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年末商戦で「負ける人」の特徴

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、出先で次女が財布を忘れたというので、

ちょっとしたお金を貸したんですね。

 

で、家に帰ってから「お金を返して欲しい」と言ったところ、

「肩たたきするから」と、

まったく想定していなかった返事が来たんです。

 

ええ、いい大人が、

肩たたきで貸した金をチャラにしようとしています。

 

「ほら、そっちむいて♪」

「・・・」

「トントンしてあげるから♪」

「・・・」

「昔はこうやって、よくお小遣いをもらったよね♪」

 

トントン、トントン

「懐かしいね♪」

 

トントン、トントン

トントン、トントン

トントン、トントン

トントン、トントン

「はい、終わり」

 

ふー。

 

物価も上がりましたね(インフレ娘)

 

そんなわけで、本日のメルマガは、

『どうなる? 今年の年末商戦』のお話をひとつ。

 

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年末商戦の傾向と対策

結論から言うと、

今年の年末商戦は「売れる」と思ってください。

 

2024年は連休が多く「コト消費」にお金を使った人が多いので、

その反動で、年末は「モノ」を買う人が増えると予想しています。

 

また、賃金の上昇と経済が好調な理由から

冬のボーナスは上昇することが予想されるため、

高級品の動きも悪くないと思います。

 

さらに、今年は11月末のブラックフライデーと

12月初旬のボーナス商戦の時期が重なるので、

消費の盛り上がりは、例年以上に高まると思います。

 

しかし、“攻め方”を一歩間違えてしまうと、

とんでもないぐらい、売れなくなってしまう可能性があるのも、

今年の年末商戦の怖いところでもあります。

 

年末年始が前代未聞の「9連休」になるので、

旅行に行くためにお金を「使わない」という人も出てきます。

 

また、物価が上昇していることには変わりないので、

消費者が買い物に「慎重」になっているのも事実です。

 

ブラックフライデーは好機かもしれませんが、

この時期に強みを増すのは圧倒的に「Amazon」であり、

年末商戦に本気で勝ちに行くのであれば、

Amazonに負けないインパクトのある販促を仕掛けるのか、

それともAmazonと共に売上を伸ばすのか、

メリハリをつけたネット戦略を立てなければ、

お客も売上も、すべてAmazonに持って行かれることになります。

 

いいですか?

 

今年の年末商戦は、

「10月にどれだけ準備できるか?」に

すべてがかかっていると思ってください。

 

消費者はなけなしのお金を出して、

本当に購入したい商品だけしか買わないので、

徹底して、SNSや動画で商品情報を調べます。

 

そのため、早めに自社の商品の情報を、

ネット上に、できるだけ多く公開することが、

売上を伸ばすキモの部分になります。

 

また、例年以上にAmazonがテレビCMにお金を使って、

ブラックフライデーを盛り上げにいくことは、ほぼ間違いないので、

Amazonが仕掛ける前に、自前のお客をしっかり囲い込むか、

もしくは、Amazonの売り方を短期間でマスターして、

Amazonの力を借りて、売上をマックスまで引き上げるのか、

どちらかの戦略に舵を切る必要があります。

 

どちらにせよ、事前準備をしっかりしたうえで、

年末商戦に臨まなければ、力を増した競合店に、

小さな会社が勝てる方法なんて

「ない」と思ったほうがいいと思います。

 

さてさて。

 

みなさんは、今年の年末商戦に向けて、

どのような情報を収集していますか?

 

百貨店で特売やセールの販売力が弱まっているのをご存じですか?

中価格帯のコスメが売れなくなっているのをご存じですか?

服を買うための骨格診断の予約が好調なのをご存じですか?

 

売上を伸ばすために重要なスキルは、

「売り方」をマスターすることではなく、

売れるトレンドを知り、その波に乗って、

自社の商品をさらに売っていくことだと思います。

 

目の前のことをやっているだけで、売れるチャンスが掴めるなんて、

そんな甘い考えは、早々に捨てたほうがいいと思いますよ。

 

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編集後記

世の中は「二極化」から「多極化」へと、

消費のトレンドが大きく変わりつつあります。

 

コスパが良いものを求める人もいれば、

じっくり調べてから商品を買いたい人もいて、

推しのモノであれば出費を惜しまない人など、

 

SNSや動画で消費者の得られる情報が分散してしまい、

さらに「買いたいもの」が、年齢や性別を問わなくなったことで、

マーケティングの“的”が絞りづらくなってきています。

 

今回、マーケティング研究協会で、

無料で年末商戦の予測セミナーをさせていただくことになりましたが、

この1時間で、自分の持っている予測ネタは、

すべて吐き出すつもりで臨みますので、

ぜひ、ご参加いただければ嬉しく思います。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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