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「LINE公式」と「YouTube」は無駄か?やるべきか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、東京オリンピックの新種目の

3×3のバスケのテレビ中継を観ていたところ、

横にいた妻が、

 

「あっ!」

 

と何かに気づいて叫んだんですね。

 

「どうした?」

「このバスケさ」

「うん」

 

「人数、少なくね?」

 

そうだな。少ないよな。

そういう競技だからね。仕方ないよね。

 

「なんでこんなに少ないのよ」

「新種目なんだよ」

「へー」

「3人でやるんだ」

「うっそ!」

「ここに『スリー・オン・スリー』って書いているだろ」

「どこよ」

「ここ!」

 

テレビの片隅に出ている「3×3」を指差す私。

 

「え、このサン・カケル・サン?」

「そうだよ」

 

「じゃあ、9じゃない?」

 

知らねーよ!

ここに掛け算してどうするんだよ!(9人制バスケ)

 

と、新種目に困惑する妻はさておき。

 

本日のメルマガは、

「販促手法を増やしてはいけない」

と言う話をひとつ。

 

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年々忙しさが増すネットビジネス

商品やサービスの「利益率」というのは、

ここ10年で、そんなに大きくは変わっていないんですね。

 

海外で製造したり、販売方法を切り替えたりして、

多少、利益率は変わった企業もあるかもしれませんが、

基本、多くのビジネスの利益率というのは、

ここ10年で、そんなに大きく変わっていません。

 

一方、ネットの世界はバカみたいなスピードで変わってしまいました。

 

10年ぐらい前までは、SEOとリスティング広告に加えて、

メルマガやブログをやれば、まぁネットの販促はすべて網羅した感じでしたが、

今はスマホサイトの制作やYouTubeの動画チャンネルの活用

Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSもやらなくてはいけないので、

ネットビジネスは一昔前に比べて、「大忙し」の状態になっています。

 

さらに、人件費、手数料、送料のすべてが値上がりし、

原材料費もじわじわと上がってきているので、

ネットビジネスの原価は、10年前に比べて、べらぼうに高騰してしまいました。

 

つまり、商品の原価率がさほど変わっていないのに、

運用するための費用だけが上がってしまうのは、利益が削られることに直結するので、

ネットビジネスは年々儲からなくなってきているのが現状だったりするのです。

 

いいですか?

 

最近、LINE公式アカウントを活用したり、

動画を使って商品情報を伝えたりする手法に注目が集まっていますが、

これらの「新しい販促手法」に手を付け始めてしまうと、

さらに企業の利益は削られていってしまうことになってしまうんですね。

 

もちろん、これらの新しい販促手法に手を付けて、

売上が爆発的に増えるのであれば、新しい戦略としては「あり」になります。

 

しかし、今のネットビジネスの競争過多の状態を考えれば、

これらの販促手法は、爆発的に売上を伸ばす手法ではなく、

どちらかといえば、今のお客さんを逃がさないための「守り」の販促手法になるので、

そこまで有効な施策ではないことは明らかだったりします。

 

でも、ネットビジネスは次々に「新しい売り方」が登場するので、

経営者は常に焦りを感じてしまうので、結局、

 

「やるだけやっておこう!」

 

と、中途半端に手を付けてしまうネットショップが後を絶ちません。

 

結局、小さなネットショップは少ない労働力を、

海のものとも山のものとも分からない販促に突っ込んで、

ひたすら利益だけが削られていく、

消耗戦を強いられることになってしまうのです。

 

そのような無意味な売り方に巻き込まれないためにも、

ネットビジネスは、どこかでやるべきことを「線引き」する必要があります。

新しい施策が登場したり、ライバルがその手法で売上を伸ばしたりしても、

どこかで、

 

「これはやらない」

 

と決めて、従来からコツコツやっている販促手法に投資することが、

実は最も有効な売上の伸ばし方だったりします。

 

新しい「売り方」は始めることは簡単ですが、

止める時は「売上が減るかもしれない」という恐怖と戦うことになるので、

実は無駄な販促を「止める」というのは、

経営者にとって、なかなかできないことだったりするのです。

 

さてさて。

皆さんの会社は、バカみたいにいろいろなことに手を出し過ぎて、

四苦八苦していませんか?

 

ネットビジネスは進化するものなので、

当然、時間が経てば、やることが増える商売になります。

 

今後は「やらずに売上を伸ばす」という、

最も難しい販促にチャレンジできる企業が、

最終的に、ネットビジネスの業界で生き残っていくんだと思いますよ。

 

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編集後記

経営者がよく言うセリフのひとつとして、

「やるだけやってみる」

という言葉があります。

 

でも、そういう人は、たいてい、何をやっても

うまくいかないケースの方が多いんですね。

 

こんな「お試し」みたいな気持ちで新しい仕事が成功するはずがなく、

やるなら、勝ちに行く覚悟で行かなければ、

商売で良い結果など、出るはずがないんです。

 

で、そんな言葉を口にする経営者に限って、失敗しても、

 

「勉強のつもりでやった」

「いい経験になった」

 

と、負けてから負け惜しみが多く、反省もしないから、

再び、何か新しい施策が出てくると、

何も考えずに「やるだけやってみる」という言葉を平気で口にして、

結局、無駄な投資を繰り返すループから抜け出せなくなります。

 

商売で成功している人の中にも、

「やるだけやってみる」と新しいことにチャレンジする人もいますが、

傍から見ていると、結果を出す経営者は、

その「やるだけ」の本気度がまったく違い、

「必ず成功する」という強い気持ちで取り組むので、

成功する確率が、人並み以上になったりするのです。

 

「やるだけやってみる」というのは、

「俺はバカだから何も考えていない」と言っているようなものなので、

経営者は「やるだけやってみる」という口癖をやめることが、

ビジネススキルのアップにつながっていくんだと思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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