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売上が落ちても「平気な人」の心理学

こんにちは。いろはの竹内です。

夏に入る前ぐらいの頃のお話です。

 

小学校の教員の次女に、

「大事なお願いがあるんだけど」

と真剣な顔で言われて、

なんだなんだと思って、話を聞くことにしたんですね。

 

「実は今日、学校でプール掃除をしたんだけど」

「ふむふむ」

「そしたらヤゴがたくさん取れてね」

「ほー、トンボの子ね」

「それでお願いがあるんだけど」

 

おやおや、ヤゴのお世話ですか。

まぁ、こういう飼育ものは、小さい頃から私も好きでしたからね。

 

ようやく、教員の父親としての出番がやってきた感じです。

「で、そのヤゴのね」

「うん」

 

「餌のイトミミズの世話をして欲しいんだ」

 

「・・・」

「ブクブクがないと死んじゃうんだよ」

「・・・」

「だからイトミミズの面倒を見て欲しいんだ」

「・・・」

「これはお父さんにしかできない仕事なんだよ!」

 

なんでしょうかね。

このレベルの低い感のあるお仕事は。

 

53歳にもなって、ヤゴのお世話もさせてもらえず、

与えられたのが、イトミミズの飼育係ですか。

 

竹内、この夏、大役を仰せつかりました♪(パパミミズ)

 

ということで、

結局は「乾燥のイトミミズでよくね?」という話になって、

その大役すら外されてしまいましたが、

そんなこんなで、本日のメルマガのネタは、

 

「悔しい」という感情を持つことの大切さ。

と言うお話しをひとつ。

 

 

「悔しい」を持つ勇気

商売人は「悔しい」という感情が持てなくなったら、

その時点で、お金儲けのスキルが成長しなくなってしまうんですね。

 

「俺って、このままじゃ駄目だよなぁ」

「俺って、なんかイケてないよねぇ」

「俺って、ぜんぜん年収低いよねぇ」

 

こんな感じで「悔しい」という感情を持つことで、

「なんとかしよう」という改善意識が生まれて、

それで努力して、勉強して、工夫して、成長していくのが、

商売人がスキルアップしていく、唯一の方法だったりするところがあります。

 

一方、「悔しい」という感情を持たない商売人は、

感情的に揺り動かされるものがないので、

モチベーションを上げることが、非常に難しかったりするんですね。

 

「今日の仕事はこのへんでいいや」

「まぁ今月はこんな感じでいいか」

「この作業はやりたくないから、もう二度としない」

 

などなど、自分の基準でしか仕事をしなくなるので、

土壇場の「もうひと踏ん張り」が効かなくなってしまい、

仕事全体の詰めが甘くなって、

思うようにお金が稼げなくなってしまうのです。

 

いいですか?

 

実は「悔しい」という感情を持たない商売人は、

その昔は「悔しい」という感情を持っていたんですが、

途中から「悔しい」を感じることが辛くなってしまい、

最終的に「悔しい」の感情から

 

逃げる生活をするようになってしまったんですね。

 

「負けるのが辛い」

「努力しても結果が出ないのが辛い」

「人と比べるのが辛い」

 

と「悔しい」を感じることに耐えられなくなってしまい、

傷つかないように生きるために見つけたのが、

 

「俺はこのままでいいや」

 

という、まるで自分の世界観を持っているようなふりをして、

「悔しい」から無意識に逃げる商売人になってしまったのです。

 

しかし、商売人は「悔しい」を捨ててしまうと、

どうしても、自己成長が止まってしまうので、

仕事がどんどん波に乗れなくなってしまいます。

 

サラリーマンであれば「悔しい」を捨ててしまっても、

定期的にお給料が入ってくるから、死ぬことはありません。

しかし、自営業の商売人の場合、「悔しい」という感情を捨ててしまうと、

モチベーションの維持が難しくなってしまうので、

売上が落ちても、何も手を打てなくなってしまうのです。

 

さてさて。

 

みなさんは、自分の仕事に「悔しい」という感情を持っていますか?

 

仕事がうまくいかない「悔しさ」

ライバルに負けたときの「悔しさ」

目標の売上を超えられなかったときの「悔しさ」

 

人それぞれに仕事の「悔しさ」は必ずあると思います。

 

「悔しい」と思うことは、心情的に辛いことでもあるのですが、

商売人がが成長する上でどうしても必要不可欠な感情でもありますので、

その思いを大切に胸に秘めて、無理しない範囲で、

仕事に精進していくことが大切なんだと思います。

 

結局のところ、商売人は「悔しい」というガソリンを燃やし続けなければ、

生きていけない不器用な人種ですからね。

そういう精神的に負担のかかる感情とは、

 

永遠に付き合っていくしかないんだと思いますよ。

 

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編集後記

おそらく歳を取ると、どんどん「悔しい」という感情が薄れていって、

商売への気力自体がなくなっていくのではないかと思っています。

 

生きる上で、お金もそんなにいらなくなって、

世の中の流れにもついていけなくなって、

頭の回転も、体力も、すべてがゆっくりになっていくと、

 

「悔しい」という感情よりも先に、

「しょうがない」という諦めの感情の方が強くなってしまい、

少しずつ、「現状維持」のビジネスになっていくんだと思います。

 

しかし、「悔しい」という思いがなくなって、

自己成長も止まってしまった人間が、

商売の「現状維持」なんてできるわけでもなく、

やっぱり、心にブレーキをかけてしまった人の会社は

勢いよく、転げ落ちて行く流れになるんだと思います。

 

だから、商売人はどんなに歳を取っても、

死ぬ直前まで「悔しい」という思いを持ち続けることが、

長くお金儲けができる、秘訣になるのではないでしょうか。

 

商売人は、歳を取っても商売人だし、

一方で、歳を取ってもいないのに

「悔しい」という感情がなくなってしまう人は、

 

やっぱり商売人には、あまり向いていないのかもしれませんね。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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