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なぜ、セールで安売りする人はバカにされるのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、長女が「アフターコロナについて思うことがある」と、

私に話しかけてきたんですね。

 

どうやら社会人として長引くコロナに対して、

いろいろと危機感を覚えてきたようです。

 

「コロナが長期化するとね」

「うんうん」

「人間はマスクをつけ続けて」

「うむ」

「やがてマスクと皮膚が一体化して」

「・・・」

「口と鼻の周りに薄い膜ができて」

「・・・」

 

「最終的にマスクをせずに生活できると思うんだよ」

 

ならねーよ。

 

なんだよ、その新造人間キャシャーンの世界感は(byタツノコプロ)

 

とういうことで。

本日のメルマガは、

「『買い物好きの客』よりも『迂闊な客』を狙え」

と言う話をひとつ。

 

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安売りしているお店は客のことを分かっていない

「質が良い客」というのは、少し言葉は悪いですが、

「迂闊に商品を買ってくれる人」のことなんですね。

 

他社と価格を比較せず、すぐに商品を買ってくれて、

なおかつ、その後もその商品を買い続けてくれるような、

買い物に対して、財布の紐が緩い人が、

 

いわゆる「質が良い客」という意味合いになります。

 

儲かる商売において、

そのような「迂闊な客」をどれだけ集められるかが、

売上や利益を大きく左右する大切な基準になります。

 

一方、「質の悪い客」というのは、

「買い物に対して警戒心の強い人」のことを意味します。

 

セール時期にならなければ商品を買わない人や、

ポイントがつかなければ商品を買わない人、

すぐに他のお店と価格を比べてしまう人など、

 

このような「買い物にうるさい人」というのは、

買い物好きかもしれませんが、商売をする側にとったら、

「質の悪い客」の部類に入るので、

絶対に相手にしてはいけない客だったりするんですね。

 

そのため、後者の「質の悪い客」ばかりを集めてしまう店は、

必然的に儲からないビジネスを永遠にやらされることになります。

 

楽天のスーパーセールの時期に半額で商品を売ってしまったり、

ポイントを倍付にしないと商品を買ってもらえなかったり、

 

安売りのタイミングにあわせて、さらに安売りで客寄せをしてしまう店は、

結果的に「買い物にうるさい人」しか集まらなくなるので、

いつまで経っても安売りから抜け出せない、

貧乏暇なしのビジネスに陥ってしまうのです。

 

いいですか?

 

最近、アクセス数や客数を目標にして仕事をする人が多いですが、

商売で肝心なのは、集まった客の「質」なんですね。

 

買い物に迂闊な客を集めれば集めるほど、

値引きをしなくても商品を買ってくれるようになるわけですから、

商売は「質のいい客を集める」ことを重視しなくてはいけないのです。

 

しかし、ほとんどの人が客の質を考えずに、

がむしゃらに数字を伸ばすことだけに集中してしまい、

結果、「安売りしないと売れない」という悪循環に陥り、

儲からないビジネスを永遠に続けることになってしまいます。

 

では、迂闊に商品を買ってもらう客はどのように集めればいいのか?

 

それは、お客様に対して忠実になることです。

 

一生懸命、他社よりも良い商品を作り、

お客様に役立つ情報をしっかり発信して、

多くの人に商品のことを知ってもらうために、広告戦略を仕掛けることです。

 

そうすれば、お客様は自分の損得を考えずに、

時間をかけて商品を気に入ってくれて、

広告を使って、世の中の数少ない、

「質の良い客」を集められることができるようになります。

 

さてさて。

 

みなさんは、商品を安く売ることが、

本当に売上を伸ばすことに繋がると思っていますか?

 

価格を安くして、ポイントを付けて売れば、

誰だって売上を伸ばすことができます。

 

でも、商売の世界は「誰だって儲かる」という構造にはなっていませんよね?

 

つまり、誰でもできるような売り方には、

絶対に商売の成功の秘訣は「ない」ということになります。

 

しかし、ほとんどの人は、安売りが簡単に売上を作れる売り方なので、

自分自身に都合のいい言い訳をして、安売りを続けていきます。

 

「安売りしても、見込み客の集客につながるからいいんだよ」

「安売りしても、他の商品も一緒に買ってくれるからいいんだよ」

「安売りしても、次に高い商品を買ってくれればいいんだよ」

 

質の悪い客は、こんな売り手側の都合のいい買い方をするはずがありませんからね

 

自分達が考えているほど、「商品を買ってもらう」というのは単純な話ではないことは、

そろそろ多くの商売人が気づくべきことなんだと思いますよ。

 

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編集後記

ネットショップで売上を伸ばせられない理由は、

 

商品力だったり、

その店の構造だったり、

社長の性格だったり、

 

さまざまなことが絡み合って、

売上が伸ばせられない要因を作りだしているんですね。

 

だから、改善させなくてはいけないポイントは、

ビジネスの「中身」であって、

売上を伸ばすことやアクセス数を伸ばすことが、

改善の策につながることは絶対にないんです。

 

だけど、商売の「中身」の改善は手間も時間もかかる上に

売上が目に見えて伸びないので、

売っている側としては、面白くない仕事だったりするんですね。

耳の痛いことも聞かなくてはいけないので、

「中身」の改善には精神的に辛いことが沢山あったりするんです。

 

それよりも、現実から目を背けて、

価格を半額にして、ポイントを付けて、

セールの時にバンバン売っていったほうが、

やる気も面白さも出てくるので、

どうしても、そういう頭の悪い売り方のほうに、

スキルのない商売人は流れて行ってしまう傾向があります。

 

売上が伸びると、自分が成長していると勘違いして、

仕事が楽しくなってくるという気持ちは理解できるのですが、

本当の儲け話の答えは「そこにはない」と気づける人が、

ネットショップの厳しい競争の中で生き残っていけるんだと思いますよ。

 

安売りはバカでもできる売り方だけど、

バカは絶対に手を出してはいけない売り方なんですよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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