経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

  1. 竹内謙礼の公式メルマガ
  2. 630 view

仕事始めの「やる気がわかない」の解決方法

新年明けましておめでとうございます!
いろはの竹内です。

さて、みなさんは、どんな新年を迎えましたか?

私は、上海の語学学校でお世話になった先生が、
ちょっと美人だったので、
調子に乗ってフェイスブックに写真をアップしたんですね。

「いいねボタン」よろしくお願いします♪
http://www.facebook.com/mikihouse.jp#!/kenrei.takeuchi

そしたら、どうも美人先生よりも、
私の緊張した表情や身なりがおかしいせいか、

「竹内さんが、ちょっと変質者気味」

というのが評判になり、
意図しない方向に情報が拡散して困っている状況が続いています。

ええ、美人の写真をアップすれば、
フェイスブックで情報が拡散すると思ったんですが、
一緒に写っている男がヘンテコリンだと、
こんな結果になってしまうという、いい勉強になりました。

と、そんなヨコシマなお話はさておき。

今回は、新年1発目のメルマガということもありますので、
新年らしいお話をひとつ。

みなさんの考え方は、
本当に「客観性」がありますか?

「願望」が行動の目標を狂わせる

さて、地元の話になって恐縮なんですが、
私の事務所は、参拝客が日本で2番目に多いと言われる、

「成田山新勝寺」の参道沿いにあるんですね。

だから、事務所の窓を開けて外を見れば、
そりゃーもう、ものすごい初詣の人手なわけです。
http://twitgoo.com/5a1a52

で、だいたいどのくらいの参拝客が来るかというと、
初詣だけで300万人ぐらいの人が、
成田山新勝寺を目指してやってくるんですね。

そうなると、この成田山の参道にあるお土産屋や飲食店は、
年間の売上の3~4割ぐらいを、
この初詣を含めた1月だけで稼ぎに行きます。

だから、成田山の参道のお店にとっては、
まさに1月の初詣期間は“命がけ月間”です。

極端な話、会社の売上の3~4割を占める販促期間ですから、
そりゃあもう、血眼になって参道の人達は参拝客を呼び込むわけです。

しかし、私、個人的な意見としては、
この参拝客目当てのビジネスモデルというのは、
成田山に限らず、年々衰退していくものと考えています。

「初詣」という習慣は、今後も日本に残るかもしれませんが、
このような古い習慣で、観光客が増えた事例はほとんどなく、
なにより日本は人口減少国なのですから、

高齢者を中心にした「参拝」という企画を主とした観光地は、
よほどのアクロバットな販促の仕掛けがない限り、
参拝客はどんどん減っていくと考える方が、むしろ自然なんだと思います。

少し古いデータですが、ノーリツが調べたアンケート結果によると、
20歳未満だと75%が「初詣には行かない」と回答していますからね。
http://sixcolours.tumblr.com/post/2380396010/2006-12

このように、「初詣」という販促は、
残念ながら、時間の問題で「限界」がやってくるわけです。

でも、「初詣」に売上が依存している企業の人達にとっては、
この「限界」という事実は頭の中で理解していても、
認めたくはないことだったりするんですね。

たとえ例年より初詣のお客さんが少なくて、
三が日の売上が落ちたとしても、

「今年は、寒かったからね」

「天候がちょっとよくなかったよね」

「今年は渋滞が凄かったしね」

そんな感じで、別の理由を探して、
なんとか「限界」という事実を認めないことに、
自分の考え方の帳尻を合わせようとしてしまうものなのです。

いいですか?

人間というのは、「認めたくない」という事実に対して、
辻褄をあわせて、回避していく能力に長けた生き物です。

「自分が要領が悪いのは、親の遺伝のせいだ」

「彼女はたまたま、仕事が忙しくてボクをフッたんだ」

「給料が低いのは、ボクの能力じゃなくて会社のせい」

こんな感じで、
常に「人のせい」「社会のせい」にすることで、
辛いことや苦しいことから、回避することを得意としているのです。

だから、事例のような「初詣の集客が限界」と頭の中で分かりつつも、
この辛い事実を認めてしまうと、
また新しい集客から販売までの
面倒な“売る仕掛け”を考えなくてはいけなくなるので、
そんなゴチャゴチャしたことを考えるぐらいであれば、

「まだ初詣ビジネスは大丈夫♪」

という、安心できる理由を見つけ出して、
例年と同じことを繰り返すことのほうが、
ラクだったりするんです。

さてさて、そろそろ結論ですが。

あなたは、目の前に横たわる
「辛い現実」から目をそむけていませんか?

「楽天は、まだまだきっと売れるよ」

「今年も、あの取引先は契約してくれるよ」

「あせらなくても、またゆっくり考えていこうよ」

自分にとって都合のいいように考えているのは、
実は自分だけだったりします。

どれだけ自分にとって「都合の悪いこと」を、
現実的に考えられるかが、
2012年の成長する人間と企業の「差」となっていくと思いますよ。

自分に厳しい2012年を!

■成長するには必ず「第三者」の目が必要!
「タケウチ商売繁盛研究会」2012年度 新会員募集開始!

おかげさまで170社突破!

冷静かつ客観的に、あなたの会社の2012年を考察します。
https://e-iroha.com/kenkyukai/index.html

編集後記

さて、このメルマガを読んでいる、ほとんどの人が、
今日から「仕事始め」という人が多いと思います。

それも踏まえて、ぶっちゃけたことを言わせて頂きますが、

「やる気わかねー」

っていうのが、本音だと思います。
でも、安心してください。

それが、「フツーの人」っていうもんです。

「辛いこと」があるから「楽しいこと」が際立つわけであって、
「辛いこと」がなければ「楽しいこと」が生まれないので、
やっぱり、この仕事始めの「やる気わかねー」というのは、
仕事始めに必要な“低いテンション”なんだと思います。

これを無理やり乗り切ってからこそ、
1月、2月の厳しい商戦を戦えるんですから、

ひとまず、来週ぐらいまでは、「正月ボケ」を修正するぐらいの期間として、
余韻に浸りながら仕事するのが、ちょうどいいと思いますよ。

えっ、私ですか?

私は12月30日からずーーーーーーーっと三が日も仕事ですから、
まったくテンションが変わっていません!

こういう追い込まれる正月の過ごし方も、
経営者としては、どうかと思って毎年反省しているんですけどね~。

竹内謙礼の公式メルマガの最近記事

  1. XとYouTubeを諦めた理由

  2. 世の中は上位3社あれば、もう十分

  3. 【ボカンと売れる】「やること」よりも「やらないこと」を探しなさい

  4. 栄町の岡部ちえこさんを応援しています

  5. なぜ、社員は「3年目」と「8年目」で辞めるのか?

関連記事

楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
竹内謙礼の無料動画セミナー 女子大生の看板サンプルブログ 羽沢横浜国大駅のブログ
経営コンサルトによる記事を検索してご覧頂けます!
アーカイブ
PAGE TOP