こんにちは!
いろはの竹内です。
先日、上越新幹線で東京駅から新潟県に出張に行く時のこと。
予定していた千葉からの電車に乗り遅れてしまい、
総武線東京駅(地下5階)から、
新幹線東京駅(地上2階)まで、
「3分」で走らなくてはいけないという状況に追い込まれました。
この新幹線に乗り遅れたら、乗り継ぎが全て狂ってしまい、
大幅に到着時間が遅れてしまいます!
なんとしても、その新幹線に乗らなくてはいけなかったので、
ドアが開いた瞬間、ダッシュでエスカレーターと階段を駆け上がり、
キャリーバッグなんかガラガラ引っ張っている余裕もなく、
全力で走りきったところ、
ギリギリ発車ベルの鳴っているところで、
予定していた新幹線に滑り込むことができました!
いやー、こんなに全力で走ったのは、
おそらく生まれて初めてかもしれません。
新幹線に飛び乗ってからも、
しばらくしゃがみ込んで、息をゼェゼェさせながら、
ぶっ倒れていました。
本当に40過ぎのおじさんがいきなり猛ダッシュで走ったら、
この「ゼェゼェ」がいつまでも止まらないんです。
ゼェゼェ、ゼェゼェ、ゼェゼェ、
ゼェゼェ、ゼェゼェ、ゼェゼェ、
ゼェゼェ、ゼェゼェ、ゼェゼェ、
ゼェゼェ、ゼェゼェ、ゼェゼェ、
で、ようやく呼吸も整い始めて、
「ふーっ」とようやく気持ちが落ち着いた頃には、
新潟県の「越後湯沢駅」に新幹線が到着していました。
もう新幹線が速いんだか、
自分の体力の回復が遅いんだか、
サッパリ分かりません。
と、老いと戦いながら暮らす話はさておき。
今日は珍しくSNSでお勧めの本を紹介させて頂きます。
ええ、著者とはまったく面識はありませんが、
ちょっと読んでみてお勧めだったので、紹介させてもらいますね。
精神科医が書いたSNS文章術
文章のタイトルは、
「SNSの超プロが教えるソーシャルメディア文章術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132172
いわゆるフェイスブックやツイッターにおける、
文章術をレクチャーした本ですが、
執筆者が「精神科医」という経歴もありまして、
非常にポイントがうまくまとまっています。
私が「なるほどー」と思った理論は、
『SNSは共感ライティングである』という点です。
SNSの目的が「情報収集」と「交流」が大原則である以上、
「上手な文章」を書くことよりも
「共感」が得られる文章を書くことが重要となります。
つまり、SNSを活用していくためには、
できるだけ共通性のある話題を、多くの人に伝達する意識を持たなければ、
いつまでも「自己満足」の媒体で終わってしまうんです。
では、その「共感ライティング」とは一体何なのか?
ちょっと本に書いてあったポイントをまとめますと・・・。
・「共通話題」+「オリジナリティ」=最強コンテンツ
・「自分のために書いてくれた」と読者に思わせる文章を書く
・自分を良く知っている「1人」をイメージして書く
・読者1人を喜ばすように意識して書く
・コメントにすぐに反応してあげる
・相手のコメントには必ず返信する
・他の人が書きやすいように最初のコメントは自分で書く
・「私もそう思います」「いいですね」「まったく同感です」という反応を書く
・『ファン心理』が成立する順序
コンテンツを好きにさせる⇒執筆者を好きにさせる⇒執筆者のプライベートを好きにさせる
などなど、
SNSならではの、すぐに使える文章術が、
なかなかのてんこ盛りで書かれています。
あと、この本の著者と私が同意見だったことは、
「SNSでは絶対にモノが売れない」
という共通認識でした。
本の中でも、この著者、ちゃんと言い切っています。
SNS内での商品紹介や宣伝まがいの行為が、
いかに利用者や企業イメージを落としてしまうのか、
しっかり書かれているSNS本は珍しいかもしれません。
そんな訳で、
「SNSって、結局、商売に繋がるの?」
と、思っている人は、必読の価値ありの1冊です。
「文章術」という切り口になっていますので、
SNSをやっている人はとても参考になるノウハウになると思いますし、
SNSに興味がない人でも、
「あー、ここまでやらなきゃSNSはダメなんだ。私には無理だなぁ」
という、諦めにも繋がると思います。
正直、私はこの本を読んで、
「もうSNSは、ほどほどでいいかな」と、だいぶ諦めがつくようになりました(笑)
どちらにせよ、
久しぶりにSNSでまともな本が出た感じなので、
興味がありましたら、ぜひご一読のほどを。
「SNSの超プロが教えるソーシャルメディア文章術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132172
編集後記
最近、買ってもいないし、読んでもいない本で、
タイトルだけで、「おおぉ」と思ってしまいました本があります。
「置かれた場所で咲きなさい」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344021746
アマゾンに書かれている本の紹介文だけでも、
なんだか勇気づけられます。
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。
今の仕事、環境、状況、収入、不満はいろいろあるかもしれませんが、
それでも、その場で「咲く」努力をして欲しい。
この本のタイトルには、何か今の社会における不満や辛さを、
くるっと丸め込んでくれるような不思議な力があります。
出版元の幻冬社さんには申し訳ないですが、
これはタイトルだけで私は“ありがとう”って感じです。
読む前に本を勧めるというのもヘンな話ですが、
このタイトルを読むだけでも、
何か心の中のスイッチが切り替わってもらえればと思います。