こんにちは。いろはの竹内です。
先日、セミナー終了後に名刺交換をしているときのこと。
ある経営者から名刺を渡されて、
その会社名を見て、思わず動きが止まってしまいました。
『有限会社いろは』
なんと、私と同じ会社名だったんです!
相手も同じことを思っているらしく、私の顔を見てニヤリ。
「竹内さん、同じ会社名ですね」
「これは奇遇ですね……」
「いやー、驚きました」
「僕も驚きましたよ」
と、こんな感じで、
その後の話は、まったく盛り上がりませんでした……。
同郷だったり、出身校が同じだったら、
もっと会話が盛り上がるはずなんですが、
「会社名が同じ」って、案外、共感が生まれないんですね。
しかも、お互いの心の中に、
「特に珍しい会社名でも、なんでもねぇし」
って、冷めた思いもあるんでしょうね。
ちなみに、私の会社名「有限会社いろは」ですが、
名前の由来は、
「領収書の宛名が、一番書きやすい会社名」
というだけの理由で「いろは」にしました。
思い込みも、こだわりもまったくありません。
だから、たまに取引先で、
カタカナ文字で発音がもの凄い難しい会社名や、
漢字検定2級ぐらい持っていないと読めないような会社名を見たと
「レジで領収書切るの大変だろうな」
なんて、勝手な心配をしてしまいます。
ということで、
人の心配なんかしている場合じゃない、
経営コンサルタントがお届けする本日のメルマガは、
「山を作らない」
というお話。
みなさんは「ヒット商品」と「ロングセラー」、
どちらが好きですか?
■【感謝!】発売8目で増刷決定!「会計天国」!
http://www.amazon.co.jp/exec/
安定した売上を確保してくれる「ロングセラー」
以前、ロングセラーの商品作りのノウハウを学ぶために、
同じ商品を80年以上もずっと売り続けている経営者さんに、
販促のコツを聞きにいった時がありました。
そしたら、その経営者さんは、
“会社名と商品名は絶対内緒”という条件付きで、
ひとつだけノウハウを教えてくれました。
それは、
「売上の“山”を作らないこと」
売上を急激に伸ばすための“山”を作ってしまうと、
必ず、大きな“下り”が生まれてしまうので、
どんなにいい商品でも、
だから、ある一定の売上がキープできるように、
広告費を出したり、引いたりしながら、
できるだけ“山”を作らずに売り続けることが、
ロングセラー商品を作るコツだと教えてくれました。
確かに、この話には納得する点が多々あります。
売れ始めると、調子に乗って、広告をガンガン入れてしまうし、
逆に売れなくなると、今度は焦ってどんどん値下げをしたりして、
結果的に、商品価値を下げてしまい、
自分の手で止めてしまうような販促をしてしまいます。
だから、息の長い商品を作りたいのであれば、
「売上を伸ばす」という感覚よりも、
「売上を無理して伸ばさない」
なかなかロングセラー商品を作るのは難しいんだと思います。
いいですか?
長引くデフレが引き起こした商品の「低価格化」は、
ヒット商品が生まれにくい市場を作る要因となってしまいました。
商品の単価が下がることによって、
消費者が長く商品を使い続けることよりも、
「買い換える」
ヒット商品の寿命が短く、
ロングセラーが生まれにくい市場を作り上げてしまったんだと思い
しかし、ヒット商品の短命化は、
売り手側の在庫リスクや、
やっぱり、メーカー側は安定収入が見込める「ロングセラー」
がんばって作り出していく必要があるんだと思います。
売上の“山を作らない”というのは、
非常に難しい販促のテクニックではあると思うんですが、
そういう「気持ち」に余裕のある販促をやっていかなければ、
ロングセラーという商品は、
■「ロングセラー」商品の作り方、みっちり教えます!
「タケウチ商売繁盛研究会」で売上アップ!!
https://e-iroha.com/kenkyukai/
【大阪】■10月15日(金)14:00~16:00
「消費税率アップ徹底対策セミナー」
http://www.osaka.cci.or.jp/
編集後記
2020年に東京オリンピックの開催が決まりましたが、
おそらく、これで景気の“山”ができあがり、
一気に消費は上向いていくと思うんですね。
ただ、オリンピック開催後は、
再び、手に負えない不景気の時代を迎えるかもしれません。
これを事前に打開するためには・・・。
サッカーのW杯の招致ぐらいしなきゃダメかもしれませんね(笑)
って言うのは冗談ではなく、
本気で売上を延ばし続けている会社というのは、
この“山”をいくつも連続で作るのがうまいんだと思います。
販促企画をマメにやったり、新商品を定期的に投入したり。
そして結果的に、山を何個も作って平らにしてしまって、
会社全体をロングセラー化して、
高収益のビジネスモデルとして成立させているんだと思います。
そう考えると、消費を盛り上げる“販促企画”って、
やっぱり大事なんだと思いますよ。
■楽天や実店舗の「販促企画」のアイデア出します!
「タケウチ商売繁盛研究会」で売上アップ!!
https://e-iroha.com/kenkyukai/
■『駆け込み需要で売れるもの、売れないもの完全公開!』
募集開始!【静岡】消費税増税で商売繁盛する仕組み
10月10日(木) 18:30~20:30
http://www.b-nest.jp/