こんにちは!
いろはの竹内です!
さて、先週から発売開始となった、
「御社のホームページがダメな理由」ですが、
発売一週間で、増刷決定!
ありがとうございます!
久々の短期間での大増刷です!
しかも!
一番バリバリ売りさばいていたアマゾンが売り切れ状態!
3月31日現在、「3~5週間待ち」になっています。
やはりマウスパッドのキャンペーン効果があったんでしょうか・・・。
(今月中旬までにはお届けします! 待っててくださいね!)
しかし!
今回のアマゾンでの在庫切れは、
コンサルタントとして“失態”以外何者でもありませんね。
ええ、大ミスです。
「えー、でも売り切れることは、人気があるってことでいいことじゃん!」
いえいえ。
「売り切れ」ほど、ビジネスの世界で恥ずかしいことはないんです。
そんなにお客さんは都合よく動いてくれない
さて、どんな商売でも言えることなんですが、
「買いたい時に商品が買えない」というほど、
バカバカしい機会損失はないんですね。
よくメールマガジンとかで、
「本日の12;00よりセール販売を開始しますよ~」といって、
予告販売を告知するお店がありますが、
そのとき、URLをクリックして買えなければ、
絶対にダメなわけです。
だって、そのときはメルマガを読んでクリックできたとしても、
次の12:00に、もう一度クリックしてもらう保障がどこにありますか?
よほど好きな商品ならば、まだ分かりますけど、
みなさんがそれほど、商品に熱中している保障はどこにもありませんよね?
さらにネットの場合は、机の上に向かっている可能性も低いですし、
何より「その日、その場所、その時間」で買わせなくては、
「次の機会」というのは“ない”も同然なんですね。
「えー、でも、予告販売の方が、商品の枯渇感があっていいじゃん」
そう思う人もいると思いますが、
あくまで、そういう時は、“やんわり”と告知するもんなんですね。
例えば、その前のメルマガで、
「次回、こういう商品を販売しているから、お楽しみにねぇ」
「凄いお得なサービスを展開しますから、待っててねぇ」
「本当にビックリしますから、次回のメルマガは期待していてくださいね」
こんな感じで、
“やんわり”と期待をさせて、
イメージを膨らませておくぐらいでちょうどいいんです。
つまり、「売り切れ」が偉いのではなく、
「売り切れそうな商品が、誰でもいつでも買える」というのが、
もっとも商売をする上で「エライ」ことなんですね。
だって考えてもみてください。
メルマガを流して、
URLも貼り付けて、
商品ページも閲覧できて、
凄い買う気マンマンで気持ちが盛り上がって、
さぁ、買い物籠を押そうと思った瞬間、
「12:00まで待ってね♪」
なーんて、書いてあったら、
そりゃ、いい気分にはなりませんよね。
むしろ、怒りすら込み上げてくる。
買いたい気持ちを抑えきれずに、
ついつい他のお店にジャンプして、商品を浮気する可能性だってあるし、
下手したら、一旦パソコンを閉じて冷静になってしまい、
購買意欲が冷めてしまう可能性だってある。
それを考えれば、
「12:00の販売を楽しみに待つ」という可能性のほうが、
非現実的で、お店の都合のような感じだとは思いませんか?
肝心なのは、
タイムセールをかけて、お客様を待たせることではなく、
いかにお客様の気持ちを高めながら、
タイムセールの時に全員に購買チャンスを与えるか、ということなんですね。
だから、今回の私の新刊のように、
アマゾンで本が売り切れてしまい、
「3~5週間待ち」という表記を見せられたら、
せっかく、ネットを経由して販売ページまで来てくれたとしても、
「なーんだ、じゃあいらねぇや!」
と思って逃げてしまう可能性の方が圧倒的に高いんですね。
その証拠に、アマゾンの表記が「翌日配送」だった頃は、
アマゾンの総合ランキングで10位以内だったのにもかかわらず、
「配送に3~5日かかる」という表記になったとたんに、
ガツーンと30位前後までランキングが落ちて、
「配送に3~5週間かかる」という表記になったら、
今度は50位圏外まで、一気にはじかれましたからね!
(今じゃ100位より外)
かといって、楽天ブックスにお客さんが流れたわけでもなく、
実店舗の本屋さんの売上が伸びたわけではなく、
ただ単に、「機会を損失した」という現実が残っただけなんです。
間違っても、
「おおぉ、この本、人気あるじゃん! 絶対読みたいから、今、注文しておこう」
なーんて、都合よく考えてくれるもんじゃないんです。
もちろん、「売り切れ」をアピールして、
人気商品だと思わせて販売するのも手法として正しいのですし、
商材やお店のカラーによっては、
あえて、売り切れにして、タイムセールを仕掛ける方が、
売れる場合もあります。
でも、ことと場合によっては、「売れない」という
弊害をもたらすこともありますので、
くれぐれも、みなさん、気をつけてくださいね。
お客さんは、みなさんが思っているほど、
商品やお店、店長に対して愛着を持っていないものですから。
編集後記
今回、アマゾンの売り切れ事件で、
凄く身にしみて感じたのは、
ネットショップの場合は、絶対に、
「即日配達します!」
「24時間以内に対応」
「すぐに返信します!」
という「時間を制する言葉」が、キラーキーワードなんだなぁと思いました。
インターネットで商品を探している人は、
基本的にはせっかちで、ワガママなお客さんだから、
「価格を下げる」か「対応を早める」か、
このどちらかしか、メリットを打ち出すしかないんですね。
だから、価格競争に巻き込まれたくない人は、
とにかく、ページの目立つところに、
このような即日配達系のキャッチコピーを入れてみてください。
思いのほか、お客さんのレスポンスが上がるかもしれませんよ。
「御社のホームページがダメな理由」をまだ買っていない人は、
『即日配達』の楽天ブックスで!
http://item.rakuten.co.jp/book/5454229/