経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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仕事を人に任せるのなら、まず自分でやってみなさい。

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、事務所のトイレで用を足していた時のこと。

便器の中に小さなゴミのようなものがこびりついているので、

もしや、と思って顔を近づけて見てみると、

 

なんと!  私を3週間近く苦しめてきた結石ではありませんか!

ええ、2mmぐらいのトゲトゲしい石です!

 

 

医者に石が出たら拾って持ってこいと言われていたので、

すぐに私はトイレットペーパーに包んで石を拾いました。

 

そして、事務所に戻って、石を白い紙の上の乗せて、

じっくりと眺めることにしました。

 

 

なんでしょうかね、この達成感は・・・。

 

 

目を閉じると走馬灯のように思い出が頭の中に浮かんできます。

 

激痛の中、 救急車で市内で一番ヤブと言われた病院に担ぎ込まれたことや、

ジェットコースターに乗って遠心力で石を出そうとしたことや、

水を1日5リットルぐらい飲んで、 5分おきにトイレに行ったことなど、

つらい思い出ばかりが思い返されて、涙が出そうになりました。

 

こんな目にあってしまったのも、

すべては、このたった2?の悪魔のような石のせいであり、

私の仕事も締切も旅行も日常生活も

すべてを狂わせた張本人かと思うと、 憎くて憎くて仕方ありません!!

 

と、握りこぶしを握ったところで。

 

ふと大きな疑問が湧いてきました。

 

『本当に、これは私の石なのか』と。

 

確かに便器に落ちていた石であることは間違いないのですが、

出た時の感覚は、あんまりなかったんですね。

 

もしかしたら・・・ 別の人の石を拾った可能性もゼロではありません!

 

他人の石を便器からご丁寧に拾ってきて、 わざわざ事務所に持ち帰り、

じっと眺めているなんて、これではただのお人好しです( お人好しか?)。

 

私はいろいろ考えました。

同じフロアで、男子トイレを使う人は・・・

 

 

犯人は大家か!(御年72歳)

 

 

私はすぐに大家のいる事務所に駆け込みました。

 

「大家さん!」

「なんだね?」

「大家さん、尿管結石じゃないですよね?」

「は? なんだよ急に」

「いいから答えてください!」

「・・・ワシは結石じゃないぞ」

 

うぉおおおおおおおおおお!

これは俺の石だぁぁぁあああ!

 

私は思わずガッツポーズをしてしまいました。

ええ、本日、二度目の歓喜の舞です!

 

というわけで、病院に石を持っていく前に、

せっかく産み落とした石に名前でもつけようと思って、

今、事務所で思案中です。

 

男なら石川、女なら石田ですかね(両方とも苗字)。

 

ということで、本日のメルマガは、

「他人に仕事を任せると、どうなるか」

という話をひとつ。

 

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自分でやってから、人に任せなさい。

 

先日、上海に出張に行った際に、

現地のネットビジネスで成功している

日本人経営者と食事をしたんですね。

 

で、どうしたら中国ビジネスで成功するのか聞いたところ、

 

「まずは一人ですべての業務をやったほうがいい」

 

と面白いアドバイスをしてくれました。

 

その経営者はタオバオで日本製の雑貨を販売しているんですが、

事業を立ち上げの頃は、商品仕入れからページ作り、受注管理、 発送業務等、

すべて自分一人でやったそうです。

 

本来であれば、言葉が分からないから現地の中国人を雇って、

ページ作りはWEBデザイナーにお願いして、

受注管理と発送は外注業者に頼んだりして、

チームを作って、 ネットビジネスを立ち上げる日本人が多いんですね。

 

でも、その経営者は独学で中国語を学んで、

ウェブ制作やシステムも自分で作り、

雑務の受注管理、発送もすべて自分一人でやったそうです。

 

そうすると、全ての業務内容が把握できるようになり、

その商売の“深さ”が理解できるようになります。

 

そして、その経験をもとに戦略を考えることができるようになり、

何が正しくて何が間違っているか分かるようになって、

現地の中国人を雇ったり、外注業者を使うときにも、

適確な対応、適確な判断ができるようになるそうなんです。

 

それを考えると、中国に進出した数多くのIT企業が

失敗した理由も分かりますよね。

 

中国語も話せない高給取りの日本人役員を何人も現地に送り込んで 、

全ての業務を現地の中国人に丸投げして、

何が正しくて何が間違っているか分からない中で、

本社の命令通りにしか仕事ができない人間が、

中国のビジネスで成功するわけがないんです。

 

言葉が分からないから、仕事も分からないし、

仕事が分からないから、全てのことが把握できないので、

結局、 高いパフォーマンスを発揮することができずに終わってしまうんで す。

 

 

 

いいですか?

 

 

中国ビジネスに限らず、商売というのは、

理想を言えば、 全ての業務を一人の人間が経験したほうが絶対にいいんです。

 

仕入れ、販売、陳列、広告、ネットビジネス、採用・・・。

 

そうしなければ、そこの業務で人を使う時に、

適確な判断ができなくなり、 間違った指示を出してしまうんですね。

 

だけど、年配の経営者や上司の多くは、

現場で再び「分からない」という辛い思いをしたくないあまりに、

すぐに誰かに仕事を丸投げしてしまいます。

 

つまり、「自分で学ぶ」ということを放棄してしまうんです。

 

その結果、間違った人材を採用して、 間違った判断を下すようになり、

会社がよくわからない方向に傾いていってしまうんですね。

 

さてさて。

 

最近、従業員や部下が増えたことで、

仕事で「現場」に出ることが億劫になっている人はいませんか?

 

部下から上がってくる情報だけでは、

本当に現場で起きていることは分からないし、

本を読んだり、ネットに出ていたりする情報だけでは、

お金を生むための経験値は生まれないと思いますよ。

 

結局のところ「人を使う」ということは、

人に使われた知識と経験がなければ、

適切な指示が出せないということは、

これから会社を大きくしていこうという人は、

頭の隅っこに入れておいたほうがいいと思いますよ。

 

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編集後記

 

最近、40代、50代ぐらいの経営者や役員の方から、

 

「ネットビジネスをこれから本格的に立ち上げたい」

 

という相談をよく受けるんですが、

 

正直、そのくらいの年齢で、

知識と経験がゼロからのネットビジネスのチャレンジは、

ちょっと厳しいところがあると思うんですね。

 

なぜならば、そのくらいの年齢になると、

人を管理する立場になって、現場に出て経験を積むことが難しく、

仮に10年、20年の経験を積んだとしても、

それを発揮する前に、 現場から退いている可能性のほうが高いからです。

 

そうなると、知識と経験がない中で、

無理やりネットビジネスの売上を伸ばしていかなければいけなくな るので、

ネットビジネスの知識のあるスタッフを雇用したり、 外注業者を採用したり、

コンサルタントに仕事を依頼するような動きになってしまいます。

 

しかし、そうなってしまうと、冒頭で述べたように、

業務内容の正誤の判断ができないままになってしまうので、

結局、仕事ができないスタッフを、 仕事ができる人だと勘違いしてしまったり、

優秀な外注業者のアドバイスを生意気だからと言って無視してしま ったり、

能力の低いコンサルタントのアドバイスを、 真に受けてしまったりするんです。

 

ネットビジネスは他の商売と違って、

奥が面倒くさいぐらい深く、 知識と経験で大きなレバレッジがかかる仕事なので、

40代、50代のネットビジネス未経験のサラリーマンは、

極力、このような自分が不利になるビジネスからは手を引いて、

自分の得意なビジネスでアタックをかけたほうが、 得策だとは思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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