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売上が落ちた時に経営者が「見落とす」重大ポイント

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先週の「父の日」に家に帰ると、

「FOR YOU」というシールが貼られた

かわいらしい紙袋がテーブルの上に置いてあったんですね。

 

ふー。

ちょっと時間がかかりましたが、竹内、53歳にして、

 

ようやく父の日のギフトをゲットすることができました。

 

実際にもらってみると、やっぱり嬉しいものですね!

中身はいったいなんでしょうか?

大きさからして、スイーツのような気もしますし、

季節的にポロシャツなどの服が入っているかもしれません。

 

そんな想像を巡らせながらニヤニヤしていると、

二階から次女が降りてきて、「よっ」と言って、

目の前にあった父の日のギフトを、ガサガサと開け始めました。

 

私が「あのぉ、それは・・・」というと、娘が「あー」と言って、

「同僚からもらったんだよ」

と、袋からたくさんの駄菓子を取り出しました。

 

「この間、クルマで家まで送ってあげたらさ」

「・・・」

「お礼に駄菓子をくれてね」(ポリポリ)

「・・・」

「こんなにもらっちゃってさ」(ポリポリ)

「・・・」

「マジでたくさんありすぎて、食えねぇよって」(ポリポリ)

「・・・」

「あっ、欲しければ食べていいよ」(ポリポリ)

「・・・」

「どうした?」(ポリポリ)

 

「それ・・・父の日のプレゼントだと思っちゃって」

 

「えっ!」(ポリッ)

 

「『FOR YOU』って、てっきり自分のことだと思って」

「・・・」(ポ)

「あはははっ、おっ、俺の勘違いだったわ」

「・・・お父さん」

「なんだ」

 

「実はこれ、父の日のプレゼントなんだわ」(ポリポリポリ)

 

バレバレのウソをつくんじゃありません。

 

まったく、父の日をなんだと思っているんでしょうか!(6月の第三日曜日)

 

というわけで、本日のメルマガは、

「お客の『欲しい』は永遠に変わらない」

というお話をひとつ。

 

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「欲しい」と思わなければ、絶対に買わない。

ひと昔前と比べて、ネットの情報伝達ツールが多様化し、

消費のトレンドも年齢層によってバラバラになり、

近年の「売り方」は、非常に複雑化しているところがあります。

 

しかし、消費者がその商品を「欲しい!」と思って、

購入するまでのロジックに関しては、

実は今も昔もほとんど変わっておらず、

商売の基本は、ベーシックなまんまだったりするんですね。

 

つまり、人が「欲しい」と思う商品を作り、

それを「欲しい」と思わせるように見せて、

さらに、お客にその商品を買ってもらって、

「この商品良かったよ」と口コミで広めてもらい、

それを聞いた別のお客が、お店に買いに来てくれるという一連の流れは、

 

ネットが存在していなかった昭和の時代から

SNSや動画が主流になった令和の時代まで変わりはなく、

 

結果的に、そこの「欲しい」と思わせる商売の基本を見失ってしまった企業が、

よく分からない販促に次から次へと手を出してしまって、

泥沼から抜け出せなくなってしまっているのが

今の売上低迷の原因だったりするわけです。

 

いいですか?

 

売上が低迷してしまう一番の理由は、

・良い商品を売っていない。

・良い商品であることが伝わっていない。

 

この2点に尽きるんですね。

SNSの使い方や、接客、陳列の方法などは、

あくまで販売においての二次的要素であって、

商売の根底にある、この2つのポイントが崩れてしまえば、

何をやっても、売上が伸びることはないのです。

 

お客が何を見て「欲しい」と思い、

お客が何と比べて「欲しい」と感じてくれて、

お客が何を想像して「欲しい」と思って、お金を払ってくれるのか、

 

常にお客の「欲しい」と思う気持ちを推察する力がないと、

何の商売をやっても、成功することはないんだと思います。

 

さてさて。

 

みなさんは、売上が低迷したときに、

どのような対策を具体的に講じていますか?

 

売上が鈍化すると、ついつい「やり方が間違っている」と思い込んでしまい、

すぐに売上を回復させようと、

小手先の改善策に突っ走ってしまう人は少なくありません。

 

コンバージョンなどの数字をこねくり回して上げようとしたり、

接客や陳列などをちょこっと変えて、簡単な改善策で逃げ切ろうとしたり、

新しいシステムを導入して、効率化を図ろうとしたり、

 

今の売り方が「間違っていない」という前提で改善策を考えてしまうので、

どうしても、根本的な戦略の大間違いに、経営者をはじめ、スタッフも誰一人、

 

気づかなくなってしまうところがあったりします。

 

「人は『欲しい』と思ったものしか買わない」

 

という原点に帰れば、

売上回復の抜本的な解決策が見えてくると思うので、

もう一度、自分の会社の商品やサービスを見つめ直して、

 

「なぜ、お客はこの商品を買うのか?」

 

という顧客の心理に立ち返ってみることが、

実は最も即効性のある、業績の改善策なのではないかと思います。

 

■社長のココロのスキマをお埋め致します
どうしたら売上が回復するのか?→「タケウチ商売繁盛研究会」
https://e-iroha.com/kenkyukai/

編集後記

今の時期はボーナスシーズン直前ということもあって、

例年、どこのお店も売上はしょっぱい感じになるんですね。

 

さらに、今年は物価高が続いていることと、

コロナ明けの消費の息切れが重なったことで、

規模の小さい商売になればなるほど、

例年よりも「あれ? 売れないぞ?」という状況を、

強く感じているところがあったりします。

 

でも、例年の傾向から言えば、

7月に入ると、売上は少しずつ回復していき、

梅雨が明けと同時ぐらいに、再びコロナ明けのリベンジ消費が始まると思うので、

猛暑の8月に消費は一旦落ち着くものの、そこから年末に向けて、

少しずつ消費は回復に向かっていくのではないかと予想しています

 

ただし。

 

企業によっては、このしょっぱい消費の流れがまったく変わらず、

そのまま7月、8月と売上の失速が続くような事態になれば、

おそらく、ビジネスモデルの問題やリピート客の減少など、

売上を落とす大きな問題が発生している可能性が考えられます。

 

今までの売り方を変えたくないという気持ちも理解できますが、

時代の流れが大きく変わり始めている今の大事な時期は、

勇気を出して、プライドも捨てて、いろいろな人の意見に耳を傾けて、

新たな改善策を講じる必要があるんだと思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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