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なぜ、演説しない議員がトップ当選するのか?

こんにちは!
いろはの竹内です。

先日、出張に行った時に、替えの下着を忘れてしまい、
仕方なく、ホテルのすぐ近くにあった、
小さなスーパーマーケットに買いに行くことにしました。

で、時間もなかったこともあり、
よく確認せずに、店内のワゴンの中にあったトランクスを適当に買ったんですが、
後でホテルに帰って、再度、そのトランクスのメーカーを確認したところ、

『ポロ・ラルフローレン・バーバリー』

という、とっても高級そうなトランクスの名前でした。

ええ、値段が380円の割には、
なかなかハイエンドなネーミングです。
履くだけで階級が2つほど上がったような気分を味あわせてくれますね。

紳士なアナタに、お勧めです!!

と、どーでもいい話はさておいて。
今日のメルマガは、ちょっとタイムリーな話で、
先日行われた「衆院選」について、
いろいろビジネスに絡めて、“やや強引”にお話をさせて頂ければと思います。

選挙に大切な3つのポイント

まず、今回の選挙のひとつ目のポイントは、
『自民党の圧勝と民主党の惨敗』という図式です。
これは明らかに、有権者の「反動」が起きたわけですね。

実は、こういう現象は消費の中でもよく起きる出来事です。

・消費を我慢する ⇒ ボーナスが出たら一気に買う
・新商品を我慢する ⇒ 新商品が出たら絶対に買う

このように、消費意欲というのは、
「我慢」と「解放」が交互になって
やっとひとつの流れになっているのです。

だから、セールやDMを打つときは、
必ず、この「流れ」をお客さんの立場で、じっくりと見ていかなくてはいけません。

「今、この商品が売れていないから、次はこれが売れるな」
「これだけ売れているのなら、次に出すこの商品は、ちょっと売上が落ちるな」

こんな感じで、「反動」という流れを読めば、
ある程度、売上の“波”に乗ることができるわけです。

そう考えると、今回の衆院選は、
多くの議員が「民主党に投票した3年前の反動が起きる」と強く意識したと思います。
だから、その流れが分かった多くの民主党の議員は、
「民主党」とは名乗らない党に鞍替えしていきました。

ただ、残念ながら、その反動は国会議員が思っているほど、
小さな反動ではなかったようなので、
今回のような「惨敗」という結果になってしまったんだと思います。

もうひとつの注目すべきポイントは、
“政治家”にも“商品”にも「黙っていても売れる商品」というのが、
存在しているという点です。

例えば、総理大臣の野田佳彦氏なんかは、
仲間の応援演説に走り回っていても、
地元の小選挙区で軽々と圧勝していました。

また、同じように他の候補者のために
全国を走り回っていた自民党の安倍晋三氏なんかも、
特に地元で自分を売り込まなくても、サクッと勝ってしまいました。

逆に、声を枯らすまで、最後まで叫び続けた議員や、
雨の日も風の日も、街頭で辻立ちをしていた議員なんかでも、

そこまで地元でアピールし続けたのにも関わらず、
やっぱり落ちてしまった人がたくさんいました。

これは、「商品」の世界とまったく同じです。

「売れる商品」とは、
すでに“知名度”があったり、
すでに“ファン”がたくさんいたり、
黙っていても、売れる“仕組み”ができているものがほとんど言っていいでしょう。

わかりやすく言えば、
検索で売れる商品や、メルマガで売れる商品と同じと言っていいかもしれません。

よほど特殊な“風”が吹いても、
売れる基盤がしっかりしている商品は、
どんな状況でもサクサクと売れていくわけです。

そう考えれば、毎年、選挙にタレント議員が担ぎ上げられるのも、納得がいきます。
最初から“知名度”と“ファン”を兼ね備えているから、、
「当選しやすい」という条件が一般人よりも揃っているんですよね。

ただ、ここまでの地位を築き上げるのは、
並大抵の努力ではできません。

親の代から、ずっと引き継いだ“顧客リスト”があったり、
テレビやマスコミに取り上げられて、有名になったり、
重要な役職について、「安心感」を有権者に与えたり、

このような「積み重ね」がなければ、
やっぱり“黙っていても売れる商品”にはなれないわけです。

最後のポイントとなるのは、
「成功するためには、準備が大事」という点です。

例えば、今回、急ごしらえで「未来の党」が出てきましたが、
衆院選の19日前と、あまりにも準備期間が短すぎました。

こう言っちゃなんですが、中学校の生徒会の選挙だって、
もう少し、準備期間がありますよ(笑)

それなのに、今回、新しく政党を作った議員さんの口からは、

「もう少し時間があれば」
「政策が浸透しなかった」
「準備不足だった」

こういう敗戦の弁が非常に目立ちました。

でも、これって、自分の商売の中でも、
よくある出来事だと思いませんか?

例えば、

「突然、社長が『やれ!』と言った企画だったから、結局、準備不足でまったく商品が売れなかった」
「いきなり振られた仕事だったので、雑な商品ページになってしまい、広告を打ったのに売れなかった」
「思いついたように企画にチャレンジして、結局、集客ができなくてイベントが失敗に終わった」

などなど、「時間がなくて失敗に終わる」というのが、
実は、一番多い商売での失敗パターンだったりするんですね。

だけど、今回の衆院選で、「準備ができていない」「準備が短すぎる」というのが、
いかに“相手に伝える”“ファンになってもらう”ということに対して、
不利なことだというのが、身にしみて分かったと思います。

いいですか?

今回の衆院選で学んだ「大事なポイント」は、

1・「波を掴むことは大事」

2・「知名度とファンは大事」

3・「準備が大事」

この3つです。
商売でも、この3つのポイントを外すと、
やはり売れなくなってしまいます。

どんなに、たくさんの当選回数を誇った国会議員でも、
親の代からずっと続く選挙区で自信満々に立候補した国会議員でも
テレビに出ずっぱりの人気の国会議員でも、

波をつかめなかったり、
ファンを裏切ったり、
準備をしていなかったりすると、

「あっ」という間に落選してしまいます。

結局は、『先を読む力』が無ければ、
「波」もつかめなければ、「ファン」を作るイベントもできないし、
まして、「準備」を事前にすることができないので、
売れる商売なんかできるわけがありません。

最終的には、「選挙」も「商売」と同じで、

“個人”という商品を売り込んで、
それで有権者から“票”というお金を集める仕組みで成り立っていますから、
そう言う意味では、ビジネスと構造はまったく同じなんだと思いますよ。

先を読む力が無い人は、何をやっても勝てるわけがありません。

【惨敗した議員になりたくなければ、本気で先を読め!】

2013年度版
竹内謙礼の売れるキャッチコピー&販促企画カレンダー!
https://e-iroha.com/calendar2013/index.html

編集後記

さて、冒頭でもお伝えしましたが、
2月5日(火)に、大阪商工会議所で、
「期待の新人を発掘するための30のポイント」というセミナーを開催します!

詳しくはコチラ!
https://www.kinki.cci.or.jp/kentei/apply.php?seq=2937

これは、現在、私のホームページでも販売している、

「就活に負けない子どもの育て方」
http://www.netshukyaku.jp/seminar/shukatsudvd.html

こちらの講座を応用して、
優秀な人材発掘に焦点を置いた、新しいセミナーとなっております。

世の中で「仕事のできる人」というのは、

・要領のいい人
・人の言うことを素直に聞いて、努力できる人

だいたい、この2つのタイプに分かれると思います。
こういう人を採用すれば、
まず、会社の売上は飛躍的に伸びていきます。

で、そういうタイプの人というのは、
基本的に、「人の話が聞ける子」がベースとなります。

人の話をちゃんと聞けるから、素直になって情報を吸収できるようになり、
人の話をちゃんと聞けるから、要領のいい方法を見つけることができるようになるのです。

そうなると、仕事ができる人材は、「人の話が聞ける子」という条件が、
非常に重要になってきます。

では、「人の話が聞ける子」というのは、
どのように育てればいいのでしょうか?

と、こんな感じの問題提起をしながら、
「就活に負けない子どもの育て方」について、
内定3つ以上を獲得した人100名の“育ち”と

内定0個だった人100名の“育ち”を、
アンケート結果を元に徹底的に比較して、

「期待の新人を発掘する30のポイント」に絞って解説していきたいと思っています。
もちろん、子育てに悩むお父さん、お母さんのご参加大歓迎!

いい学校に入学させたからって、それがゴールじゃありませんからね!

「小学校から就活は始まっています」

2月5日(火)開催決定 (大阪初開催)

「期待の新人を発掘するための30のポイント」
https://www.kinki.cci.or.jp/kentei/apply.php?seq=2937

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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