経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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経営者が「フツーの幸せ」を手に入れられない理由

こんにちは!
いろはの竹内です。

先日、オリンピックの男子サッカーの日本代表が、
決勝トーナメントでエジプトと戦った時のこと。

出張の帰りで、試合開始のホイッスルに間に合わなかったので、
帰り道にある自分の実家に立ち寄り、試合をテレビで観戦することにしました。

私がリビングで興奮しながら試合を見ていると、
なぜかいつもはサッカーなど観ない年老いた父も観戦することに。

そのまま黙って見てりゃいいものを、
その日に限って、なぜか久しぶりに帰ってきた息子と交流を深めたいのか
突然、試合を見ている私に、

「サッカーって、人数、多くないか?」
という、意味不明な質問を振ってきました。

「絶対、人数多いよ、コレ」
「知らねぇーよ」

「5人ぐらいがちょうどいいんじゃないか?」
「ルールで人数は決まってんだよ」

「でも、これだと人数が多くてシュートできないぞ」
「そういうスポーツなんだよ!」

「あと、このヘンテコなユニフォーム着ている奴も邪魔だな」
「そいつは審判だよ!」

「審判、1人じゃ少なくないか?」
「他にも、ちゃんといるよ」

「どこに?」
「ほら、ここだよ!」

「どこ?」
「これ! この旗持っている奴!」

「こいつ、背、低くないか?」

頼むよ、オヤジ。
もう、それは質問の域を超えて嫌がらせだよ。
あとはヤフー知恵袋にでも聞いてくれ!

と、まったく試合に集中できず、
途中でテンションが下がってしまったオリンピック中継。。
また4年後が楽しみです♪

そういうわけで、
今日は、「ネットで売れるもの」のお話をひとつ。

さて、アナタの商品、なぜ売れないか分かりますか?

 観光地に例えたら、分かりやすい。

さて、これはあるホームページに出ていた考察記事のお話です。
どうやら一説によると、
インターネットで買い物をすると、

「みんな同じ商品を買ってしまう」
という現象が非常に起きやすいらしいんですね。

例えば、「三輪車」というお題を決めて、
5人ぐらいのモニターが先入観ナシで、インターネットで検索して、
三輪車を買おうとすると、

なぜか、ほとんどの人が同じメーカーの、同じ三輪車を買ってしまうらしいんです。

で、モニターに購入理由を聞いてみると、

「ネットのレビューを見たら、この商品が一番人気がありそうだった」
「いろいろなネットショップを見比べたら、このページが一番売れていそうだった」
「この商品が、多くのホームページに露出していたから」

といった具合に、
「売れている商品」「有名な商品」に、
ネットの場合は、非常に消費者が“集まりやすい”という傾向が強いんですね。

つまり、「売れている商品」に一極集中してお客さんが集まりやすく、
逆に「売れていない商品」には、チャンスが極端に少なくなってしまうというのが、
今のEコマースの現状だったりするわけです。

この理論は「観光地」に置き換えると非常に分かりやすいです。

例えば、京都に初めて観光に行った場合、
やはり、観光客は、有名な観光名所を回りたいところがあります。

清水寺
金閣寺
嵐山
太秦

こんな感じで、観光を“確実”に楽しみたいから、
ガイドブックを読んだり、地元の人に道を尋ねたり、
いろいろな手段を使って、現地の情報を集めようとします。

そうすると、必然的に、
情報は上記のような「定番」の観光地に偏り始めます。

もちろん、中には「宝ヶ池公園」や「渉成園」などの
ちょっとマイナー観光地を勧める人もいますが、

初めて京都に来た人が、
そのような“穴場スポット”に好んで足を向けることはほとんどありません。

何度か足を運んだ人であれば、そのような行動に出るのかもしれませんが、
その場合でも、やはり有名どころから順々に降りてくるわけであって、
いきなりとんでもないマイナーな観光地に足を運ぶことは、
どうしても“レアケース”になってしまうのです。

マイナー観光地は、露出が低いから、そもそも情報がキャッチされませんし、
たとえ本当に面白い観光施設だったとしても、
周囲が高い評価をしていないのなら、

その「面白い」という情報すら、
何も知らない観光客は、信じない可能性があります。

つまり、
「せっかく行くなら、一番いいところ」
というのが、観光客の原理原則だったりするんです。

このように、

“何も知らない”
“よく分からない”

というモノに関しては、
消費者は第三者の情報に依存してしまい、
その中から「もっとも確実なもの」に、購入意欲が流れる傾向にあります。

分かりやすく言えば、ネットで買い物する人は、
「自分の意思が乏しい」
と、思ったほうがいいわけです。

ガイドブックや地元の人から情報を集めたりするのは、
まさに商品購入前にレビューを読んだり、ブログを読んだりするのと同じ。

で、一番露出の多いところを“有名な観光地”と認識するのは、
一番露出の多い商品を“有名な商品”と認識するのと同じで、
賑わいのある観光地に人が集まるのは、
売れてそうなネットショップに人が集まるのと同じ理屈になります。

結局のところ、

「検索で商品を買う」という行為と、
「知らない観光地で観光する」という行為は、
とっても酷似した消費行動になるのです。

いいですか?

インターネットのビジネスは、
情報が乏しいから「検索」という行為に流れやすく、
その「情報」を集めようとするあまりに、
お客さんが「情報」に左右されやすい環境と言えます。

また、露出が多いものを信じて、
その露出が、「安心感」や「確実」という、
買い物を決定付ける要因となる以上、

ネット販促において「露出」というのは、
もっとも重要な販促行為になります。

だから、ネットビジネスを行う以上、

・キーワード広告
・SEO
・レビュー
・楽天広告
・アマゾン出品

等々、こんな感じで、
いろいろなシーンで「露出」を徹底していかないと、
なかなか「売れない」ということになってしまうのです。

しかし、これはある意味、

二番手、三番手に落ち込んだ商品に関しては、
早々に見切りをつけて諦めろ、という意味でもあり、

逆を言えば、徹底的に1番手を死守しないと、
すぐに売上が落ちてしまうという理論の証明にもなります。

だから、ネットの商売の世界に限っては、
「そこそこ売れればいい」

という考え方が、存在しないと考えたほうが、むしろ自然と言えます。

っていうか、このような中途半端な売り方は、
ネットの世界に限っては、現実的に不可能なんです。

だって、一番売れる商品にお客さんが流れてしまうんですから、
ネット上には「売れる商品」と「売れない商品」の2種類しか存在しなくなります。
どちらかに自分のポジショニングを置くとすれば、

売れてウハウハか、売れなくてボロボロか、
このどちらかしか、存在が許されないのです。

さてさて、
あなたのEコマースに対する“心意気”は何ですか?

まさか、「そこそこ稼げればいい」なんて、
甘い考えはしていないですよね?
そんな考えをしているから、

今もなお、「そこそこ」も稼げていないんだと思いますよ。

「だったら、ガッチリ稼ぐにはどうしたらいんだよ!」

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編集後記

インターネットの「文章術」というのは、
「買う気をそそるウマイ文章を書く」という仕掛けから、
「検索結果を意識した文章術」
というノウハウに変わりつつあります。

・キャッチコピー⇒検索結果に対してクリックされるキャッチ
・文章術⇒被リンクを貼ってもらうための文章術

といった感じで、
もっと戦略的に「文章」というのを捕らえていかなければ、
『売れる文章』にはならないというのが、
今のネットビジネスの現状だったりします。

今週末、開催される、副業者向けのセミナーでは、
そのようなネットビジネスにおける『文章術』を、
いろいろお話させていただきますので、
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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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