経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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経営者にとって本は読むものであって書くものではない

こんにちは。いろはの竹内です。

セミナーや講演会の前後の時間というのは、

参加者の方に声をかけられる時間でもあるんですね。

「おー! 竹内さん! 久しぶり!」

「あらあら、ちょっと太った?」

「どうよ、最近の調子は?」

こんな感じで親しみを込めて話しかけられるんですが、

本当に申し訳ないんですが、

半分ぐらいの人の顔は覚えていなかったりするんですね。

さすがに個別コンサルティングをしていたり、

日経MJで取材をしていたりする方はお顔を覚えているんですが、

名刺交換や懇親会で少しお話したぐらいの関係だと、

どうしても教習所の先生と生徒ぐらいの関係にしかならず、

会ってもまったく覚えていなかったりするんです。

でも、相手の方には申し訳ない気持ちもあって、

私はすぐに、

「あーっ、ご無沙汰してます!」

と挨拶するのを決まり文句にしています。

そして、

「えーっと、いつ以来でしたっけ?」

と話を振って、少しずつヒントをもらいながら

思い出していくようにしています。

で、先日もセミナーがあって、

「おーっ、竹内さん!」

って声をかけられたので、

「あーっ、ご無沙汰してます!」

と答えたら、

「・・・昨日のセミナーでも会いましたよ」

と予想外の回答が返ってきてしまいました。

聞くによると、その方、名古屋と東京で2日間連続で、

僕のセミナーを聴きに来てくれた方で、

前日も「おーっ、ご無沙汰!」って僕は言っていたそうです。

ふーっ。

マジで申し訳ない。

さらに薄っぺらなコンサルタントで申し訳ない。

今後はこんな失礼がないよう、

脳みそに直接メモしておきますね♪(覚える気なし)

ということで、本日のメルマガは、

「本を出した社長は、なぜ経営にコケるのか」

という話をひとつ。

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本は経営者を勘違いさせる

誰もが認める大成功を収めた経営者が、

自分の体験談で本を出すのはまだ分かるんです。

でも、たいした成功も収めていない経営者が本を出すと、

「マジで大丈夫か?」

と思ってしまうんですね。

私自身、本を出すことを生業としているので分かるんですが、

とにかく「本を書く」という作業にはパワーがいるんです。

そのパワーをかけながら、会社を経営するとなると、どうしても

「本業の手を抜いてるんじゃね?」

って疑ってしまうんですね。

さらに、本を出すメリットが

経営者にまったくないことも問題です。

印税がたくさん入るわけではないし、

本を一冊出したからといって、知名度が上がるわけでもないし、

よく「本は企業の宣伝とリクルートだよ」っていう経営者もいます が、

書店やアマゾンに本が並んだぐらいで、

会社の宣伝や人材採用にプラスになるとは到底思えないんです。

つまり、本を出す経営者に対しては、おそらく多くの人が、

・おまえ、本を出すほどヒマじゃねーだろ。

・おまえ、本を出してもメリットねーだろ。

と、この2つの理由が見え見えになってしまうから、

ここ数年、成長途中の経営者が本を出すことに対して、

僕自身もネガティブな見方しかできなくなっているところがありま す。

いいですか?

経営者が本を出すデメリットは、まだまだあります。

まず、本を書くことによって考えが固着してしまう点です。

何度も書き直して、何度も読み直していくうちに、

「この考えは正しいんだ」と自分が思い込んでしまうんです。

そうなると、外部の意見を取り入れにくくなったり、

視野が狭まったり、さまざまな弊害を生み出します。

“本を出した”という肩書がついたことで、

経営者におかしなプライドを植え付けてしまうんです。

また、本を出版したことによって、

経営において自己承認欲求が最優先になってしまう点も、

本を出す大きな弊害と言えます。

「すごいね」

「素晴らしいね」

「かっこいいね」

と周囲に言われることで、自分の肩書に勘違いを起してしまい、

経営よりも、取引先や従業員、友達や親に対して、

「自分をもっと良く見せよう」

というところに力を入れるようになってしまうんです。

経営よりも、セミナーや講演会に注力してしまったり、

経営よりも、懇親会や勉強会に出ることに時間を割いてしまったり 、

最終的には、

「俺、しゃべるの好きだし、モノ売っても儲からないから、

コンサルタントにでもなろうかな」

みたいな幼稚な結論に行きついたりしてしまうんです。

経営者あがりのコンサルタントに仕事ができない人が多いのは、

こういう行き当たりばったりの考えだからなんだと思います。

自己愛の結果でコンサルタントになっているだけなので、

クライアントのことよりも、自分のことを最優先してしまうんです 。

さてさて。

みなさんの会社の社長さんは、

最近、忙しそうに本とか書いたりしていませんか?

そういう人は、会社経営に飽き始めている社長さんなので、

ちょっと警戒したほうがいいと思いますよ。

ビジネス書を16年かけて、51冊書いてきた僕が思うことは、

本というのは、自分の魂を全部吐き出してしまう作業なので、

知識も、情報も、人脈も、運も、

夢も、希望も、ノウハウも、熱意も、

全部活字にして世にばら撒いてしまうので、

商売の神様に見捨てられてしまうんです。

1冊とか2冊しか本を出していない経営者やコンサルタントが、

みんな商売に失敗していくのはそのためです。

商売の神様に見捨てられたくなかったら、

魂を吐き続けて、そして吸い取り続けて、

僕みたいに永遠に本を出し続ける地獄の生活をしなければ

商売の神様に許してもらえる道はないんだと思いますよ。

久しぶりの北陸!【富山県で講演会&勉強会】
2月22日 13:30~17:30
「ネットショップ運営の
初歩的なミスをなくして売上を伸ばす4つの施策」
https://www.tonio.or.jp/semi/20190222-j/

 

編集後記

先日からテスト的にnoteにブログを書き始めました。

https://note.mu/kenrei

まだ2つしか記事は書いていませんが、

「本気で月3万稼せげるおすすめ副業5つ」
https://note.mu/kenrei/n/n4854a8fe97d3

「販促系のコンサルタントが連れていく店はマズイ店が多いって話 」
https://note.mu/kenrei/n/n0d5f833b2654

ちょっと今までのコラムとは違って、

好き勝手にいろいろ書かせてもらっています。

本当だったら、ノウハウ一辺倒ではなく、

こんな感じの自分のキャラクターを全面に出した

週刊誌的なコラムを書いてみたいんですよねぇ・・・。

というわけで、肩に力を入れずに

楽しく読める内容になっていると思います!

もし、内容が面白ければ、

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ポチッですよ、ぽちっっっ!!!!

【開催迫る!】ネットショップの2019年度攻略もお話しします !
2019年の予測セミナー 大阪商工会議所
2月1日(金)14:00~16:00
http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201811/D41190201013.html

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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