経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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6歳から始める「就職活動」

こんにちは。いろはの竹内です。

 

今回の新刊『翔んだ! さいたま市の大逆転』ですが、

本を執筆した竹内謙礼本人が、

 

千葉県栄町在住で、

本の帯を書いてくれた映画『翔んで埼玉』の武内英樹監督が

千葉県千葉市出身で、

この本を編集したS氏までもが、

生まれも育ちも千葉県柏市で、

 

実は埼玉県さいたま市の本でありながら、

 

オール「千葉県民」で作った本なんですね。

 

そこを感づかれたのか、発売早々にさいたま市民のXでは、

「千葉県民によるさいたま嫉妬本」とまで言われている始末です(笑)。
https://twitter.com/saitama_tamako/status/1720594700170879300

 

そんなわけで、今回の異色のビジネス書、

『翔んだ! さいたま市の大逆転』の中から、

他の都道府県、市町村にお住まいのみなさんでも、

ビジネスにお役に立てる話を、このメルマガで届けできればと思います!

 

テーマは、

「小さな会社の新卒採用術」

 

さいたま市も、世の中の中小企業と同じで、

職員の採用がとっても大変な街なんです。

 

【他の市町村にお住まいの人でも楽しく読めます!】
竹内謙礼の“異色”のビジネス書!
★『翔んだ! さいたま市の大逆転』
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「青田買い」はいつから始まっているのか?

首都圏でトップクラスの人気の街「さいたま市」ですが、

唯一の悩みが、市役所職員の「採用」なんですね。

 

ご存じの通り、さいたま市は東京まで、

電車で30~40分ぐらいの好立地なので、

「公務員になりたい!」と思う人にとったら、

 

霞が関の国家公務員という就職先をはじめ、

東京都庁、東京23区の特別区、埼玉県庁という選択もあるので、

いくらさいたま市に「政令指定都市」という看板があっても、

いざ公務員志望の学生が、他の行政の仕事を比べてしまうと、

ネームバリューで見劣りしてしまうところがあるんです。

 

地方の都市だと「地元の市役所で公務員」というのは、

人気職種になるかもしれませんが、

多くの公務員がひしめき合う首都圏の場合は、

地元志向よりも、東京都内や県庁の公務員勤めのほうが、

人気があったりするのが実状だったりします。

 

で、ここからは本書でも述べている

経営コンサルタントとしての採用戦略のアドバイスになるんですが・・・。

 

大学3年生になって、就職先を考え始める段階で、

いくら「さいたま市役所の仕事はやりがいがありますよ」とアピールしても、

手遅れに近いと思うんですね。

 

なぜならば、優秀な学生は、東京都庁や特別区などの内定を取ったら、

迷わずネームバリューでさいたま市の内定を蹴ってしまうわけですから、

実は知名度や認知度の競争になってしまうと、

「大学生になる前」から、勝負が決まっていることだったりするんです。

 

 

 

つまり、さいたま市が「優秀な人材が欲しい」と思った場合は、

大学生になった人に「さいたま市で働いてみませんか?」とアピールするのではなく、

もっと前の段階で、

 

 

 

「さいたま市役所で働きたい!」

 

 

 

と自ら思ってもらえるような採用戦略に切り替えていかなければ、

他の手ごわい東京都内の公務員としての就職先から、

若い優秀な人材を奪い取ることは永遠にできないのです。

 

 

 

いいですか?

 

さいたま市の人材採用に限らず、

大手企業に優秀な人材が持っていかれてしまう中小企業の場合は、

もっと早い段階でリクルートを仕掛けないと、

完全に間に合わない時代に突入しているんですね。

 

たとえば、

 

小学生向けの夏休みの自由研究で、

『さいたま市役所探検』というイベントを開催して、

さいたま市役所で働くことを小学生の段階から、

「かっこいい」と思ってもらえるような体験をしてもらうとか。

 

他にも、中学生の職場体験で、

さいたま市内の区役所の仕事を体験してもらって、

「将来、こういう仕事をやってみたいなぁ」と夢描いてもらうとか。

 

さらに採用に力を入れるのならば、

 

市内の高校に現役の市役所職員が出向いて、

仕事の面白さをアピールする特別講座をやったり、

市役所内で、高校生でもやりがいのあるアルバイトの仕事を設けたり、

 

このように未成年の段階からリクルートを計画的に仕掛けて、

 

「将来、大人になったら〇〇の仕事をやりたい!」

 

と子どもたちに思ってもらえる“憧れ”の仕事にしておかないと、

大学生になった時に、働き先の選択肢にすら残らないので、

結果、子供たちは「ネームバリューのある組織」に就職する流れになってしまうのです。

 

実際、鉄道会社や空港会社では、コロナ前から、

小学生向けのリクルート戦略を徹底して行うようになりましたし、

IT企業でも、自社でプログラミングの教室を展開して、

システムエンジニアの囲い込みを小学生から始めている会社もあります。

老人ホームでも、小学生から体験学習を始めている企業も出始めており、

働き手の「青田買い」は、とんでもない勢いで前倒しで行われているのが、

今の少子化が進む、日本の就職戦線の現状だったりします。

 

さてさて。

 

本書の『翔んだ! さいたま市の大逆転』は、

ただ単に市政の取り組みを紹介するのではなく、

経営コンサルタントの視点で、

 

「こうすれば、ヒット商品を作ることができる」

「こうすれば、ファン作りができる」

「こうすれば、コミュニケーションが潤滑に取れる」

 

などなど、民間企業で役立つ販促ノウハウを多数紹介しています。

 

全国区であるこのメルマガの読者にとって、

多くの人が馴染みのない「さいたま市」かもしれませんが、

経営という面では、非常に身近に感じてもらえるノウハウが

盛りだくさんに詰まっていますので、

ぜひぜひ、これを機会に、この“変わり種”のビジネス書を、

ご一読してもらえれば嬉しく思います!

 

★企業の売上の「大逆転」の手法が丸わかり!
『翔んだ! さいたま市の大逆転』
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編集後記

さいたま市の清水市長がご自身のInstagramで、

私の本の紹介をしてくれました。

https://www.instagram.com/p/CyvZHf1yrAo/

 

清水市長は著書内でも2時間のロングインタビューに応じくれて、

本当に気さくな方で、誤解がないように言えば、

「フツーの人」の感覚を持った、ユーモアのある面白い市長さんでした。

 

正直、取材を始める前までは、

清水市長のことを、なんの特徴もない、無難に市政をこなす、

調整型のリーダーという印象しか持っていませんでした(ごめんなさい)。

 

しかし、さいたま市の歴史を紐解いてみると、

昔からこのエリアは旧大宮市VS旧浦和市の地域間対立が激しく、

そこに自民党VS野党の対立構造に加えて、

自民党も旧大宮市VS旧浦和市で分かれていて、

その上に、政令指定都市の市長と埼玉県の知事という二重行政の絡みもあり、

このぐちゃぐちゃに入り組んだ市政の中で、市政をこなしていくのであれば、

自分の意見を貫き通す「突破型のトップ」ではなく、

「究極の調整型のトップ」にならないと、

134万人という大都市の行政を回すことはできなかったんだと思います。

 

「強いリーダーシップ」と聞くと、ついつい強引に物事を決断して、

周りの人をぐいぐい引っ張る、自己主張の強い人をイメージしてしまうのですが、

それよりも大切なことは、

 

「お客様(市民)にとって、最適な決断は何か?」

 

を常に頭の中にインプットして、そのゴールに向かって、

反対意見を説得して、そのうえで周囲の人を巻き込んで、

最適な決断を下せられる人が、今の時代に求められる

本当の「リーダーシップ」なんだと思ったりもしています。

 

そういう組織論、リーダー論も学べる一冊になっていますので、

ぜひぜひ、経営者の方、チームのリーダーはご一読のほどを!

 

★行政の成功事例から学べる異色の経営ノウハウ本!
【新刊】『翔んだ! さいたま市の大逆転』
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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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