さて、最終日は、タイのバンコクの、
ネットビジネスを視察するツアーです。
※3日目のタイ・マレーシア移動編はコチラ
最初に訪問したのは、
東南アジア最大といわれる物流会社「エーコマース」
エーコマースは渋滞の激しいタイ国内でも、
2~3日で商品を届けることが可能で
月に10万個以上の商品を出荷しているそうです。
Eコマースの物流に関しては、
アマゾンが進出してくる可能性もありますが、
社長さんいわく、アマゾンは東南アジア諸国の
小さな市場にはあまり興味がないらしく、
言語や交通の問題もあることから、
しばらくは進出してこないのではないか、ということらしいです。
また、日本の商品も人気らしく、倉庫の中を歩いてみると、
オムツの「マミーポコ」や、
テッシュの「エリエール」などのダンボールが目につきました。
その次に伺ったのは、楽天市場がタイで展開している、
「楽天タラッド」
会社に訪問すると、
入口は、なかなか拍子抜けの雰囲気。
しかも、
タイでも、楽天スーパーセール50%オフを展開中のご様子。
ええ、どうやら楽天には「国境」というものは、存在していないようです。
そして、ドアの隙間から見えたのは、
楽天イーグルスのユニフォーム。
その奥には、目玉が片方黒いダルマが見えました。
「世界戦略」を掲げる楽天の懐の深さに、
日本人としてちょっと恥ずかしくなる今日この頃です。
その後、楽天タラッドの社長さんから
今は、Eコマースだけではなく、
データ解析やCtoCビジネス等の事業も手がけて、
グループ全体で収益を上げていくという
貴重な戦略のお話を聞かせていただきました。
次に訪問したはのは、タイでアパレル商品を取り扱う
「ウェアユーウォント」
SEOを駆使して、有名ブランドを売っていくその手法は、
日本のZOZOタウンに販売スタイルが近いかもしれません。
ちょうど、ロシア系のモデルさんが最新水着の撮影をしていて、
ツアー参加者全員、緊張しまくりになってしまいました。
ちなみに、モデルさんの時給は1時間3000円程度。
このくらいのコストであれば、
モデルを使ったほうが、商品の見栄えがよくなりますよね。
この日、最後に訪問したのが、
独自の物流システムを持ちながら、雑貨のEコマースを手がける「モクシー」
バンコクは配送環境がよくないということから、
この会社では、独自でバイクやバン、トラックを所有。
バンコク市内であれば、1日で届けるということをウリにして、
ハイセンスな雑貨を売るのが、
彼らのビジネスモデルのコンセプトだったりします。
しかも、バイク便になぜか、
非常に壊れやすいことで有名な、イタリア製のべスパを使用。
「このほうが、配達した時にカッコいいだろ」
と、社長さんは自慢げにおっしゃいますが、
この灼熱の東南アジアで、
本当に空冷エンジンのべスパで荷物が届くかどうか、
ちょっぴり不安になってしまいます。
最後にモクシーのスタッフの皆さんと記念撮影をして、
今回の東南アジアのネットビジネスの視察ツアーは全て終了!
「みなさん、お疲れ様でしたー!」
ということで、
夜はアイ・エム・ジェイのスタッフのみなさんと、
打ち上げの食事になりました。
「ホテルの近くに、面白いレストランがあるんだよ」
といって連れてこられたのが、こちら。
「キャベジズ&コンドームズ」という、
ふざけた名前のレストラン。
店内に入ると、
こんなふざけたオブジェがあったり、
こんなわけの分からない顔看板があったり、
電球かと思って近づいてみたら
全部、コンドームで作られていたり。
とにかく、コンドームがコンセプトの
意味の分からないお店なんですが、
これがどっこい、なかなかの混雑ぶり!
しかも、食事が終わったら、
焼肉屋さんのガムのように、コンドームを渡されるという始末。
まぁ、味が美味しいお店だったので、
許されるコンセプトではあるんですが、
機会があったら、この店の社長さんに、
店舗を運営する真意を聞いてみたいものです。
というわけで、
今回の東南アジアのツアーは、これにて、無事終了しました。
東南アジアは、ITのリテラシーがそんなに高くない中で、
インターネットのインフラが一気に普及したこともあり、
まだまだ市場全体が整備されていない状況です。
そのため、オンラインとオフラインの境目がなくなっていて、
非常に複雑な販促に取り組まなくては、
うまく売上を作ることができないのではないかというのが、
私の今回のツアーに参加した感想だったりします。
でも、反面で、市場やインフラに問題があるぶん、
その問題を解決するビジネスは、成功する確率が高いといえますので、
ぜひ、何か面白いビジネスアイデアがあったら、
東南アジアの商売にチャレンジしてもらえればと思います!
そんなわけで、このブログの最後は、
私がバンコク市内の日本人街で見つけた、
面白看板でお別れしたいと思います。
「ガールズ小料理居酒屋」って何だよ。
トマトヌードルなんて食べたくないんですけど・・・。
「たこえもん」って店の名前なのに、
看板のイラストはネコだし、麺類ばかりでタコないし。
これは、さすがに訴えられないか!?
「ドクター・ポン」って、誰なんだよ……。
【お知らせ】
※こんな感じのレポートを、毎週メルマガでお届けします!
「竹内謙礼のボカンと売れるネット通販講座」
みんな読んでね!