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コンサルタントが精神的に病んでしまう理由

こんにちは、いろはの竹内です。

 

先日、1年がかりで教習所を卒業した次女が、

免許センターへ学科試験を受けに行ったんですね。

で、私が家に帰ると、

「お父さん、免許、取れたよ!」

と嬉しそうに駆け寄ってきました。

「頑張って勉強したんだよ」

「そうか」

「手ごたえはなかったんだけどね」

「そうか」

「いやー、本当に受かって良かった!」

「そうか」

娘は本当に嬉しそうです。

こんなに嬉しそうな娘を見たのは久しぶりです。

でも、本音を言わせてもらえれば、

 

なぜ、こんなに喜んでいるのかちょっと共感できないんですね。

 

だって車の免許ですよ。

ここまで喜んでいるテンションが分かりません。

「お父さん、マジで受かってよかったよ!」

「そうか」

「今日は免許が取れたお祝いでさ」

「ふむふむ」

 

「ケーキ買ってきたんだ」

 

「・・・」

「さぁ、みんなで祝おう!」

「・・・」

「今日は免許記念日だ!」

 

親としてだんだん不安になってきました。

免許がこんなに好きな子に育てた記憶がありません。

どうしたらこんな子に育つのでしょうか?(お前が育てたんだろ)

そんな免許合格パーティを一人で開催する娘の話はさておき。

本日のメルマガのテーマは、

 

「誰が本当の情報を発信するのか?」

 

という話をひとつ。

自分にとって都合の悪い情報は、流さないもんなんですよ。

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これって相場でしょうか?』
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儲けを捨てて、本音を言えるのか?

コンサルタントになって駆け出しの頃、

私の仕事は「個別コンサルティング」が主だったんですね。

常に4~5社のクライアントを抱えながら、

定期的にその会社を訪問して、アドバイスをしていくというのが、

私のコンサルタントとしての初期の頃のビジネスモデルでした。

しかし、このやり方はすぐに限界がきてしまいました。

理由は1社の契約が切られてしまうと、

自分の会社の売上に大きな影響が出てしまうからです。

例えば、5社の取引先があった場合、1社の契約が切られてしまうと、

自分の会社の売上が20%ダウンすることになります。

そうなると、売上を伸ばすことよりも、

「契約を切られない」というところに意識に向いてしまうんですね。

クライアントが間違ったことをやっていたとしても、

それを指摘して不快な思いをさせて契約が切られるぐらいなら、

間違いを指摘せずに、相手の気分を害さないような

ソフトなアドバイスをすることのほうが「仕事」になってしまったんです。

こんな相手のためにならないコンサルタントをすることは、

お互いハッピーなことではありませんし、仕事としても面白くありません。

どうしたらガチンコのコンサルティングができるのか悩んだ挙句、

時間をかけて構築していったのが、

 

「タケウチ商売繁盛研究会」という会員制の研究会だったんです。
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低料金で多くの会社をコンサルティングする仕組みを作れば、

1社の契約が切られても、売上に大きな影響はありません。

だから本気になって、本音のアドバイスができるようになります。

つまり、コンサルタントは自分のリスクを「ゼロ」にしなければ、

本音でアドバイスをすることができない仕事なんです。

 

いいですか?

 

本当のお金儲けの情報が流せる人なんて、

世の中にごくわずかしかいないんだと思います。

SEOの業者にSEOの相談をすれば、

必ず「SEOをやりましょう」と言いますし、

楽天専門のコンサルタントのセミナーに行けば、

ネットに不向きな商材だったとしても、

「楽天で売上が伸ばせます」とアドバイスするしかありません。

間違っても、SNSのコンサルタントが、

「あなたはSNSに向いていないから、SNSはやらないほうがいいです」

なんて言うはずがありません。

たとえ、その人がSNSに性格が向いていなくて、

SNSに投資するお金がなくて、

SNSに関係のない商材を扱っていたとしても、

契約が取りたいコンサルタントであれば、

「あなたはSNSに向いています」と言わざるを得ないんです。

まして、そのコンサルタントの会社が従業員を抱えていたら、

社員たちを食わせていかなくちゃいけないですから、

「儲けられない人」に「儲けられる」と言い続けるしかないですよね。

「自分はこの人を騙していない」と常に言い聞かせながら、

良心の呵責なんて吹っ飛ばして仕事ができる人でなければ、

コンサルタントなんていう常軌を逸した仕事は

すぐに精神的に病んでしまうんだと思います。

 

さてさて。

 

あなたはビジネスのノウハウをどこで仕入れていますか?

その人が、あなたのことを真剣に考えてアドバイスをしているのか、

それとも、お金が欲しくてアドバイスをしているのか、

その点は把握したうえで、アドバイスを聞いたほうがいいと思います。

耳障りのいいことを言ってくれる人よりも、

聞いてて胸がチクチクするぐらいの人のほうが、

自分のビジネスには刺激になるものですから。

■タケウチ商売繁盛研究会
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編集後記

経営者さんに会うと、

「お客様が一番大事なんです」

とおっしゃる方とお話する機会がよくあるんですが、

もし、一番大事だったら、

売上目標なんて立てちゃダメだと思うんですね。

だって、売上を目標に立てるということは、

お客様ではなく、会社が一番大事になってしまいますから、

目標を達成するために、追い込みの営業をかけたり、

サービスを強要したり、訳ありの商品を売ったり、

お客様第一主義ではなくなってしまうんです。

もし、本当にお客様を一番大事だと思うのであれば、

「アーティスト」になることなんだと思います。

売上も関係なし、顧客を増やすことも関係なし。

従業員なんか抱えず、一人で仕事をして、

すべてのリスクを「ゼロ」にすることで、

ようやく「お客様を第一に思う」というスタンスが取れるようになります。

でも、そういう世捨て人のようなスタンスが取れる人は、

世の中で本当にごくわずかしかいませんから、

多くの商売人は「お客様第一主義」ではなく、

「会社第一主義」になってしまうんだと思います。

だけど、そうやってきれいごとなしで考えたほうが、

逆に気が楽になって、

会社のために、もっともっと頑張れるようになるんだと思いますよ。

やっぱり会社と従業員が、一番大事なんですよ。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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