こんにちは。いろはの竹内です。
先日、仕事でトラブルがあって、
リビングで大きなため息をついていたんですね。
「どうしたの?」
社会人の長女が心配そうに声をかけてきました。
「仕事で大変なことがあってね」
娘に言っても仕方ないと思いながら、
もう一度、ため息をつくと、
「お父さん」
と、長女が顔を覗き込んできました。
「私だって、もう社会人なんだよ」
「・・・」
「仕事の愚痴ぐらい、聞いてあげるわ」
ふー。
涙腺が崩壊しそうです・・・。
親の知らない間に、娘は立派な大人になっていたようです。
早速、私は「実は仕事で・・・」と、
抱えている悩みをポツリポツリと話し始めました。
じっと目を見て、うなずきながら耳を傾ける娘。
そして、一通り話し終わったあと、
私が「どう思う?」と問いかけると、
娘は「うーん」と唸った後、
「ごめん、途中から聞いてなかった」
と、悪びれる様子もなく、笑顔で答えました。
「え?」
「いや、難しすぎて」
「・・・」
「話、分かんなくなって」
「・・・」
「途中で菅田将暉のこと考え始めたらさ」
「・・・」
「戻ってこれなくなって」
「・・・そうか」
「まぁ、良く分かんないけど、私だったら・・・」
「うん」
「ぶん殴っちゃうね」
誰をだよ。
まったく、このいい加減さは誰に似たんでしょうか?(菅田将暉)
ということで。
本日のメルマガは、
「ホームページをリニューアルしたら売上は伸びますか?」
という質問が多いので、その解答をひとつ。
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投資した300万円は取り返せるのか?
ホームページをリニューアルする場合の予算ですが、
最近は200~300万円の製作費が相場なんですね。
「高っ!」と思った人は、説明すると長くなるので、
下記の私の著書を読んでください。
『ホームページの値段が「130万円」 と言われたんですが、これって相場でしょうか?』
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しかも、この本を執筆した時よりも、
コロナでさらにネット関連の人件費が高騰しており、
今はまともに金が稼げるホームページを作るとなると、
べらぼうに製作費が高くなっているのです。
そうなってくると、小さな会社やお店の経営者は、
「300万円もホームページに投資をして、リターンがあるの?」
という疑念が湧いてくるのではないかと思います。
で、結論から言えば、
「300万円もホームページに投資して、リターンがあるの?」
と、思った時点で、もうその会社は、
ネットへの投資は止めたほうがいいと思います。
ホームページのリニューアルによって、
リターンがイメージができていないということは、
おそらく戦略もないし、ネットのスキルも低いし、
相談できる相手もいないので、
高い確率で、
一方、ネットのスキルの高い会社は、
リニューアル費が300万円だろうが、1000万円だろうが、
取り返すイメージと戦略ができているので、
ネット広告の費用対効果も分かっているし、
ネットに詳しい人材もいるし、
「大丈夫だろうか?」なんて迷うこともないんですね。
つまり、ホームページをリニューアルして、
売れる、売れないというのは、
いいホームページができる、できないの問題ではなく、
経営者やスタッフのスキルだったり、
商品力だったり、やる気だったり、経験だったり、
そっちの根本的なことのほうが重要であって、
基礎体力のない会社がいくらホームページにお金をかけても、
売上を伸ばす戦略を構築することは難しくなってしまうのです。
いいですか?
私が言いたいことは、
「ホームページをリニューアルするには最低でも300万円出せ」
と言っているのではなく、
300万円を出して、それを活かせる会社なのかどうか、
ちゃんと見極めてください、ということなんです。
300万円出して、集客や売上に繋げられる会社であれば、
バンバンとホームページはリニューアルしていいと思います。
おそらく、その会社は300万円を出す「覚悟」があり、
300万円をだしても、
高い確率でリニューアルは成功すると思います。
一方、経験もスキルも人材も乏しく、
ホームページへの300万円の投資で腰が引けているような会社は
「覚悟」もないし、戦略も人材もいないので、
ほとんどのケースが、
「お金をかけて素敵なホームページができました」
で、終わってしまいます。
作ったはいいけど、
「で、どうするの?」
「お金をかけたけど、客が増えないよね」
「リニューアル前と何も変わらないよね」
と、途方に暮れるだけで、無駄な投資で終わってしまうのです。
でも、経営者は、
「せっかくお金をかけたら、なんとかしろ!」
と無策でホームページを作ったくせに、
でも、こうなってしまったのも、振り返れば、
トップのネットに対する理解力が乏しいから起きた“事故”
戦略もビジョンも人材もないから発生した、
経営者の判断ミスでもあるんです。
もし、謙虚に、自分の会社の実力が分かっていれば、
「ネットで売上を伸ばす」
新聞の折り込みチラシやポスティングを使って集客したり、
DMやプレスリリースを活用したり、
SNSやGoogleビジネスプロフィールを使ったり、
ネットへの投資を最低限にとどめて、
自分たちの得意なリアルの現場の売上を伸ばす戦略を考えていれば
少ない投資で、大きなリターンが得られたんだと思います。
なんなら、ホームページは10万円ぐらいのもので十分だし、
自分で勉強して、ワードプレスで作ってもいいぐらいです。
なぜならば、自分の会社の戦略において、
ネットは「重要」ではないから、
肝心なのは、ホームページが300万円かけてもいいぐらい、
自分の会社にとって重要なポジションのものなのか、
それとも、既存のビジネスのアシスト的な「脇役」の存在なのか、
そのあたりの見極めが、
ホームページに投資する予算の見極めに直結するんだと思います。
ただ、その「見極め」が素人ではできないことが多く、
ネットへの投資が難しい要因でもあるので、
日々のネットビジネスの勉強と情報のキャッチアップは
怠ってはいけないんだと思います。
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編集後記
最近「中途半端なネットの質問をする人」が増えた気がします。
基本的には間違っていない質問なんですが、
本質は分かっているようで、
誤解を与えないように答えるのが、結構、
で、その要因をいろいろ考察してみると、どうやら、
ネットを取り巻く環境やノウハウが、
「取り残されてしまった人」が、「分かったつもり」
結果、“中途半端”な質問になっているようなんですね。
おそらく、
オンラインのセミナーの情報しかキャッチしていないために、
情報を深く掘り下げられずに誤解してしまった人が、
中途半端な知識のまま、
ネットのノウハウが複雑になればなるほど、
「売り方」はオーダーメイド品に近くなっていくので、
その会社やお店にあった販促戦略を、
オンラインで無料セミナーをたくさん聴けるようになったのはいい
一方で「分かったふり」の人ばかり増えてしまったことは、
良くも悪くも、コロナの功罪なんだと思います。
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