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「とりあえずやってみよう」が100%失敗する理由

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、セミナー終了後に主催者から取材を受けて、

その内容がサイトに掲載されるということで、

「内容に間違いがないかご確認下さい」というメールが届いたんですね。

 

原稿を確認したところ、とてもよくまとまっていたんですが、

1点だけ、大きな間違いがあることを発見してしまいました。

 

それは、

 

私の顔写真の「ほうれい線」が多いことです。

 

これは何かの間違いですね。

私がこんなに老け顔なわけありません。

 

ふーっ、早めに気づいてよかったです♪

 

ということで、早速、主催者に連絡を入れることにしました。

 

「間違いがあったので修正してもらいたいんですが」

「これは申し訳ありません!」

「僕の顔写真なんだけど」

「・・・はい?」

「ほうれい線、こんなに多くないはずなんだけど」

「は?」

「本物はもっと若々しいと思うんだよね」

「・・・」

「どうだろう?」

「・・・」

「なんとかお願いできないでしょうか」

 

「・・・少々お待ちください」

 

数日後、主催者から「やるだけやってみました」という連絡があり、

サイトを覗いてみると、こんな顔写真になっていました。

 

※最後の真正面の写真
https://www.ebs-net.or.jp/interview/in160/

 

肌ツヤがまったく違いますね!

ええ、心なしか知的な感じもします!

 

本業は歯科医師って顔つきですよね(矯正専門♪)

 

ということで、本日のメルマガは、

「『とりあえずやってみる』ほど無駄なことはない」

という話をひとつ。

 

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「とりあえず」は100%成功しない。

大前提として「とりあえずやってみること」で、

売上につながることってないんですね。

 

とりあえず「無料のサービスを利用する」とか。

とりあえず「登録する」とか。

 

そういう時間的にも予算的にもまったくリスクがない、

「とりあえず」のことは、レバレッジをかけるモノが何もないので、

結局、努力も危機感もないので、なんの成果もあげることはできないんですね。

 

たとえば、売れないネットのショッピングモールがあった場合、

キャンペーンとして「最初の半年間は無料ですよ」みたいなのがあって、

その言葉に釣られて「無料なら、とりあえず出店しておくか」で店を出す人は、

 

基本、自己の判断基準が乏しい経営者が多かったりします。

 

こういうことにホイホイと手を出してしまう人は、

「どうせ損することはないんだから」という緩い気持ちと、

「うまくいけば儲かるかもしれない」というスケベ心と、

「やらないと出遅れてしまうかも」という根拠の無さの、

3つのダメな気持ちが重なり合って、

それで、このような無意味なキャンペーンに、迂闊に申し込んでしまうんです。

 

しかも、こういう「とりあえず」で始めたことは、

100%、儲かることはありません。

 

なぜならば、「とりあえず」始めた世界には、

必ず「とりあえず」ではなくて、本気で始めた人がいるわけであって、

その人たちに、時間でもお金でも勝てるわけがなく、

実はやる前から、自己判断基準が甘い経営者たちが

負けることが確定している商売だったりするわけです。

 

いいですか?

 

そもそも、今の商売が厳しい時代に、

ほぼ何もしないで儲けられる話なんて、100%、存在していないんです。

 

だから、無駄なことはやるべきではないし、

時間とお金はもっともっと有効に使う必要があるし、

もっと丁寧に商売に取り組む必要があるんです。

 

「いやいや、時間的に費用的にもリスクはないんだし、

損をしなければやるべきでしょ」

 

そう反論される人もいるかもしれませんが、

損をしないからと言って、100%結果が出ないことに、

自分の貴重な1分1秒という時間を使っていること自体が、

そもそも「損」な行為でしかないんです。

 

その「やるだけやってみる」という行為をしたことによって、

 

パソコンを立ち上げて管理画面を見る時間も、

申し込み用紙を書いている時間も、

新しいことに対して1分でも考えている時間も、

 

すべて経営者や従業員の大切な「時間」を損しているわけであって、

その時間は、確実にお金に換算されて、大きなロスにつながっているのです。

 

そのような根拠のない「やるだけやってみる」という行為は、

ほぼ100%、「やるだけ」で終わりますから、

お金儲けのチャンスすら生まないことは明らかです。

 

しかも、経営者にとって、このような「やるだけやってみること」は、

経営の中で、チリと積もって山となっているケースが多く、

 

無料で始めたサービスが、いつの間にか有料化になっていたり、

よく分からないで始めたサービスが、いつの間にかスパム扱いになっていたり、

全員が忘れてしまったような無駄なサービスを、従業員が無駄に管理を続けていたり、

 

こういう「やるだけやってみる」という、経営者のゴミのような思いつきの行為が、

実は会社の経営を鈍化させる“根詰まり”の原因になっていたりするのです。

 

さてさて。

 

みなさんの会社では、「とりあえずやってみる」と言う行為は、

いまだにまかり通っていたりしますか?

 

今のご時世、本気でやらないと何もうまくいかない時代なので、

「とりあえず」でうまくいく商売は何一つありません。

 

「とりあえず」という言葉は直訳すると「一か八か」という意味なので、

そういう面でいえば、いかに「とりあえず」が理にかなっていない行為であることは、

そろそろ気づくべきことではないかと思います。

 

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編集後記

コロナ禍で「とりあえず」始めた人が多いのが、

ネットショップだと思います。

 

当時は時間もなかったし、

国から補助金も出たし、

みんなやってるしで、

 

「とりあえず」でEコマースを始めた人が多いと思うんですが、

当たり前ですが、「とりあえず」で成功できるほど、

この業界は甘くはなかったりするわけです。

 

「とりあえず」で始めたことは、

考え方も計画もすべてが無茶苦茶だし、

走り出して決めることが多いので、方向性がブレやすくなるから、

時間が経てば経つほど、収集がつかない方向に転げ落ちていきます。

 

一昔前までは「とりあえず」で成功したネットショップは多々ありましたが、

やはりDXが加速した今のアフターコロナでは、

「とりあえず」でEコマースを成功させることは不可能なんだと思います。

 

経営者はどんなに謙虚な思いで仕事をしていても、

過去の経験から「自分だけはうまくいく」と誤解するものなので、

そのあたりは、客観的に自分の実力と今のEコマースの世界を比較して、

どのくらい現実と考え方が乖離しているのか、知る必要があるんだと思います。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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