経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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何歳まで働けば幸せなのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

年明けに時間ができたので、

久しぶりに実家の父(83歳)に会いに行ったんですね。

 

「おーっ! 仕事、頑張っているか!」

いつも私のことを気にかけてくれる父親です。

 

自分も親になって気づくことですが、

子供のことは何歳になっても、気がかりですよね。

 

「そういえば、この間、お前の本を見たぞ!」

 

あらあら、相変わらず親バカです(笑

50冊以上も本を出しているんですから、

書店や図書館で見かけるのは当たり前です。

 

でも、父は興奮しながら話しているので、

とりあえず、その続きを聞いてみることにしました。

「どこで見たんだよ」

 

「ゴミ置き場」

 

「・・・」

「資源ゴミの日に」

「・・・」

「お前の本が一番上に縛られてた」

「・・・」

「この近所で、お前の本を読んでいる人がいるらしい」

「・・・」

 

「だから、抜き取っておいたぞ」

 

抜き取るなー!(親バカなんで)

 

と、SDGs的な父親の話は置いておいて。

 

本日のメルマガは、

珍しく「老後」についてのお話です。

みなさんは、何歳まで働きますか?

 

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何歳から「老後」なのか?

私は今年で「52歳」なんですが、

最近、「何歳まで働くのか?」を真剣に考えたりしています。

 

以前は「65歳」と考えていたんですが、

自営業なので定年がありませんから、

世間が望むなら、働くだけ働こうと思い、

今は定年を「70歳」に設定して考えたりしています。

 

でも、70歳って、なかなかの高齢ですよね。

 

クルマやバイクに乗るのも難しくなるし、

健康だってちゃんと維持できなくなるかもしれません。

何より70歳でSEOだのSNSだの高度なネットビジネスの流れに、

ちゃんとついていけるのかどうか、能力的に不安なところがあったりします。

 

では、もう少し早く60歳で定年したほうがいいでしょうか?

 

今から8年後です。

 

その年齢でリタイアし、近所の貸農園で畑を耕したり、

妻と旅行に行ったり、好きな映画を見たり、

自由な時間を過ごすのも、老後の生活として悪くないと思います。

 

しかし、本当に60歳でリタイアしてもいいでしょうか?

 

 

私の場合、廃業するということは、

コンサルタントも辞めることになるし、本も書かなくなるし、

セミナーもやらなくなってしまいます。

 

サラリーマンの再雇用とは違い、

経営者のリタイアは、積み重ねてきたスキルや人脈を

全て消滅させることになります。

 

ビジネス上で付き合ってきた人たちがほとんどなので、

ビジネスを止めてしまったら、話が合わなくなるし、

会ってもつまらなくなるから、自然と距離は置くようになりますよね。

 

「だったら、プライベートの友達と遊べばいいじゃないか」

 

ええ、私もそう思いましたよ。

でも、よくよく考えてみたら、そんな都合のいい友達が、

 

誰もいないことに、今更ながら気が付きました。

 

今住んでいるところは、私の出身地ではありませんし、

学生の頃の友達とは疎遠になっています。

近所には仲の良いお父さん仲間もいますが、

その人たちと残りの人生を謳歌できるほど、

価値観や考え方が近いわけではありません。

 

つまり、私のように、仕事にすべてを突っ込んできた人は、

仕事を辞めたとたんに、すべてがリセットされてしまい、

「老後」になった途端に、今まで体験したことない

 

「孤独」を味わう仕組みになっているのです。

 

いいですか?

 

ビジネスの場合、期限が決められて、それに向かって走り続けるので、

ある程度、計画通りに動くことが可能だったりします。

 

仮にその計画が終了したとしても、

会社には「人」と「モノ」と「お金」が残りますから、

そこから再起動することは、思いのほか難しいことではなかったりします。

 

しかし、老後は「いつ死ぬか?」が分からなので、

そもそもの期限と約束事が決めにくくなります。

 

ビジネスと違い、老後になった途端に多くのものを失うので、

立て直すことが、ビジネスよりも難しくなります。

 

だから、ある程度、老後の資金を計算しながら、

「自分は何歳まで働くのか?」

というルールを事前に決めて、その目標に向けて、

人生プランを具体的に考えていく必要があります。

 

「老後になったら、嫁さんと旅行に行こう」

「老後になったら、田舎暮らしをしよう」

 

こんな抽象的な「老後」をイメージしていると、

夢は叶えることはできたとしても、

その「周り」の人間関係や環境が構築されていないので、

結局、ハリボテのような、味気ない老後を味わうことになってしまいます。

 

さてさて。

 

みなさんは、自分の老後をしっかりイメージできていますか?

 

今までの人生の人間関係や環境を築きあげるために、

これまで20~30年の歳月をかけてきたわけですから、

70歳以降の老後の人間関係や環境を築き上げるためには、

同じぐらいの期間を要することを覚悟する必要があります。

 

そこから逆算すると、

40歳ぐらいから老後の「ポジショニング」の構築に向けて動き出さなければ、

間に合わない可能性があるかもしれません。

 

老後のお金も大切ですが、それ以上に、

自分の老後に、どのような人たちが周りにいて、

どのようにことに、どのように関わっていくのか、

それらの「ポジショニング」について、

若いうちから真剣に考えておく必要はあるんだと思いますよ。

 

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編集後記

冒頭でも紹介した私の父は、

15年ぐらい前に事業に失敗したものの、

今は駅の自転車置き場で老人仲間と楽しそうに働いて、

カラオケや旅行などをしながら、自由な日々を過ごしています。

 

昼間は好きな本を読むために図書館に行き、

近所の町内会の活動にも積極的に参加して、

歯も83歳で24本あって、1日5000歩ぐらいウォーキングしています。

 

決して裕福な老後の生活ではありませんが、

充実した日々を過ごしている父親を見て、

ああいう人生の後半戦も、悪くないなぁと思ったりしています。

 

もちろん、父親は計画通りに今の老後になったわけでもなく、

それを陰で支える母の存在と、自分自身の健康があるからこそ、

今の生活がうまくいっているところは大いにあると思います。

 

しかし、個人的には、事業に失敗したのが60代後半で、

そこからすべてをリセットして、

早めに地元で仕事を始め、地域の友達関係を新たに構築し、

うまく老後のポジショニングを作ったことが、

充実した日々を過ごせる要因になったのではないかと思っています

 

若いうちは売上を伸ばしたり、年収を増やしたりすることが大切ですが、

それよりも「日々楽しく過ごす」「充実した日々を過ごす」というのが、

どれだけ難しいことなのか分かっているぶん、

「お金」以外の老後について、

 

ビジネスと同じぐらい真剣に考える必要があるんだと思います。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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