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なぜ、親子でやる事業は「共倒れ」するのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

2人の娘がまだ小学生の頃の話です。

 

妻が買い物などで家を出ていくと、

娘たちが顔を合わせてニヤニヤしながら近づいてきて、

 

「ねぇ、『握手マンごっこ』やろうよ♪」

 

と小声で寝室に手招きされて、

謎の遊びをするのがお決まりだったんですね。

 

遊びの内容は非常にシンプルで、

勢いよく立ち向かってきた娘達の手を、

私が「握手マーン!」と叫びながら力強く掴んで、

ぶんぶんと振り回して、積み上げた布団に叩きつけるという、

今思えば、

 

意味不明な遊びを、永遠と何時間もやっていました。

 

何が楽しかったのか私自身、よく分からなかったのですが、

なぜか姉妹2人はケラケラと笑いながら、汗だくになって、

寝室がぐちゃぐちゃになるまで遊び倒して、

妻が帰ってくる時間が近づくと、私が息を切らせながら、

 

「握手マンのことは、ママに言っちゃダメだぞ!」

と忠告して、3人でリビングに戻り、何食わぬ顔で静かに過ごすというのが、

子ども達と過ごした、懐かしい思い出のひとつだったりします。

 

そして、時が流れて令和5年の11月。

 

夜、洗面所で24歳になる次女が、ドライヤーで髪の毛を乾かしながら、

「そういえば」と、私に声をかけてきたんですね。

 

「私ね」

「うん」

 

「まだ、お父さんが『握手マン』だってこと、お母さんに言ってないんだよね」

 

「・・・」

「ずっと黙ってんの」

「・・・」

「そこで相談なんだけどさ」

「うむ」

 

「そろそろ言ってもいいかな?」

 

ふー。

なぜ、今更、『握手マン』の存在を打ち明けようと思ったんでしょうか。

もしかして、

 

2代目「握手マン」になりたいのでしょうか?(北斗神拳と同じ♪

 

ということで、初代「握手マン」のコンサルタントがお届けする、

本日のメルマガは、

『後継者問題』

という耳の痛いお話をひとつ。

 

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事業承継がうまくいかない最大の理由

「事業承継」を成功させる秘訣は、

親である経営者が「強い覚悟」を持つことだと思うんですね。

 

事業を子どもに継がせるために、

自分が今、何を学んで、何を子どもに引き継ぐべきなのか、

早い段階で「やるべきこと」を整理して、

その目的を達成するために、将来に向けた事業の「下地」を作り、

そして、古い考えの自分がいつまでも会社に居残らないように、

早々に裏方に回って、後継者のために身を粉にして働くというのが、

子どもに事業を継がせる経営者の「強い覚悟」なんだと思います。

 

しかし、こういう正しいアクションが取れる器の大きい経営者というのは、

実のところ、世の中に少ないのが現状だったりします。

 

なぜならば、親であっても、経営者は元来「ワガママ」な人間なので、

ついつい、後継者の人生など無視して、

自分のことしか考えない経営ばかりしてしまうからです。

 

たとえば、

 

後継者の時代にはネットを活用することが主流になるのに、

「俺はもう歳だから分からない」と言い訳をして、

新しいネット販促をお店に取り入れないとか。

 

経営者というポジションがはく奪されてしまうと、

自分の「生きがい」がなくなってしまうからといって、

いつまでも、会社を自分の“居場所”にしてしまうとか。

 

後継者を、都合のいい「従業員」として扱って、

ずっと自分の補佐のような仕事をさせて、

新しいことを何ひとつやらせようとしないとか。

 

このように、「事業承継」という仕組みを、

自分の都合のいいように過大解釈して、

いつまでも好き勝手な経営をし続けて、

ようやくバトンタッチしたころには、

 

死にかけの事業を子どもが引き継がせることになり、

惨めな人生を送らせることになってしまうのです。

 

いいですか?

 

事業承継の成功の可否は、

跡を継ぐ子どもの「やる気」で決まります。

 

「どうしても俺はこの仕事をやりたい!」

 

そんな熱意があれば、父親である経営者も本気になって、

事業承継の準備に早い段階から取り組むことができます。

 

しかし、実際のところ、後継者の中には、

 

「親の跡を継いだ方が、ラクそうだ」

「親のお店を継いだ方が、サラリーマンよりも稼げそうだ」

「他に仕事もないから、親の跡でも継ごうか」

 

と、異常にモチベーションの低い子どももいるので、

すべてがすべて、後継者がやる気があるとは、言い切れないところがあったりします。

 

でも、そんな後継者の「やる気がない理由」をいろいろ分析してみると、

実は、子どものモチベーションよりも、

 

「親のモチベーションの低さが問題ではないか?」

 

というのが、最近の私の結論だったりします。

これがいわゆる、事業承継に失敗した社長から聞く、

 

『俺の代で店を閉じようと思ったんだけど、

息子が跡を継ぐって言いだしてね』

 

というパターンなんだと思います。

 

もちろん、このセリフを言った親の跡を継いで、

大成功したお子様もいらっしゃるのは事実です。

 

しかし、現状、店を閉じようと思っている社長がやっている会社だから、

経営状態がボロボロになっている可能性は非常に高く、

そんな衰退の一途をたどっているお店を目の当たりにして、

「跡を継ぎたい」と言い出している子どもですから、

厳しい言い方をすれば、そういう後継者は、

 

商売勘が鈍い人の可能性が高かったりします。

 

だからこそ、経営者である親は、

「たまたま」で事業を継承させるのではなく、

もっともっと本気になって、

子どもに事業を引き継がせる「強い覚悟」が必要なんだと思います。

 

「事業を継承する」というのは、

事業を最高の状態で子どもにバトンタッチすることであり、

承継する子ども側も、古いビジネスモデルを引き継ぐわけですから、

本気で今の事業を、新しくチューニングしていく覚悟を持たなければいけません。

 

さてさて。

 

事業承継を考えている経営者のみなさんは、

自分たちの子どもに、本気で事業を引き継ごうとしていますか?

 

そして、事業を引き継ごうとしているお子様も、

死ぬ気で親のビジネスを成長させようと思っていますか?

 

いきつくところ、事業承継がうまくいかない会社というのは、

いつまでも自分のことしか考えない親の経営者と、

いつまでの親の会社を、他人事のように思っている子の後継者の、

 

二人の「だらしなさ」で、経営の歯車が狂った会社のことなんだと思います。

 

「事業承継」という古い文化自体が、

そもそも、今の変化の激しい時代には適していないのですから、

親も子も、起業家と同じぐらいの強い覚悟を持って、

今のビジネスに取り組まなければ、

 

親子ともども「共倒れ」になってしまうかもしれませんよ。

 

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→『タケウチ商売繁盛研究会』11月生募集
https://e-iroha.com/kenkyukai/

編集後記

2024年の予測カレンダー作りですが、

予想通り、地獄のような日々が続いています・・・。

 

ええ、ぶっちゃけて告白しますが、例年より制作のペースが遅いです。

正直、かなりやばい状態です。

 

遅延の原因は、例年になく予測が難しい点にあります。

 

コロナ回復の予測と、

人工知能の進化と、

動画の活用の本格化で、

 

いろいろな事象が絡み合ってしまい、

莫大な情報量がさばききれなくなって、

泣きながら毎日仕事をしている状態が続いています。

 

しかし、そんな製作者の辛い気持ちをよそに、

次々に2024年の予測セミナーが決まってしまい、

かなり精神的に追い込まれています。

 

●12月19日【オンライン】※自社ネットショップ向け
https://www.future-shop.jp/seminar/20231219seminar.html

 

●12月22日【in名古屋】※忘年会付き
『年末恒例!竹内謙礼氏の「2024年の予測とネットショップ売上アップのポイント」』
https://www.tokai-e.jp/seminar/tek20231222

 

●1月17日【オンライン】※小売り・サービス・メーカー・ホテル向け
『2024年の消費トレンド予測セミナー』
https://www.marken.co.jp/seminar/0063052023_1.php

 

ネタがまだ確定していないのに、翌月のセミナーの仕事が、

バンバンと決まっていくのは・・・恐怖でしかないですね。

 

(でも、みなさん、参加してね♪)

 

今さら逃げるわけにはいきませんから、

なんとか、その恐怖に打ち勝って、予測カレンダーを完成させますので、

11月下旬からの販売、楽しみにしていてください!

 

今週と来週が一番の踏ん張りどころなので、頑張ります!!

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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