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AIが「苦手な会社」のたった一つの共通点

こんにちは。いろはの竹内です。 
 
 
先日、妻が「AIを初めて使ったんだけど」と、 
 
ちょっと得意げに話し始めたんですね。 
 
 
AIを毛嫌いしていた妻が、 
 
ようやく人工知能の世界に一歩踏み出しました! 
 
 
ええ、これは革命です! 
 
 
早速、どんなふうにAIを使ったのか訊いてみました。 
 
 
「今度、ヨガサークルを立ち上げるんだけど」 
 
「うむ」 
 
「そのネーミングをAIに考えてもらったのよ」 
 
「なるほど」 
 
「そしたら、AIがね」 
 
「ふむふむ」 
 
 
 
「『具体的な活動内容とコンセプトを教えて下さい』と」 
 
 
 
「・・・」 
 
「そんな難しいこと、急に言われてもね」 
 
「・・・」 
 
「ヨガのサークルって以外、何も考えていないし」 
 
「・・・」 
 
「AIってさ」 
 
「うむ」 
 
 
 
「説教くさくない?」 
 
 
 
 
お前は田舎のヤンキーか! 
 
 
 
良いネーミングをAIに出してもらうためには、 
 
プロンプトを自分で考えなくてはいけないんです!(やっぱり説教) 
 
 
 
そんなわけで、本日のメルマガは、 
 
 
「AIで仕事を効率化するのは、無理ゲー」 
 
 
というお話をひとつ。 
 
 
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【動画で詳しく解説!】
8分17秒です。時間を少し下さい。 
https://www.youtube.com/watch?v=yGFmUiFvHhs&t=16s 
 
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仕事を効率化できるなら、とっくにやっている説 
 
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AIで仕事を効率化する話が巷で盛り上がっています。 
 
 
たとえば、営業マンが「明日〇〇社と商談」と入力するだけで、 
 
AIが相手企業の最新ニュース、決算データ、業界トレンドを収集して、 
 
最適な提案書を自動作成してくれたり、 
 
 
事務員が「新入社員の入社手続きをして」と指示するだけで、 
 
AIがPCを手配したり、研修スケジュールの調整をしたり。 
 
 
今まで人間がやっていた仕事を、 
 
AIが自動でやってくれる「AIエージェント」を導入する事例が、 
 
ちょこちょこ世間に出始めています。 
 
 
ただ、これらの効率化された「結果」だけを訊くと、 
 
「AIすげぇー」ということになりますが、 
 
実際に自分の会社に置き換えて考えてみると、 
 
この「自動化」というのは、 
 
 
なかなかハードルの高い取り組みだったりします。 
 
 
たとえば、先述した「明日〇〇の商談」と入力して、 
 
提案書を自動で作ってくれるAIの場合、 
 
 
まず、事前にやらなくてはいけない作業は、 
 
 
・営業マンの仕事の流れをすべて洗い出す。 
 
・AIに何ができるのか理解する。 
 
・どうすれば仕事がラクになるのか考える。 
 
・どこのデータを参照すれば資料ができるのか調べる。 
 
・どんな資料を用意すれば営業マンは便利なのか考える。 
 
・どのような資料を相手に見せれば成約率が上がるのか考える。 
 
・完成した資料でロープレ、ABテストを繰り返して定期的に改善していく。 
 
 
これらのことを、すべて営業マンにヒアリングして、 
 
構築し、実証して、仕組み化していかなければ、 
 
“自動化”は無理だと思うんですね。 
 
 
しかも、これらの全ての調査と検証と構築を、 
 
今やっている仕事の合間でやらなくてはいけないので、 
 
人手不足のために導入したAI自動化ツールが 
 
皮肉なことに、めちゃくちゃ人手とお金がかかるという、 
 
本末転倒な難易度の高い作業になったりします。 
 
 
また、「AIで何ができるのか?」を、営業マン全員が理解しなければ、 
 
システム構築の「ゴール」が分からないので、 
 
大前提として、営業マン全員のAIの教育も必要だったりします。 
 
 
もっと言ってしまえば、営業マン本人に、 
 
「AIで仕事を効率化させよう!」という前向きな気持も必要で、 
 
仮に有能なシステムを導入しても、 
 
 
「また社長がAI、AIって騒ぎだしたよ」 
 
「今は仕事が大変だから、適当に相槌でも打っておこう」 
 
「AIを導入したって面倒だから使わねぇよ」 
 
 
こんなモチベーションでAIを使い始めても、 
 
すぐに構築したシステムを使わなくなってしまい、 
 
「前のやり方のほうがやりやすいよね」ってことになって、 
 
元のアナログな方法に戻してしまうというのが、 
 
実は小さい会社の“あるある”だったりします。 
 
 
つまり、「AIで仕事を効率化する」というのは、 
 
 
・仕事を効率化することに前向きな組織。 
 
・仕事を効率化するためのAIの知識や経験がある組織。 
 
 
この2つの条件が必要なわけで、 
 
これらの条件を満たしている企業というのは、 
 
もともとスタッフのポテンシャルが高く、 
 
効率化することが習慣化されている組織なので、 
 
「AIで効率化できました!」という成功体験談は、 
 
実のところ、劇的な変化でも何でもなかったりするんです。 
 
 
 
いいですか? 
 
 
 
そもそも自分が「何に困っているか?」を、 
 
言語化できる人なんて、世の中に一握りしかいないんです。 
 
 
ほとんどの人が、目の前の仕事に追われていて、 
 
日々「大変だなぁ」と思いつつも、 
 
 
「〇〇したら、もっと仕事が楽になるんじゃないか」とか、 
 
「〇〇のデータを検証したら、売上が伸びるんじゃないか」とか、 
 
 
自分の仕事を俯瞰で見て、 
 
いろいろ考えを巡らせられる優秀な人なんて、 
 
めちゃくちゃ少数派の限られた人材なんです。 
 
 
Claude
Codeが「人の代わりに仕事をしてくれる」と言いますが、 
 
その人がもともと「仕事ができない人」であれば、 
 
仮にAIが自動で仕事をしてくれたとしても、 
 
 
自動でポンコツな仕事をすることしかできないんです。 
 
 
このあたりは、AIというビジネスツールが、 
 
仕事のできる会社にはめちゃくちゃ有益であっても、 
 
ごく普通の小さな会社にとったら、 
 
まだまだ「何に使っていいのか分からない道具」でしかないことは、 
 
多くの経営者が理解する必要があるんだと思います。 
 
 
 
さてさて。 
 
 
 
みなさんの会社では、AIの導入は進んでいますか? 
 
 
社長が社員にAIのアカウントを配って、 
 
「これからはAIの時代だ!
積極的に使うように。以上」では、 
 
社員から「AIこじらせおじさん」と陰口を叩かれるのが関の山です。 
 
 
本気で会社でAIに取り組んでいくのであれば、 
 
 
・定期的にAIの勉強会を開催して社員全員がスキルアップする。 
 
・定期的にAIの専門家を招待して講義をしてもらう。 
 
・AIに関するセミナー費用や書籍代は会社が全額負担する。 
 
・日報でAIの活用状況を社員に報告させる。 
 
・AIで1日どのくらいの作業時間が短縮されたのか報告させる。 
 
・AIの活用によって「人間ができる仕事」をどれだけ増やせたのか報告させる。 
 
・AIの活用状況によって社員を昇給させる。 
 
・AIでシステムが構築できる社員を積極的に採用する。 
 
 
このくらいの“当たり前の先行投資”ができないのに、 
 
「うちではAIを積極的に使っています」と声高らかに言うのは、 
 
ただ単に、仲間内の経営者に対して、 
 
「俺ってすごいでしょ」と自慢しているだけの、 
 
 
薄っぺらな“AIマウント”でしかありません。 
 
 
結局のところ、AIは「知識」で運営するものではなく、 
 
「知性」で運営するものなので、このあたりを誤解してしまうと、 
 
 
あなたも私と同じように、 
 
 
ただの「AIこじらせおじさん」で終わってしまいますよ。 
 
 
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********************************************** 
 
編集後記 
 
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今後、AIの利用方法は細分化されていくと思います。 
 
 
検索代わりに使う人や画像を製作する人、 
 
システムを組んで仕事を効率化する人もいれば、 
 
AIに言及してもらうための対策をする人など、 
 
 
どんどん使い方が分かれていくんだと思います。 
 
 
なので、「AIを使う必要がない」と分類された人は、 
 
無理してAIを使う必要はないと思います。 
 
 
仕事でネットが不要な人もいれば、 
 
印刷物を必要としない人もいるし、 
 
DMで売上を伸ばせる人もいれば、 
 
飲食店で稼ぐ人もいます。 
 
 
お金の稼ぎ方が人それぞれなのと同じで、 
 
AIの使い方も人それぞれなので、 
 
 
「みんなAIを使っているけど、自分は使えない」とか、 
 
「Claude
Codeが使えないけど、大丈夫かな」とか、 
 
 
気持ちをザワつかせる必要は、まったくないと思います。 
 
 
先述したように、相手のことをそういう不安に陥れることが、 
 
「AIこじらせおじさん」の知性と品性のないところだったりするので 
 
AIは自分のペースで淡々と取り組んでいくのが、 
 
 
賢い経営者の「正解」だと思いますよ。 
 
 
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多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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