こんにちは。いろはの竹内です!
昨年の秋、本を1冊書いたんですが、
編集者と完成した原稿を、あーだこーだと直しているうちに、
予定よりも1ヶ月ぐらい発売が遅れることになりました。
で、また別の出版社で、昨年の暮れに本を1冊書いたところ、
あれよあれよで話が進んでしまい、
予定より1ヶ月ほど早く発売されることになりました。
結果。
「2冊同時発売」という非常にレアなケースになってしまい、
今現在、
2冊とも、まったく別ジャンルの本になりますが、
私にとったら“得意中の得意”
きっと仕事の現場で役立って、
発売は3月中旬頃を予定していますので、
また時期が近づいてきましたら、
ということで。
今日は「お金儲け」の矛盾についてのお話です。
みなさん、なぜ、大変だと分かっているのに、
「お金儲け」がしたいんですか?
お金を稼ぐ=大変か?
当たり前のことですが、
「お金を稼ぐ」ということは、非常に大変なことです。
まず、仕事が増えますよね。
もちろん、仕事量を増やさないでお金を稼ぐ方法もありますが、
そのようなケースは、
かなり稀なケースと思ったほうがいいでしょう。
ほとんどの場合、収入を増やすのであれば、
比例して仕事の量が増えるものです。
で、仕事量が増えると、当然、仕事のストレスも大きくなります。
さらには、対人関係も複雑になって、
上司や部下はもちろん、慣れない取引先や気難しい顧客まで、
多岐にわたって、金を稼ぐ仕組みは複雑になっていきます。
また、お金をもっと増やすためには、
大きなリスクも伴ってきます。
設備投資や人件費の投資、
さらにはバクチ要素の高い広告投資まで。
一発で会社がひっくり返るような、危険な投資をしなければ、
会社は大きく業績を伸ばすことができませんので、
金儲けに魅了されればされるほど、
銀行から一生かかっても払えないような借金をしたり、
夜、眠れなくなるような広告費を投資したり、
家族を路頭に迷わしてしまうような借金をして、
結局、お金を稼ごう、売上を伸ばそうと思えば思うほど、
辛くて大変な仕事が待ち受けているのが、
「商売」の世界だったりするんです。
極論を言ってしまえば、
「お金がない不幸」と「お金がある不幸」って、
そんなに大きな違いがないのかもしれません。
お金を稼ぐセンスがある人にとったら、
お金儲けは「幸せ」かもしれませんが、
お金を稼ぐセンスがない人にとったら、
お金儲けは「不幸」以外、何ものでもないんです。
いいですか?
「売上を伸ばす」というのは、
ある意味、「不幸の始まり」だという覚悟は、
多くの商売人は持っていなくてはいけないことなんだと思います。
忙しくなり、
自由がなくなり、
ストレスが増えて、
リスクが増えて、
正直、いいことなんて、何もありません。
でも、そのような環境を「楽しめ」とは言いませんが、
少なくとも、「苦にならない」と思える人でなければ、
おそらく「お金儲け」
「お金儲けはつらいこと」という自覚さえあれば、
挫折せずに、
そういう心構えの経営者の方が、
憂鬱じゃなければ、そんなの仕事じゃないですからね。
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編集後記
『目の前のこと』しか考えられない人というのは、
得てしてお金儲けが下手な人が多いと思います。
その日の売上とか、
その月の売上とか、
そういう『目の前』の問題しか意識していないから、
お客さんの“先”を読むこまで考える余裕がなく、
消費の先回りができないために、
売上がどんどん右肩下がりで落ちていってしまうんだと思います。
残念ながら『目の前』のことだけを解決していても、
売上の抜本的な解決にはなりません。
もっと先の、もっと未来のところに目を向けて、
その目標に向かって、
世の中で、より多くのお金を効率よく稼げるんだと思います。
お金儲けは、確かに「不幸の始まり」かもしれませんが、
それを不幸にしないためにも、
“先を読む”というのは習慣づけたほうがいいんだと思いますよ。