経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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年明けに会社を辞める人が考えなくてはいけないこと

こんにちは。いろはの竹内です。

さて、クリスマスの数日前のこと。

いつも「は?」か「知らんし」しか言わない長女(大学2年)に

突然、リビングで呼び止められました。

「あのさ」

「なんだ」

「今年のクリスマスプレゼントなんだけどさ」

・・・すみません。

世の中の親御さんにお尋ねしたいことがあるんですが、

親はクリスマスプレゼントを

いつまで子どもにゆすられ続けるのでしょうか?

サンタさんがいないと分かった時点で、

もうクリスマスプレゼントはあげなくてもいいという法律が、

日本にはあったような気もするんですが。(気のせい)

 

思い返せば、娘が幼稚園ぐらいの頃は、

トイザらスの新聞折込チラシに、

自分が欲しいプレゼントにクレヨンで丸をつけて、

「サンタしゃん、お願いしましゅ!」と

手を合わせながら言っていました。

それが今ではスマホで欲しい商品を見つけて、

『おねだりボタン』とかいう訳のわからない機能を使って、

親にメールで催促してくるぐらいまでに成長しました。

ええ、こんな恐ろしいシステムを考えた輩は、

一体だれなんでしょうか?(おそらく同業者)

ということで、私は娘の交渉事に応じることはできず、

丁重にお断りすることにしました。

 

「今年のクリスマスプレゼントはナシだ」

「マジか!」

「もういいだろ」

「分かった。じゃあこうしよう」

「なんだ」

「二十歳のお祝いとクリスマスプレゼントをセットにしてみては? 」

 

・・・なんだよ、そのヴィッセル神戸が勝った日に、

楽天イーグルスも勝ったからW勝利で楽天市場のポイントが3倍的 な話は。

と、気がつけばいろいろ理由をつけられて

都内の百貨店にまで連れて行かれて、

最後のキラートークは、

 

「 友達でこんな素敵なプレンゼントをパパにもらった子はいないよ♪ 」

と、ほとんどキャバクラのねぇちゃん状態になり、

 

結局、 親バカ全開でクリスマスプレゼントを買ってあげることにしました 。

おそらく世の中の娘を持つ父親の8割ぐらいは、

クソバカなんだと思います。

そんなわけで、今年最後にお届けするメルマガは、

「今、働いている会社をバカにする人は、なぜ不幸になるのか」

というテーマで、ちょっとお話させていただければと思います。

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なぜ転職に失敗するのか?

私が中間管理職のサラリーマンをやっていた頃の話です。

ある日のこと、部下に呼び出されて

「会社を辞めたい」という旨を告げられました。

理由を尋ねると、

「会社の経営が厳しいからです」

と、当時の給与や福利厚生の悪いところを、

いろいろ聞かされました。

 

で、その部下は会社を辞めて地元の印刷会社に転職しましたが、

数年後、その印刷会社は倒産してしまいました。

でも、元の私の勤めていた会社はスタッフの頑張りのおかげで、

業績は見事にV字回復しました。

もうひとつも、私のサラリーマン時代の部下の話です。

同じように呼び出されて、

同じように「会社を辞めたい」という旨を告げられて、

理由を尋ねると、

「給料が悪いからです」

と、ストレートに言われました。

で、その部下は会社を辞めて、地元のホテルに転職しましたが、

久しぶりに街でばったりと会った時に、

業績悪化で元の職場の給与の半分ぐらいしかもらえないと嘆いてい ました。

 

さて、なぜ、この二人は、

こんな状況に追い込まれてしまったんでしょうか?

 

理由は単純で、お金を稼げない理由を、

すべて会社のせいにしていたからなんですね。

会社の経営が厳しいのは、経営者のせい。

自分の給料が悪いのは、会社のせい。

こんな感じで、常に人のせいにする人は、

 

「自分は悪くない」という意識が強いあまりに、

努力することを怠ってしまうため、

結果、成長しないことで周囲を不幸に巻き込んでいくんです。

 

いいですか?

 

そもそも中小企業の経営が厳しくなるのは、

経営者が悪いという一面はもちろんありますが、

働いている従業員も悪いという現実があるんですね。

働いている人数が少ないために、 一人一人の責任が大きくなるので、

「誰かのせい」 にした時点でビジネスが成立しなくなってしまうんです。

例えるのなら、11人でやるサッカーの試合で、

一人だけコートで寝っ転がっているようなもんです。

試合は成立するかもしれませんが、

やはり「誰かがなんとかしてくれる」的な奴が一人でもいると、

チーム全体の動きが悪くなってしまうんです。

 

このように巡り巡って「会社が悪い」「給料が悪い」 と言っている人が、

一番、会社の業績の足を引っ張っている可能性が高く、

そういう人間は人生のスタンスそのものが永遠に変わらないので、

どの会社に転職しても、同じように足を引っ張り続けるんです。

 

だから、そういう他人のせいばかりにする社員は、

とっとと会社を辞めてもらったほうがいいでしょう。

引き留めたり、後悔したりしてはいけません。

芝生で寝っ転がっている選手がいるよりも、

一人少ない10人でサッカーの試合をしたほうが

勝てる可能性がありますからね。

そして、今、会社を辞めようと思っている人も、

もう一度「会社のせい」「給料のせい」 を退職する理由にしていないか、

冷静になって考えてみましょう。

小さな会社の業績が上げられないような人間が、

次の小さな会社に転職しても、

おそらく業績をあげることはできないと思います。

 

今の会社の働く条件が悪いのは、

あなたがそれに見合った活躍をしていないだけの話であって、

それが新しい会社に移ったからって、 あなた自身が変わらなければ、

状況は何一つ好変わるはずがありませんからね。

 

さてさて。

空前の人材不足で、転職すれば給与が上がるといわれる時代です。

しかし、いつの時代も、

仕事ができる人は、小さな会社の運命を大きく変えられるし、

仕事ができない人は、 どこの会社でも役立たずのままであることは、

半永久的に変わらないんだと思います。

 

どうせ転職するのなら、会社の業績をめちゃくちゃあげて、

経営者に土下座させるぐらいの気持ちで仕事に打ち込んだほうが、

スキルも経験も身について、

次の職場ではもっともっと楽しい仕事ができると思いますよ。

 

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編集後記

さて、2017年最後のメルマガとなりましたが、

ここで2018年に早々に行われる、

竹内謙礼のセミナーをお知らせさせていただきます!

「新年から気合入れるぞ!」という人は、

ぜひぜひ、ご参加いただければと思います!

■1月11日(木)新潟IT勉強会・新春特別セミナー
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■1月17日(水)アピデ主催/ 2018年売上アップの為のビジネスヒント
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■1月18日(木)TEK主催/
第一部
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第二部
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■1月25日(木)/B-nest 静岡市産学交流センター
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■1月31日(水)/Eコマース向け
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■1月2日(金)富山県新世紀産業機構中小企業支援センター主催
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■2月9日(金)大阪商工会議所主催
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こりゃセミナー資料を作るだけで、

年末年始の休暇は消滅だなぁ・・・。

ということで、みなさん、良いお年を!

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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