こんにちは。いろはの竹内です。
先日、嫁から、
「教師びんびん物語の曲が耳から離れない」
という唐突過ぎる悩みを打ち明けられたんですね。
ええ、少しおかしいんですよ、うちの嫁。
「いつから?」
「ここ数日」
「なぜ今さらびんびん物語なんだ?」
「わかんない」
そこまで暇ではないんですよ、私。
でも、こういう時に無碍な扱いをすると、
話がややこしくなるケースが多いので、
膝を突き合わせて、真面目に相談に乗ることにしました。
「他に症状は?」
「こうやって目を閉じるとね」
「うむ」
「トシちゃんがダンスしているの」
ふーっ。
娘たちが家を出て行ってから2年。
夫婦二人で過ごす時間も長くなりましたが、
誰か14日間ぐらい彼女を隔離してくれないでしょうか(第四波)
ということで。
本日のメルマガは、
「うざい」の理由についてひとつ。
実は「うざい」と感じるのは、とある原因があるんです。
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「格上」と「格下」
「うざい」と思ってしまう心理は、
基本的に自分よりも“格下”と思われる相手から、
アドバイスを受けるケースが多いんですね。
例えば、父親からのアドバイスを、
娘が「うざい」と感じてしまうのは、
父親という自分にとっての「格下」(
小言を言われてしまうために、
「うざい」という心理が働いてしまうからなんです。
これがもし、その娘さんが
ファンである嵐の櫻井君から小言を言われた場合、
相手が“格上”になるので、同じアドバイスでも、
目を輝かしながら「はい!」と従うと思います。
つまり、自分よりも「格下」と思われている相手から、
上目目線でアドバイスや指摘を受けた時に、
人は「うざい」と思ってしまい、
対人関係にストレスを抱える状態になってしまうのです。
いいですか?
相手にアドバイスや指摘をする場合は、
話す内容よりも、自分にとって相手が「格上」なのか、
それとも「格下」なのか、
そこのポジションを確認してから話す必要があります。
「格上」に何かアドバイスする場合は、
言葉や内容を慎重に考えなくてはいけないし、
逆に相手が「格下」の場合は、気にせず思いきったアドバイスを、
ビシバシとしていく必要があります。
しかし、ここで面倒なのが、
「格上」と「格下」が微妙な立場の時です。
例えば、
高校の頃の同級生だったり、
同業者で先輩だけど、会社の規模が小さかったり、
仕事ができないけど、上司だったり、
こういう金銭の関係が働かない、
曖昧なケースのポジション同士の会話は、
発言内容によっては「うざい」という心理が働きやすく、
問題をこじらせやすいことが多いのです。
だから、お互いが微妙な立場の場合は、
アドバイスはしない。
アドバイスは真に受けない。
と、割り切ることが大切です。
どんなにいいアドバイスでも、
自分が相手のことを「うざい」と思ってしまったら、
聞く耳は持たないと思いますし、
相手が同レベルのポジションの場合は、
ためになるようなアドバイスが出てこない可能性のほうが高いので
余計なことに口を挟んでイラついたり、
不愉快なことを言われて気分を害したりすることは、
自分の貴重な時間の無駄遣いにしかなりません。
だから、対人関係で悩むときは、
言われたことに傷つくのではなく、
相手の「格」を起点にして、冷静に状況を考えて、
「相手が格下だからしょうがない」
「相手が格上だからアドバイスを聞こう」
と割り切ることが、
嫌なことがスッと忘れられるコツなんだと思いますよ。
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編集後記
対人関係の問題で、
「あいつはなんてことを言うんだ!」と、
腹が立つことがあると思います。
だけど、よくよく考えてみると、
同じ言葉を「格上」の相手に言われていたら、
そこまで腹の立つ言動ではないケースの方が多いと思うんですね。
つまり、話した内容にイラついているのではなく、
自分が「格下」だと思っている相手から言われた言葉だから、
イラついているだけの話であって、
実は大事なのは「何を言われたか」ではなく、
「誰に言われたか」なんです。
「うざい人」というのは、
基本的に「格上」と「格下」のセンサーが壊れている人なので、
空気を読まずに、おかしなことを言ってしまうため、
日頃から仕事や対人関係でトラブルを起こしやすい傾向にあります
個人的な偏見も含めて言わせてもらえれば、
年配者になればなるほど、「うざい人」が増えていくのは、
歳を重ねたことで、自分が常に「格上」だと勘違いしてしまい、
仕事ができる年下の人に対して、
無知をさらけ出すようなアドバイスをしてしまって、
「うざい」と思われてしまうことが要因なんだと思います。
だからこそ、歳を重ねれば重ねるほど、
「格下・格上」
それも踏まえた上で年配者は丁寧にコミュニケーションを
年下の人に取っていく必要があるんだと思いますよ。
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