経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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「売れる!」と思い込むことが一番のデメリット

こんにちは!
いろはの竹内です。

さて、今話題のライブドア問題の「堀江メール」なんですけど、
民主党の永田議員さんは、
これまたなんで、あのメールをホンモノだと思っちゃったんですかね?

だって、こう言っちゃなんですけど、
あのメールの文章って誰でも自作できますよね。
例えばの話、もしも、もしも、もしも、ですよ。

あのメールの「to」の部分に、

「有限会社いろは 竹内謙礼」

って書かれてあったら、
私、その時点で「証拠だ!」って突きつけられて、
追求されちゃいますよね。

いやー、あのメールのコピーが証拠になるんだったら、
私はコンサルタントを辞めて「証拠屋さん」という新しい商売を始めますよ。
原価ゼロ円で大量に証拠を捏造しますよ。(誰が買うんだ?)

で。

今回の話題の本題は「思い込み」。

あなたは永田議員のことを笑えますか?

「ホンモノだと思った」と「売れると思った」

例えばですけど、
もし、あなたの前に情報通のフリーライターが現れて、
「この堀江メールはホンモノだ」って持ち込んできたら、
あなたは信じますか?

「いや、絶対に信じないよ」

たぶん、9割9分の人がそう思うでしょう。

でもですよ。

もし。

なたが自民党を追求する民主党の若手衆議院議員で、
何か手柄が欲しくて欲しくてしょうがなくて、
毎日のように「何か自民党の足を引っ張る題材はないか」って、
ずっとずっと思い込んでいたら、
そのメールを見てどう思ったでしょうか?

おそらく、そのメールの真偽よりも、
「このメールがホンモノであって欲しい」という思いが強くて、
そのフィールター越しに物事を見てしまうから、
それがどんなに分かりやすい偽者であろうと、

「ホンモノだ!」と信じてしまうんだと思います。

おそらくですけど、あの堀江メールを見た時の永田議員は、
まるで金脈でも探し当てたような喜びと興奮で、
あのメールのコピーがキラキラと光ってみえていたんだと思います。
で、あのメールを見せられた民主党の幹部のみなさんも、
「ホンモノであって欲しい」というフィルター越しに、
あの堀江メールを見ちゃっているから、
疑いもナシに発表しちゃったんでしょうね。

逆に同じメールを見た自民党の議員は今回の事件後に

「こんなメール一目でニセモノだって分かりますよ」

ってコテンパにワイドショーとかで言っていますが、
そりゃそうですよね(笑)。
「ホンモノであって欲しい」なんてこれっぽっちも思っていないから、
ニセモノである部分がやたら目に付く。
つまり、粗探しがしやすい心理状況なわけです。

今回の事件は永田議員の「ホンモノであって欲しい」という、
思い込みから起きた暴走事件だったんですね。

確かに、これまでの議会での永田議員の
いろいろな発言や話し方とかをテレビで見ていると、
「この人、たぶん自分のことが一番好きなんだろうなぁ」って、
ナルシストのオーラがたっぷりと漂っていますよね。
(まぁ経営者の8割ぐらいはナルシストなんですけど……)

そもそも永田議員って思い込みの激しい人なんだと思います。
あ、関係ないんですけど、私の住んでいる同じ千葉県の議員さんなんですけどね。
笑っちゃうけど私の1歳年上で同世代。
さっきネットで調べたら東京大学の工ご出身なんですね!
友達だったら嫌いなタイプじゃないけど、
一緒に遭難すると暑苦しいタイプかな?

まぁ、どうでもいい話は置いておいて。

これより本題。

今回の堀江メールをホンモノだと思い込んだ永田議員のように、
あなたの扱っている商品も、
あなたが勝手に「売れる」って思い込んでいませんか?

誰かに「売れる」って言われました?
たぶん、誰にも相談していないで、
勝手に「売れる」って思っていますよね?

それかもしくは。

元記者ってわけじゃないけど、
とっても信頼できる親しい友達、取引先から、
「これは絶対ネットで売れるよ!」って勧められて、
思い込んで売り始めていませんか?

しかも、
「その人はとっても信頼できる人だから」って理由だけで、
その商品が「売れる」と思っている……。

商売には思い込みをして熱い部分も必要ですが、
それと同じぐらい客観的で冷静な視線も必要なんです。
結局、社員や周りの親しい友達にいろいろ相談しても、
周りも今回の民主党と同じように客観性を失っているケースがほとんどだから、

「売れるよ」

って、自分に優しい言葉しか言ってくれないはずです。
あなたの扱っている商品が
「堀江メール」って可能性は十分ありますよね。

「ホンモノだと思った」という永田議員の言葉と、
「売れると思った」という経営者の言葉は紙一重ですから。

あぶない、あぶない。

編集後記

よく「社外取締役」ってポジションがありますけど、
ああやって常に社内を客観的に監視してくれる人って、
どうしても必要ですよね。
(中にはぜんぜん使えない社外取締役っていうのもいますけど)。

経営者のほとんどがナルシストで、
思い込みで突っ走っているところがありますから、
冷静に自分を見つめる人がそばにいた方が良いと思いますよ。

タケウチ商売繁盛研究会 3月入会募集中!
http://www.e-iroha.com/kenkyuukai.html

さて、話は変わって!

久しぶりに無料講演会やります!

今回はドリームゲートっていう起業家の集まりの、
「大挑戦者祭」ってイベントで、
ひとつブースをあてがわれてお話させて頂きます。
http://www.dreamgate.gr.jp/fes06/index.php

グッドウィルの折口さんや、
サイバーエージェントの藤田さん、
Jリーグの川渕さん、

ちょっと大物さんが続々と参加しますので、
ぜひ、お時間があったら私のパネルディスカッションも、
聞きに着てくださいね。

でも、、名だたる有名人ばっかりの講演会で、
私の講演会なんか聞きに来る人がいるのでしょうかね(笑)
たぶん、この豪華ゲスト陣のセミナーで、
時間的に最後の最後の講演会って考えると、

みんな帰っちゃってガラーンってしてるんですかね……。
うーん、不安だ。

あ、ちなみに!

私のパネルディスカッションのお相手をしてくれる方は、
金森重樹さん!
http://www.kanamori.biz/

いやー、著書は何冊か読ませていただいている方で、
一度も面識はないんですが、
ぜひぜひ、一度お会いしたい方だと思っていました!

なんたって、出している本が全部面白いですよね!
で、かなりショッキングな内容だから飽きない!

例えば金森さんの著書でボクが一番好きな、
「インターネットを使って自宅で1億円稼いだ超マーケティング」の、
一部心に残ったコメントを抜粋すると・・・。
http://item.rakuten.co.jp/book/1718597/

・札束に火をつけて燃やす覚悟がない人間は、商売の世界では勝てない。

・他人と同じ方法で他人より素晴らしい成果を上げようとしても、
 あなたが真に卓越した能力を持っていない限り無理です。

・失敗からしか学びは得られない。
 成功は何も教えてくれない。

うーん、この本を読んだときは衝撃的でしたよね。

講演会が辛口でいつもはベラベラと話す私ですが、
大物を相手にするとかなりのヘッポコぶりを見せてしまうと思いますので、
「ダメ竹内」を一度でも見たい人はぜひ!

あ、今、調べたんですけど、金森さんはボクと同じ歳だ!
しかも、永田議員と同じ東京大学出身……。

……ファイト!

みなさんのお越しをお待ちしておりま~す。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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