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デジタルに強い経営者は、なぜ経営が下手なのか?

こんにちは、いろはの竹内です。

 

先日、九州の出張の際に

いつも立ち寄る豚骨ラーメン屋さんに行ったんですね。

記憶をたどれば、その地を訪れたのは2年ぶり。

店の前に行列ができるほどの人気店だったんですが、

その日の店内はガラガラ。

 

なんと、お客さんは私一人しかいませんでした。

 

やはり、新型コロナウイルスの騒動は、

地方都市の飲食店にまで及んでいたんですね……。

 

心の痛んだ私は、帰り際、

店長さんに「大変ですね」と声をかけました。

「いやー、ここんとこ、ずっとこんな感じですよ」

「そうなんですね」

 

「近所に新しいラーメン屋ができちゃってね」

 

「……」

「人気店が、この交差点の向こうに支店を出したんですよ」

「……」

「ランチの客は全部持っていかれっちゃって」

「……」

「いやー、商売あがったりですわ」

 

ふーっ。

今度、出張で来た時は、

 

新しいお店に行こうと思います♪(←裏切者)

 

ということで、本日のメルマガは、

 

モール系のネットショップ運営が得意な会社は、

なぜ、経営が苦手になってしまうのか?

 

という話をひとつ。

まぁモール系に限ったわけではなく、

簡単に稼げる会社は、どうしても「苦手」なことができちゃうんですよね。

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デジタルマーケティングに強い会社の弱点

モール系のネットショップ運営と、一般的な商売の違いは、

「結果が出やすい」という点だと思うんですね。

広告を買ったり、ポイントをつけたり、

セールをしたり、値引きをすれば、

モール系のネットショップはポーンと売上を作ることができるので

短期スパンで結果を出せるメリットがあります。

一方、一般的なビジネスの場合、

新規顧客の獲得、優良顧客の育成、販促企画の展開等、

結果が出るまで非常に時間がかかってしまいます。

自社サイト系のネットビジネスであれば、

SEO、リスティング広告、SNSなど、

複雑な運用方法をマスターするのに時間がかかりますし、

実店舗のビジネスも、折込チラシ、ダイレクトメール等、

手間と時間のかかる販促を強いられることになります。

 

つまり、モール系のネットショップに比べて、一般的なビジネスは、

結果が出るのに4~5年かかったりするので、

 

「本当にこのやり方でいいのか?」

 

と自問自答しながら、日々、不安と恐怖に襲われて、

その葛藤を長期間に渡って耐え抜くだけの、

強いメンタルが必要になってくるんです。

 

いいですか?

 

会社経営で一番大切なことは、

長期的な視野に立って物事を考えることなんですね。

 

つまり、最初の1~2年は結果の出ない地獄のような日々を過ごしますが、

そこから少しずつ結果が出始めて、

4~5年後ぐらいにようやく花開くようなビジネスが、

会社経営に必要な「長期的な視点」だったりするわけです。

しかし、モール系のネットショップような

短期間で結果が出てしまうビジネスに慣れてしまうと、

「1~2年は結果が出ない」という苦痛に

耐えることができなくなってしまいます。

なぜならば“打てば響く”という商売に慣れてしまっているので、

自社サイトや実店舗のビジネスのように、

「いつ結果が出るか分からない」という商売とは、

どうしても考え方やメンタルの相性が悪くなってしまうんです。

 

でも、よくよく冷静になって考えてみてください。

 

これだけデジタルマーケティングが熟成してしまうと、

企業同士のノウハウと情報の差はほとんどなくなっているのが現状です。

特にモール系のネットショップの場合、打つ手が非常に限られているので、

競合のネットショップ同士の差がほとんどありません。

 

では、これから差をつけていくためには、何が必要なのか?

 

おそらく、組織作りやビジネスモデル、採用や人材の育成など、

 

5年~10年かけて取り組まなくてはいけない、

会社の本質的な部分の“差”なんだと思います。

 

しかし、「新規ビジネスをやろう」といっても、

1年で結果が出るわけありませんし、

「会社の組織を変えよう」といっても、

2~3年で結果が出るわけありません。

 

つまり、会社の根底部分を変えるというのは、

どうしてもトライ・アンド・エラーに時間がかかってしまうので、

経営者に「耐える」というメンタルが相当強くなければ、

乗り越えられることができない試練だったりするんです。

 

でも、短期で結果を出すことに慣れた経営者は、

5年~10年という長い時間を待つことができません。

その結果、会社の理念や方向性をしっかり固めた企業や、

長期戦に耐えられる大資本の企業との競争に負けてしまって、

モール系のビジネスに慣れしている、小さなネットショップは、

どんどん新興企業に市場を奪われてしまっているんだと思います。

 

さてさて。

 

今回はたまたま分かりやすく説明するために、

モール系のネットショップを例に出して解説しましたが、

売上が簡単に作れるビジネスになればなるほど、

経営者のメンタルというのは弱くなってしまうところがあります。

 

モール系のネットショップ運営から抜けられなくなってしまう経営者というのは、

モールの商売がオイシイから抜けられないのではなく、

モール以外の新しいビジネスにチャレンジして、

結果が出ない厳しい期間を乗り越えるだけの、

強いメンタルがなくなっているのが、根本の要因なのかもしれません。

商売というのは「辛いこと」が先にきて、

それを乗り越えた後に「嬉しいこと」が来るのが本当の順序ですからね。

先に「嬉しいこと」がやってくる商売をしていたら、

大抵、あとになって「辛いこと」が起きて耐えられなくなるのは、

 

当たり前といえば、当たり前のことなんだと思いますよ。

 

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編集後記

新型コロナウイルス騒動後、

セミナーがことごとくキャンセルになってしまったんですが、

先日、唯一、少人数制という条件付で、

半月ぶりにセミナーをやらせていただきました。

いやー、正直、泣きそうになってしまいましたよ。

みんなの前で話すことが、

こんなに素晴らしい仕事だったんだということを再確認して、

「本当にみなさん、聴いてくれてありがとう!」

と、感謝の気持ちで目が潤んでしまいました。

もちろん、今までもセミナーや講演会で

手を抜いたことなんて一度もありませんが、

改めて、もっともっとみなさんの役に立つ、

楽しんでもらえるトークができればいいなと、

心に強く誓った次第です。

新型コロナウイルスが与える影響は大きいかもしれませんが、

この騒動をきっかけに、

自分の仕事の素晴らしさや、

お客様と接する楽しさを再確認する人は、

たくさん出てくるんじゃないかと思います。

まだまだ巣ごもりは長く続くと思いますが、

明るい未来を描きながら、もう少し辛抱して、

みんなでこの苦難を一緒に乗り越えられればと思います!

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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