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本当にSDGsは「正義」なのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

みなさま、お待たせしました!

この度、4月13日に、

1年半ぶりとなる新刊を出させて頂きました!

その名も、

 

★『SDGsアイデア大全』
購入はコチラ↓↓
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4297133946

 

このタイトルを見た多くの人が、

「えっ、竹内さんって、エコとか語る人だっけ?」

と思われるかもしれません。

 

でも、実はその逆で、

 

「今の中小企業はSDGsなんてやっている場合じゃないだろ!」

 

というのが、私の根底にあるスタンスだったりします。

 

環境保全よりも、温暖化よりも、資源の再利用よりも、

まずは売上や利益を確保することのほうが圧倒的に大事ですし、

持続可能な社会を作ることよりも、

自分の会社を持続可能にすることのほうが、

何倍も大切だと思っているところがあるので、

マーケティング戦略においてのSDGsは、

正直、蚊帳の外のテーマだと思っているところがあったりするわけです。

 

しかし、です。

 

SDGsが世間の注目を集める中、

どうすれば中小企業がSDGsに取り組めるのか、

たくさんのSDGsの本を読み漁った結果、

 

「役に立つ本が一冊もないぞ!」

 

という結論に行きついてしまったところがあるんですね。

 

「企業はSDGsに取り組まなくてはいけません」と、さんざん御託を並べておきながら、

お金儲けに関しては「自分で考えてね♪」と、

多くの本が、SDGsをビジネスに転換する話を語っていない現状があって、

ただ単に中小企業の経営者の不安を煽るだけの、

耳障りの良いことを言っている本が、

圧倒的に多いことに大きなショックを受けたんです。

 

そんなわけで、

 

「だったら自分でSDGsの本を書いてやろうじゃねぇか!」

 

という思いで執筆したのが、この度、発刊された

 

『SDGsアイデア大全』になります。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4297133946

 

今回のメルマガでは、

「なぜ、SDGsの本はビジネスの現場で使えないのか?」

というタブーに近い話を、いろいろと語らせて頂ければと思います。

 

■YouTubeでも解説!
なぜ、多くのSDGs本が役に立たないのか?
https://www.youtube.com/watch?v=pwYRrMyJ5fo&t=171s

SDGsは「クソどうでもいい」ことなのか?

本書の最大の特徴は、

著者が「マーケティングのコンサルタント」だという点です。

 

ほとんどのSDGsの本が、

SDGsの専門家か、SDGsが絶対的な正義だと思っている人が書いた本なので、

そもそもの立ち位置が、

 

「会社の利益よりも、サステナブルのほうが大事」

 

という、非常に身勝手なポジションで書かれた本だったりするわけです。

 

今の中小企業の多くが、原材料費の高騰に頭を抱えて、

人材不足で現場がてんやわんやな状態で、

値上げをして客に逃げられて、その上でSNSを使えとか、TikTokを使えとか、

無理難題を押し付けられて、死にそうになっている中で、

一銭の利益にもつながらないような、

 

「地球の未来のこと、考えていますか?」

 

と上から目線で言われようものなら、

そりゃ商売の最前線に立っている人からすれば、

 

「知らんがな」

 

と、ドン引きしてしまうのが、

リアルなビジネスの現場の人が感じる

SDGsの実状だったりするんです。

 

つまり、持続可能な社会を作ることが大切なのは分かっているけど、

実際に今の会社の現状で「やってみろよ」と言われると、

正直、

 

「そんな暇はない」

 

というのが、今の中小企業の本音だったりするんです。

 

いいですか?

 

SDGs本の著者の私が、身も蓋もないことを言ってしまいますが、

お金儲けの現場に立つ人からすれば、SDGsなんて、

 

クソどうでもいいことなんですね。

 

でも、世の中が、SDGsに舵を切っている現状を考えれば、

中小企業の経営者は、その「クソどうでもいい」ことに向けて、

一緒になって舵を切っていかなくてはいけないという、

厳しい現実があったりするんです。

 

コロナで、マスクをしなくてはいけないという、

クソどうでもいいことも、

インフレで、値上げをしなくてはいけないという、

クソどうでもいいことも、

人手不足で、バイトにばっくれられても、

「しょうがないよね」と笑って許してあげるような、

そんなクソどうでもいいことも、

 

すべては、“お金儲け”というステージの中で、

ゲームチェンジが起きた結果、

それにあわせて、中小企業の社長が

 

「やらなくてはいけない行動」

のひとつでしかないんです。

 

消費税の税率アップだったり、楽天の送料規制の問題だったり、

お金を稼ぐためには、必ず従わなくてはいけない

「ルール」というものが存在しています。

 

そのルールが、クソどうでもいいのか、クソどうでもよくないのか、

そんなことは全く関係なくて、

そのゲームの中に導入された「ルール」であれば、

僕ら商売人は、その新しいルールに従ったうえで、

新しいお金儲けの方法を模索していく必要があるんだと思います。

 

さてさて。

 

本書は、そんなSDGsの「クソどうでもいいこと」を、

「やらなくてはいけない」ということに考え方を切り替えて、

いち早く実践した中小企業のSDGsの取り組み事例を、

分かりやすく紹介した“SDGsの大辞典”となります。

 

持続可能な社会を構築するために、

できるだけお金と時間と手間をかけない方法を、

64の視点と、104の事例でピックアップして、

小さな会社が売上と利益につながる、

実践的なSDGsのマーケティング論をゴリゴリに解説しています

 

「SDGsって儲からないでしょ?」

「SDGsってやる意味あるんですか?」

 

そういう考え方の人こそ、

ぜひぜひ、これを機会に一読してもらいたい一冊です。

 

1年半ぶりの新刊となりますので、

何卒、よろしくお願いします!

 

■YouTubeの解説もぜひご覧ください!!
「なぜ、多くのSDGs本が商売で役に立たないのか?」
https://www.youtube.com/watch?v=pwYRrMyJ5fo&t=171s

編集後記

そもそも「SDGsブーム」の要因を考察すると、

アフターコロナでインフレの世の中になって、

「高く売る」ということがマーケティングの主流になり、

その流れで、

 

「商品や企業に付加価値をつけて高く売らないとダメだよね」

 

という論調に後押しされて、息詰まった大企業や広告代理店に

SDGsがもてはやされたという背景があったりします。

 

実際、価格競争にも広告費の投資合戦にも、

そろそろ限界がきているところもあって、

Z世代の人材採用にも、

 

「えっ? この会社、まだSDGsに取り組んでないの?」

 

と、ドン引きされる世の中になってしまっていることから、

SDGsは企業経営において、避けては通れないテーマになってしまっているところは、

大いにあるんだと思います。

 

さらに、コロナでSNSが一気に浸透したことで、

取引先も顧客も、企業のSNSの取り組みをチェックするようになり、

お金を貸してくれる銀行も、企業のSDGsの取り組みを、

意識する流れになりつつあります。

 

実際、「SDGsアイデア大全」の中でも紹介している、

スウェーデンのスーパーマーケットでは、

温暖化ガスの排出量によって商品価格を決められていく流れが生まれており、

少しずつ、消費行動の中にも、SDGsが組み込まれつつあります。

https://ideasforgood.jp/2020/10/21/climate-store/

 

近い将来、楽天やAmazonでも、

温暖化ガスの排出量順に検索結果が並べられたり、

サステナブルに取り組んでいる企業の商品に対して、

検索結果にSDGsのマークが表示されたり、

そういう「クソどうでもいい」ことが、

いつの間にか「クソどうでもよくない」ことにゲームチェンジして、

経営を息詰まらさせてしまう要因になってしまう可能性があったりします。

 

近い将来を見据えたマーケティング戦略を組み立てるうえでも、

ぜひぜひ、「アンチSDGs」のコンサルタントが書いた、

SDGs本をご一読していただければ嬉しく思います。

 

★必ず自分の会社で実践できるエコな取り組みが満載!
『SDGsアイデア大全』 購入はコチラ↓↓
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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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