経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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日本の中小企業は、本当に東南アジアで戦えるのか?

さて、先週、お知らせさせて頂いた、
東南アジアのネットビジネスの視察報告ですが、
それよりも先に、少しだけセミナーの告知を冒頭でさせて頂ければと思います。

しばし、お付き合いの程を……。

来る10月28日(火)14:00より、
東京の渋谷にて、下記のセミナーを開催することになりました。

【コスト0円、仕込みもいらない!】

一瞬で売上を伸ばす飲食店のメニュー名とキャッチコピーの作り方
http://www.hanjoukai.com/seminar_141028.html

飲食店とフード関係ビジネスのみなさんに向けた、
食品のキャッチコピー作りとメニュー作りのセミナーです。

7月に発売させていただいた、日経BP社の
「繁盛店は美味しい料理と言葉を作る」の本を、

1時間30分の分かりやすい実践ワークセミナー付きで
まとめさせて頂きました。

「私の業種にはちょっと関係ないかな?」

という人でも、キャッチコピーや商品名作りの基礎知識が身につくセミナーなので、
経営者、スタッフのみなさんで、ご参加いただければと思います!

余談ですが、私、首都圏在住ながら、
なぜか東京都内のセミナーが少ないコンサルタントです。

そのため、都内のセミナーはいつもアウェイな雰囲気になってしまうことがしばしば……。
なので、ぜひ、みなさんに今回は東京にてセミナーにご参加して頂ければ嬉しく思います。
どうかよろしくお願いします!

というわけで。

お待たせしました!

9月17日から24日まで、インドネシア、マレーシア、タイの3カ国を回って、
片っ端から東南アジアのネットビジネスを視察してきた、
竹内謙礼のざっくりとした視察報告をさせて頂きます!!

題して、

「結局、東南アジアに進出して、日本の小さな会社は儲かるの?」

いろいろ考えさせられる視察となりました。はい。

東南アジアは、本当にビジネスチャンスなのか?

さて、今回、東南アジア主要3ヶ国のネット企業を視察して、
新たに発見したことは、

「儲けの仕組みは、日本も東南アジアも変わらない」

という、非常にシンプルな結論でした。

たとえば、今、東南アジアでは、
ショートメールやラインによる販促が大盛況なんですが、

最終的には、顧客リストの数が、売上に比例するという根本的な仕組みは
日本のメルマガや、DMによる販促手法と同じだったりするですね。

また、東南アジアのネット企業は、日本のネット企業と同じように、
SEOやSEMを非常に重要視していて、専属で2~3人の社員を、
SEOにベタ付きにさせている会社がとても多いんです。

これは、検索されやすいブランド品や人気商品、必需品のほうが、
ネットで「売れやすい」ということですから、
この点も、日本と東南アジアのネットビジネスの売れ筋商品の共通点と言えます。

つまり。

日本のネットビジネスも、東南アジアのネットビジネスも、
儲けるための仕組みづくりは、まったく同じだということなんですね。

だから、儲けの仕組みが同じである以上、
投資も、人材も、苦労も、努力も、仕組み作りも、

日本も東南アジアも関係なく、
「同じ負荷がかかる」ということは明らかだと思います。

もう少し分かりやすく言うと、

「東南アジアは、急成長しているから、売りやすい」
と言っても、世界共通で「お金儲けはとても大変」という事実は変わりませんので、

やっぱり、小さな会社が東南アジアにいっても、
「大変な思いをする」という事情は変わらないんです。

少なくとも、
「日本でダメだったけど、東南アジアならいける」
ということは、海外ビジネスの世界では、絶対にないんだと思います。

いいですか?

今回、日本の市場の物価高、送料高騰の厳しさから、
久しぶりに東南アジアに目をむけて視察してきましたが、

やっぱり資本力の小さな会社は、

「日本の市場で頑張った方がいい」

という結論に行き着きました。

「儲けの仕組み」が日本も東南アジアも同じであれば、
どうしても海外ビジネスは言語や生活の「コミュニケーションコスト」の負荷がかかるので、
小さい会社にとっては、ストレスの大きいビジネスになってしまうんです。

いくら東南アジアの人件費が安いと言っても、
そこには、言葉の壁だけでなく、
生活習慣や文化の違いまでも乗り越えなくてはいけませんから、

お金には換算できない負荷が、
海外のビジネスには大きくのしかかってきてしまいます。

それを考えれば、小さい会社が、
商品力やビジネスアイデアだけで乗り越えられるほど、
海外ビジネスは簡単なものではないんだと思います。

ベンチャーキャピタルの力を借りて、
それなりにスタートアップで大きな資金を突っ込んで、
がっちり先駆者利益で市場を取りに行くのであれば、話は別ですが、

「海外ビジネスも、ちょっとやっておこうかなぁ~」

ぐらいの感覚では、
おそらく500%ぐらいの確率で失敗すると思った方がいいでしょう。

でも、反面で、海外ビジネスの難しさを理解したぶん、
足下の日本の客に集中することの大切さを、
改めて今回の視察で学んだのも事実です。

海外のビジネスは、ドキドキワクワクするのも事実だし、
なんとなく海外に進出している企業は、
「かっこいい」というイメージがありますが、

まずは日本での業績をあげないことには、
海外で戦う資格がないということも、理解しておかなくてはいけません。

なぜならば、「儲かる仕組み」は日本も海外も同じだからです。
言葉や生活習慣が同じ日本で売上を伸ばせないのに、
コミュニケーションコストのかかる海外で事業がうまくいくはずがありません。

それを考えたら、もしかしたら、

「日本の市場はもう成長しないから、東南アジアに進出したほうがいいよね」

と、我がことのように語る経営者さんは、
先見の目があるわけでもなく、
チャレンジ精神が旺盛なわけでもなく、

ただ単に、儲からない理由を“国”のせいにしているだけの、
他力本願で自己中心的な経営者なだけかもしれませんよ。

今回の東南アジアレポートが読めるのは、会員さんだけ!

ネットビジネスの最新情報、教えます!!
月々5000円~「タケウチ商売繁盛研究会」
https://e-iroha.com/kenkyukai/index.html

編集後記

今回、私、東南アジアの視察を、
「フェイスブックでレポートするよ!」
と張り切って宣言したものの、

めちゃくちゃハードなスケジュールだったために、
タイムリーに視察状況をレポートができませんでした・・・すみません。

でも、本当にいろいろな学びが多かった視察でもあったので、
近日中に、今回の視察レポートはブログにまとめて報告したいと思います!

また、今回の視察では、
公な場では言えないことも多々ありましたので、

その点に関しては、私の「タケウチ商売繁盛研究会」の
会員向けのニュースレターにて、
がっちりと“裏話”を報告させて頂きますね。

特に

・楽天市場をはじめとした、日本企業の東南アジア戦略の実状

・東南アジアのネットビジネスの販促手法

・東南アジアの物流事情、及び支払い事情

このへんは、かなり綿密なリサーチをさせて頂きましたので、
会員限定のニュースレターを読まれるみなさんには、
かなり充実した内容を提供できるかと思います。

少なくとも、自分自身で東南アジアを視察したぐらいの気持ちにさせる、
がっちりしたニュースレターに仕上げたいと思いますので、
ぜひぜひ、楽しみにお待ち下さいね!!

■今回の東南アジア視察の詳細レポートは、
会員だけが読める研究会のニュースレターでお届けします!

9月生募集 月々5000円~「タケウチ商売繁盛研究会」
https://e-iroha.com/kenkyukai/index.html

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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