こんにちは。いろはの竹内です。
世間は野球大会のWBCで盛り上がっていますが、
野球のルールを知らない“にわか”の妻が、
興奮しながら、毎日のようにテレビ観戦しているんですね。
「あーっ、今のボールは私ではよけられないわ!」
「うわー、今の球は私では取れないわ!」
「おーっ、今の私だったら絶対アウトだわ」
「・・・」
なぜ、妻は
自分が出場する前提で、野球観戦しているのでしょうか?
もしかしたら、私の知らないところで、
日本代表に招集されているのかもしれません(代打の切り札妻)
ということで、本日のメルマガは、
「SNSと動画の販促は『選挙』と同じ」
というお話しをひとつ。
★参加者募集★いよいよ来月開催!【大阪】4月8日
「ネットショップのSNS、動画の活用術」
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なぜ、世襲議員は当選するのか?
「親」が地元で有力な政治家の場合、
「子」が立候補すれば、だいたい当選するんですね。
なぜならば、親の有権者がそのまま子に投票するからです。
これは商売でも同じことが言えます。
「親」が始めた商売を「子」が継いだら、
顧客や取引先という“有権者”
子は労せずに、最初から高い売上を作ることができます。
さらに、この理屈はネットの販促にも当てはまります。
たとえば、楽天で売れているネットショップが、
自社サイトをオープンすれば、認知度という「親」があるので、
リスティング広告やSEOに力を入れなくても、
「子」である自社サイトは、調子よく売れてくれたりします。
また、地域密着で馴染みのお客を囲い込んでいる薬局屋さんが、
LINEを始めたことをDMで「親」
多くの人が「子」であるLINEに登録してくれて、
メッセージを出しただけで売上を作ることができたりします。
他にも、Twitterでファン客がいる釣具屋さんが、
YouTubeチャンネルを立ち上げれば、
Instagramのフォロワーが多いアパレル店がインスタライ
簡単に商品がバンバン売れたりしてくれます。
つまり、「新しいネット販促」という“子”
それ以前に「どれだけファン客を囲い込んでいるか?」という、
いわゆる“親”の部分の実力に大きく左右されるものであって、
そこの部分を見落としてしまうと、
とんでもない誤解をしてしまうことになるんです。
いいですか?
商売の成功は、
「どれだけ客を持っているか?」
で勝負が決まるものなので、
その顧客の「保有の仕方」というのは、
会社の実力とは、あんまり関係のないことだったりするんですね。
たとえば、
LINEでお客のリストを持とうが、
Instagramでお客を囲い込もうが、
DMの住所録をExcelで持とうが、
お客をしっかり囲い込んでさえいれば、その先の売り方なんて、
ハッキリ言って、どうでもいいことだったりするんです。
それなのに、多くの人が表面的な成功事例だけを見てしまって、
「あのお店はLINEをうまく活用して売上を伸ばしている」
「
「あのお店はアプリを利用して優良顧客を集めている」
などなど、新しいネット販促の部分だけに注目してしまって、
それを真似て、
冒頭の政治家のたとえ話でいえば、
「あいつで当選したんだから、俺でも議員になれるだろう」
と、いきなり知らない土地で、
SNSと動画をうまく活用している企業は、
背景に「親」
それらは企業にとっての資産であり、歴史であり、
どうしても再現性が低い事例になってしまうところがあります。
さてさて。
みなさんの会社では、
「なぜ、動画とSNSがうまく活用できないんだ?」
と頭を悩ませていませんか?
それは、あなたの会社の「やり方」が間違っているのではなく、
囲い込んでいるお客の数が少なかったり、お客の質が悪かったり、
根本的なところが成功事例と「違う」
お客を囲い込まずにSNSや動画のネット販促で成功するためには
政治家の親を持たずに、
地道にタウンミーティングから始めて、
市議会議員から県会議員になり、その後、国会議員になるような、
気が遠くなるような地道な努力をしなければ、
SNSや動画のネット販促は成功しないと思いますよ。
「お客を作る」というのは、選挙と同じで
1年とか2年でどうにかなるものじゃないんですよ。
★そんなSNSと動画の話をみっちり解説します!
【大阪】4月8日 『ネットショップのSNS、動画の活用術』
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編集後記
動画やSNSの成功事例に、アパレルと飲食店の事例が多いのは、
ただ単に「表現することが好き」というスタッフが、
他の業界よりも多いだけの話なんだと思います。
一方、製造業や卸業、建築業や医療で働くスタッフは、
そもそも「表現する」「伝える」ということよりも、
もっと別のことに興味関心を持って働いているわけですから、
当然のことながら、
「ネットで表現する」ということが、
できなくて“当たり前”だったりするわけです。
ネット販促なんていう特殊な売り方は、
極論を言えば、その会社が何が得意で、
かなり経営者や担当者の相性に左右されてしまうところがあるんだ
たとえば、私の場合、文章を書くことが得意なので、
メルマガの開封率を上げることはできるのですが、
自分のYouTubeの再生回数を伸ばすのは、
これは努力とかマーケティング力とかの問題ではなく、
ただ単に「相性が悪い」というだけの話だと思って、
最近はYouTubeのアルゴリズムの研究材料として、
割り切って自分の動画をアップしているところがあったりします。
このように、ネット販促には「相性」というのが、
リアルなビジネスよりも大きく影響を与えてしまうものなので、
究極な話を言ってしまえば、
自分が得意なネット販促をたまたま見つけられた人が
ビジネスがうまくいっているだけの話であって、
その経営者が、人よりも商売のセンスがあったわけでもなく、
情報をたくさん持っていたからでもなく、
努力をしたからでもなく、人間性が優れているわけでもなく、
ただ単に
「自分探し」に成功した人
というだけの話なのかもしれませんね。
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