですね。

アドバイスをするという行為は、一見すると、善意の行動に見えますが、

困っているのかどうかも分からない相手に対して、

「自分の意見が役立つ」「相手はきっと知らないだろう」と勝手に思い込んで、

アドバイスをしてしまうわけですから、一歩間違えれば、

 

相手のことを見下す行為になる恐れがあるんです。

 

場合によっては、「そんなこと知っているよ!」と相手の反感を買ってしまい、

逆に相手から見下されてしまうリスクもあるわけですから、

良くも悪くも、アドバイスというのは、

相手から、あらぬ評価を受けてしまうリスクを抱えている行為であることは、

理解しておく必要があるんだと思います。

 

さてさて。

 

みなさんの周りに、頼まれてもいないのに

得意げにアドバイスをする人はいますか?

 

「相手の立場を考える」というのは、

お客や取引先の“立場”を考えるのと同じ意味になるので、

不用意にアドバイスをしてしまう人は、

心のどこかで、慢心した思いがあるんだと思います。

 

自分の持っている知識や情報なんて、

相手が「持っている」と思えるぐらいの、

謙虚が気持ちが、人付き合いには必要なんだと思いますよ。

 

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編集後記

頼まれていないのにアドバイスをする人の意見や情報で、

「なるほど」と思ったことは、

 

実のところ、一度もないんですね。

 

「お前こそ、謙虚になれよ!」

と怒られるかもしれませんが、

 

分からないことがあれば、人に聞いたり、調べたりすれば解決しますし、

相手との会話の中で、自然と答えが見つかったりするので、

日常的なコミュニケーションの流れを考えれば、

頼んでもいないアドバイスに納得するというケースは、

私に限らず、誰しも非常に少ないのではないかと思います。

 

しかも、「身勝手なアドバイス」のほとんどが、

 

・本人の思い込み

・本人の勘違い

・そもそもコミュニケーションが成立していない

 

このどれかに当てはまるので、

根本的に、身勝手なアドバイスというのは、

身勝手な人がするアドバイスなので、

役に立つはずがないというのが、実情なんだと思います。

 

しかし。

 

ここで大きな問題になってくるのは、相手の立場を考えられない人が、

相手が不愉快になっていることに、気づくわけがないという点です。

 

だからこそ、勝手にアドバイスをする人に対しては、

いちいち目くじらを立てるのではなく、仮に不愉快になったとしても、

「また何か言ってるね」ぐらいの穏やかな気持ちで、

笑って聞き流すぐらいの心の広さが、必要なんだと思いますよ。

 

自戒の意を込めてになりますけどね(笑

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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