経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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本気になって「諦める」ことの大切さ

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、長女が

「最近、自分がお母さんと似てきているのが怖い」

と、深刻な表情で相談してきたんですね。

 

娘が妻が似てくるのは、親子として当然の流れです。

 

しかし、これまで娘が妻に似ているとは1ミリも感じたことはなく、

何を恐れているのか、さっぱり分かりません。

 

「マジでお母さんと似てきてんだよ」

「どこが?」

 

「ふざけているところ」

 

「・・・」

「生き方とか、考え方とか、ふるまいとか」

「・・・」

「お母さん、ふざけてんじゃん」

「・・・まぁな」

「私も最近、自分がふざけて生きていることが分かってさ」

「・・・」

 

「どうすればいい?」

 

知らんがな。

 

やれやれ。

 

遺伝とは恐ろしいものです(おふざけ遺伝子)

 

ということで、本日のメルマガは、

「やればできた」

と思い込むことも、大事だってお話です。

 

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やっていないのに「やればできた」という人

以前まで、「やればできた」というのは、

仕事ができない人が口にする言葉だと思っていたんですね。

 

行動にも移していないのに、

「もし、本気で〇〇をやっていたら、俺は成功していた」

というのは、自意識過剰な発言であって、

まったく根拠のない、空想話だったりするんです。

 

たとえば、

「本気で勉強すれば、〇〇大学に受かった」

「時間をかければ、私にも〇〇はできた」

「お金さえあれば、〇〇で俺は成功した」

などなど、世の中には、「やればできた」ということを、

やってもいないのに口にする人が、

ある一定数、いたりするものなんです。

 

しかし、最近は、この「やればできた」というのは、

今後、ビジネスをやっていく上で、

必要な考え方ではないかと思っています。

 

SNSがあり、動画があり、LINEがあり、

次から次へと新しいマーケティングが出てくると、

すべてを「やる」ことは、物理的に不可能になってきます。

 

さらに、最近のネット関連のマーケティングは、

手間と時間がかかるわりには、即効性が乏しいものばかりで、

人と時間とお金の投資が、従来の販促よりも必要になってきます。

 

つまり、人手不足で、利益の薄い小さな会社が、

成果が出るまで長期間に渡って、

新しい売り方に投資を続けることは難しく、

実質、「やる」ことができたとしても、

「やりきる」ことができる企業は、

ごくごくわずかしかいないのが、現状だったりするんです。

 

いいですか?

 

これだけ新しい売り方が増えて、

人手不足と人件費の高騰で、やることが限られてしまうと、

小さな会社はどこかで、

 

「やればできた」と割り切りを持つ必要があると思うんですね。

 

「YouTubeを本気でやっていれば、もっと登録者数を増やすことができた」

「駅前に大きな店舗を出店していれば、成功していた」

「ネット広告に投資していれば、さらに売り上げが伸びた」

 

このように、やっていないことでも、

「自分が本気でやっていたら、どうなっていたか?」

という想像を膨らませて、最終的に実践に移す前に、

 

「撤退」する気持ちになるぐらい、細かいシミュレーションすることが、

これからのビジネスには大切なんだと思います。

 

一方、その想像力をまったく膨らませずに、

 

やみくもにSNSを始めてみたり、

チャットGPTにキャッチコピーを作らせてみたり、

訳も分からず楽天に出店してみたり、

 

そういう「やってみないと分からない」と言って、

「やるための準備」をまったくしないような人は、

「やればできた」といって、想像力を膨らませる人よりも、

 

もしかしたら、経営のセンスがないのかもしれません。

 

さてさて。

 

みなさんは、「やってみないと分からない」派でしょうか?

それとも「やる前に諦める」派でしょうか?

 

今はネットマーケティングが非常に複雑な時代なので、

「やってみないと分からない」といって闇雲に実践するぐらいだったら、

その前に自分が「諦める」一歩手前まで、徹底的にシミュレーションをして、

完璧な準備期間を設ける必要があるんだと思います。

 

みなさんが思っているほど、

いい加減な準備と、いい加減な体制で、

今はモノが売れる時代ではないことは、

理解しておく必要があるんだと思いますよ。

 

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編集後記

「マーケティング」という偉そうな言葉を使っても、

行き着くところ、自分の好きな売り方なのか、それとも嫌いな売り方なのか、

そういうシンプルな言葉で、

ビジネスは簡単に片付けられてしまうところがあるんですね。

 

極論を言えば、SNSや動画が最新のマーケティングだからといっても、

実際にやってみたら、好きな売り方でなければ、

早々に撤退してもいいと思うんです。

 

古いマーケティングの手法でも、SEOが好きだったり、

楽天でネットショップを運営することが好きだったり、

商店街にお店を出すことが好きだったら、

 

新しいとか、古いとか、そういうことは一切関係なく、

自分の好きなことを貫いたほうが、

実は良い結果が生まれやすかったりするのが、

マーケティングの現状だったりします。

 

小さな会社は予算も人もお金もないわけですから、

「やれること」や「できること」は限られているので、

嫌いな新しいマーケティングをやるぐらいだったら、

古くても好きなマーケティングをやったほうが、

継続性をもって取り組むことができて、

今よりもブラッシュアップされて、

成長する可能性が高いのではないかと思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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