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なぜ、「地獄」を見た経営者は強いのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先週、「父の日」のプレゼントだと思っていた品物が、

実は次女が同僚からもらった駄菓子だということが判明し、

失意のあまり、長女にこの出来事を愚痴ることにしたんですね。

 

うなずきながら、私の話を聞く長女。

「まぁ、少し落ち着こうや」

そう言われて、椅子に座らされる父。

 

「お父さん、誕生日いつだっけ?」

「6月12日です」

「今年の父の日は?」

「6月18日です」

 

「近いやん」

 

「・・・?」

「これって誕生日とクリスマスが近い人と同じ原理だよ」

「・・・」

「どっちか片方の日にしかプレゼントがもらえないって奴」

「・・・」

「だから仕方ないんだよ」

 

いや・・・お父さん、

 

「誕生日」も「父の日」も両方プレゼントもらっていないんですが。

 

しかも二人も娘がいて。

 

まさに「二兎を追う者は一兎をも得ず」ですね(うさぎ姉妹♪)

 

そんなわけで、本日のメルマガは、

「“もがく”ことの大切さ」

という話をひとつ。

 

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小さな会社に役立つ『SDGsアイデア大全』
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もがかないと、真実が分からない。

売上が落ちた時は、「もがく」ことが大切なんですね。

 

這いつくばって、泥水飲んで、寝ずに働いて、

ボロボロになってもがきまぐれば、

やがて、売上回復の糸口が見つかり、

それに向かって突っ走れば、売上はまた戻ってきたりするものです。

 

たとえば、現時点で、お金も時間も人もなく、

すぐに現金が欲しいといった場合、

下記の10の方法が売上回復の「もがき」として考えられます。

 

・知人や取引先、社員に商品を売りに行く。

・優良顧客にお客を紹介してもらうキャンペーンを展開する。

・プレスリリースを配信して、メディアに取り上げてもらう。

・チラシをポスティングして地域のお客に来店してもらう。

・人気店とコラボ企画を実施して、お客を回してもらう。

・ヤフオクやメルカリなどの個人売買で商品を売る。

・既存客に緊急DMを送付して集客する。

・飛び込み営業をする。

・朝市や夕市の時間限定のイベントを開催する。

・プレゼント企画を開催して店舗に誘客する。

 

このように、どれも簡単に始められる販促企画なので、

すぐにでも取り組むことが可能ですが、

実際のところ、ほとんどの人がこのうちの2~3個しか取り組まず、

10個全部の販促企画にチャレンジして、

もがくことができる経営者というのは、

ひと握りしかいないのが現状だったりするんですね。

 

いいですか?

 

「売上が落ちる」というのは、商売においては緊急事態なんです。

すぐに売上を回復しなくてはいけない状態なので、

売り方を自分の意思で選別している余裕はないんですね。

 

しかし、多くの経営者は、売上が落ちても、

何かと理由をつけて、本気で動こうとはしません。

 

「このやり方は、以前うまくいかなかったからね」

「これの売り方は、うちの会社には向いていないんだよ」

「こんなことやったって、売上が伸びるはずないんだよ」

 

と、鼻っから「もがく」ことを放棄してしまい、

「いつかまた売上は戻ってくるでしょう」と、

何もせずに、神頼みになってしまうから、

売上が落ちても、じっと待つことしかできなくなってしまうのです。

 

一方、売上を落とさない経営者は、

これらの10の販促を全部やるつもりで、もがきまくります。

 

そして、もがいたことによって、

何が自分の会社に欠けていて、

何が必要なのか、それを見つけ出すことができて、

さらに自分のビジネスモデルに、

ブラッシュアップして磨きをかけていきます。

 

このように、本気で「もがく」ことができる経営者は、

もがき苦しんだことで、本当につらい思いをしたから、

二度とこんな思いはしたくないと思って、

さらに準備を怠らないようにするから、

売上の波を作らない、安定したビジネスモデルを築けるのです。

 

さてさて。

 

みなさんの会社では、売上が落ちても、

「仕方がない」と諦めている人が多くありませんか?

 

もがいて売上を作ろうとすると、

失敗する可能性もあるし、嫌な思いもするし、休む時間も減ってしまうので、

心の底から「やりたくない」と思えてしまうのは仕方のないことだと思います。

 

しかし、今の消費が不安定な時代は、

「売れない」というのが、想定以上に長く引きずるケースが多いので、

ちょっとした油断が命取りになってしまいます。

 

バカみたいに命がけで働くことは、

今の時代に逆流する売り方かもしれませんが、

「できることは何でもやる」というスタンスにならなければ、

本気でモノを売っている人たちには、

勝つことはできないんだと思いますよ。

 

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編集後記

売上を回復させるための、もっとも現実的な方法は、

「距離の近い人にモノを売る」

という販促手法なんですね。

 

優良顧客、近隣の客、お店に買いに来た客など、

売り手側と距離が近い人のほうが、

すぐに商品を買ってもらえる可能性が高くなり、

スピーディに現金化することにつながるんです。

 

だから、売上を安定させるためには、

 

・新規のお客を増やす仕組みを作る。

・常に情報発信をして顧客を育成し、囲い込む。

・近隣のお客に気軽に来店してもらえる実店舗を作る。

 

この3点の基盤がしっかりしていれば、

仮に売上が落ちたとしても、急回復させることが可能になります。

 

しかし、裏を返せば、

新規のお客を集めることをせず、情報発信もしないで、

なおかつ、実店舗もなく、小売業やサービス業で売上を安定させることは、

かなり難しい商売になることが分かります。

 

これから先の数年間は、

景気も消費もかなり不安定になっていくと思うので、

これら3つのの商売の「基本」は、

しっかり押さえておく必要があるんだと思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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