経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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Googleマップが楽天とAmazonを潰す日

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、長女が次女に向かって、

「おい!」

「お前!」

「こら!」

 

と言っていたところ、妻が、

「やめなさい!」

と大声で長女を怒鳴ったんですね。

 

「そんな言葉づかいして、真似したらどうするの!」

 

・・・ちょっと待て。

 

次女、もう大学4年だぞ。

言葉を真似る年齢じゃねーぞ。

 

と思った矢先、次女が長女のことを、

 

「おい、そこのオンナ」

 

と声をかけていたので、

もう取り返しのつかないところまで、

この姉妹は行ってしまったんだなぁと親ながら思いました。

 

しつけは人一倍厳しかったんですけどね(2歳まで)

 

ということで。

 

本日のメルマガは、

昨年の11月に「Googleマイビジネス」から名称が変わった、

『Googleビジネスプロフィール』の徹底攻略のお話をひとつ。

 

2月5日に無料でオンラインセミナーを開催させて頂きます。

https://mieru-ca.com/blog/seminar/gbp_0204/

 

いきなり自分で自分のハードルを上げてしまいますが、

このセミナー、きっと面白いです。

 

 

Googleの最終兵器

リアルな世界の消費は、

基本的に「どこに行くのか?」で決まるものです。

 

「どこの店で買うのか?」

「どこのホテルに泊まるのか?」

「どこの歯医者に行くのか?」

 

その「どこに行くのか?」という問題を解決させるために、

今までは、ホームページがあり、SNSがあり、動画があり、

それらの情報源の中で「検索」という行為をして、

お目当ての情報をキャッチし、

モノやサービスが消費されていくという流れができていました。

 

しかし、その流れが、ここに来て大きく変わりつつあります。

 

例えば、今までは「美味しい中華料理が食べたい」という消費行動の場合、

ネット上の「ぐるなび」や「食べログ」などのサイトに情報を掲載し、

そこで検索させて、店舗に誘客するという戦略が確立されていました。

 

初めて行く場所には、どうしても「地図」を見なくては辿り着けないのですが、

その地図に「情報」が掲載されていないため、

閲覧者は1回、情報サイトを経由しなければ、

目的のお店には辿り着くことができなかったんです。

 

だけど、今のGoogleは「Googleマップ」に、

お店の所在地だけではなく、メニューや料理の写真、

お客様の口コミや評価もすべて掲載し、

地図と情報を一体化するようになりました。

 

その流れで、コロナで行動制限のかかった消費者たちが、

外出する際、まずはGoogleマップで情報を得ることが習慣化したことで、

結果的に、

 

「Googleマップのほうが、調べるの早くね?」

 

と、消費者にGoogleマップの利便性に気づかせてしまったんです

 

実際、ユーザーの調査結果でも

グルメサイトの利用者は減少傾向にあり、

Googleマップの利用者は増加傾向に転じています。

https://menudesignlab.com/blog/trend_marketing/

 

つまり、「どこに行くか?」という消費行動において、

従来は、SNSやホームページ、ブログなどが店舗の「入り口」だったものが、

コロナを機に、店舗の「入り口」が「地図」になってしまい、

 

その結果、店舗のランディングページのような役割をするのが、

全ての情報が網羅されている

 

「Googleビジネスプロフィール」になってしまったんです。

 

いいですか?

 

ここからがちょっと怖い話ですが・・・。

 

2年前にGoogleはアイルランドのIT会社「ポインティ」を買収しているんですね。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54397880V10C20A1TJ1000/

 

同社は小売企業の店舗にある商品の在庫状況を自動で把握し、

Googleの検索結果などに表示する技術を持ち、

既にアメリカとカナダでは、Googleマップ上から、

店舗の在庫情報をフィルターにかけて調べることが可能になっています。

 

一応、日本にも同様の在庫管理機能はあるんですが、

商品管理がめちゃくちゃ面倒なので、あまり利用されていないのが実情です。

 

だけど、このポインティに関しては

容易に在庫情報をGoogleマップ上にアップできることから、

お店に行く前から、

 

「どの商品が、どこで売っているのか?」

 

というのが、一目で分かるようになりました。

 

そうなると、ですよ。

 

商品の販売において、

実店舗よりもネットショップのほうが圧倒的に有利だという構図は

 

盤石ではなくなってくる可能性が出てきます。

 

近くに商品が売っているのなら、実物を店舗で見て買いたい人もいますし、

送料が高騰する中、実店舗のほうが商品価格は安くなることも考えられます。

 

そうなると、もしかしたら、商品力と商品点数に自信のあるリアルの店舗に、

ネットショップが客を奪われる可能性も出てきます。

 

Googleが目指す究極の世界というのは、

 

「実店舗のネットショップ化」

 

という壮大なスケールの社会だとすれば、

私たち、小売業、サービス業に携わる社会は、

ここ数年で、勢力図が大きく変わってしまうかもしれません。

 

さてさて。

 

みなさんは、「Googleビジネスプロフィール」の対策は、

どこまで取り組んでいますか?

 

「俺のビジネスには関係ないよ」

 

そう思われている人もいるかもしれませんが、

Googleがサービスの名称を変える時は、

サービスの仕様そのものが大きく変わるケースが多いんです。

 

実際、Googleマップが地図情報から店舗情報に大きく舵を切ったのは、

2014年に「Googleプレイス」から「Googleマイビジネス」に変わった時でした。

 

その点から考えても、2022年のGoogleビジネスプロフィールからは、

目が離せないところは大いにあると思います。

 

そんなわけで、今回のオンラインセミナーでは、

国内に2名しかいない

『Googleマイビジネス プラチナプロダクトエキスパート』の

伊藤亜津佐氏が顧問として就任している、

ファベルカンパニーのアドバイスのもと、

 

地域密着の企業・店舗を実際に支援してきた中本俊一氏を招いて、

Googleビジネスプロフィールの攻略法について、

初心者にも分かりやすく解説させていただきます。

 

ネタがネタだけに、参加者が殺到した場合、

早めに募集を締め切らせて頂く可能性もあります。

 

ぜひ、参加申し込みのほう、お早めにお願いします。

 

■参加費無料【緊急オンラインセミナー開催】

2月4日 14:00~15:00
『Googleビジネスプロフィール』徹底攻略セミナー
https://mieru-ca.com/blog/seminar/gbp_0204/

編集後記

これからの時代に求められるスキルは、お客様に見せる情報を

「整理して伝える」

という表現力が重要だと思うんですね。

 

今までのネットの販促は、

 

「キレイに見せる」

「分かりやすく伝える」

「読みやすい導線を作る」

 

というクリエイティブな能力が求められてきました。

 

しかし、小さな画面のスマホが中心になったネット社会において、

これらのクリエィティブなスキルを使った施策は、

そこまで大きな差別化にならなくなってしまいました。

 

それよりも、ネット上に溢れかえっている情報を、

限られた画面の中で整理して、

コンパクトにまとめて伝える技術が、

以前よりも求められるようになってきたと思います。

 

インスタやショート動画、Twitterなどは、

その「コンパクト」の情報発信の典型例だと思います。

 

そして、その情報を整理する、究極のプラットフォームとして、

「Googleビジネスプロフィール」が台頭してきていることを考えれば、

今のうちから、そのあたりの情報はキャッチしておいたほうが、

マーケティングの戦略が急展開した時の舵は、切りやすくなるんだと思いますよ。

 

【YouTubeチャンネル、新動画アップしました!】
『食品ネット通販 成功の3つの秘訣』
https://www.youtube.com/watch?v=eZaUfBFcAYU&t=27s

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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