こんにちは。いろはの竹内です。
先日、都内で昼飯を食べようと思ったところ、
雰囲気のいい稲庭うどんのお店を見つけたので、
ふらりと入ってみることにしたんですね。
ご存じの通り、稲庭うどんは日本三大うどんのひとつ。
秋田県の名産品です。
店内は秋田をイメージした素朴な感じで、
座席はカウンターの6席のみ。
しかも、メニューはこだわりで「稲庭うどん」 だけしかありません。
店主は口数が少ない初老の男性で、
東北人らしく「いらっしゃい」とはにかみながら言うと、
私のことを暖かい笑顔で出迎えてくれました。
早速、注文すると、10分ほどで稲庭うどんが出てきました。
口にすると、するすると喉越しの良い麺に、
薄味でありながら奥が深いスープが絡みあい、 なかなかのお味です。
「美味しいですね」
「どうも」
「麺がとっても美味しいですよ」
「秋田でも、なかなか手に入らない麺でね」
「まさに伝統の味ですね」
「誰かがこの味を守ってやらなくちゃいけないんですよ」
(店主、目を細める)
「ちなみに、ご主人はやっぱり秋田ご出身なんですか?」
「いえ、兵庫です」
「・・・」
「秋田の人とよく間違えられるんですけどね」
そりゃ間違えられるわぁ!
と、 最後はコントのようなツッコミを入れそうだった稲庭うどん店の話 は、
こっそりと横に置いておいて、と。
本日のメルマガは、
「ホームページの値段」
について、お話を一つ。
■10月21日 高松 14:30~16:30
「折込チラシから始める販促改革」
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2097
■10月22日 高知 12:00~14:00
「折込チラシから始める販促改革」
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2098
今の時代、ホームページ製作費は安くない。
突然ですが、みなさんはホームページの製作費って、
どのくらいが相場だと思いますか?
一昔前までは、おそらく20~30万円で作ることができて、
ちょっと手の込んだものでも、100万円ぐらい突っ込めば、
まぁまぁ、ちゃんとしたものができていました。
しかし、最近は、100万円ぽっちの金額では、
ろくなホームページができなくなってきています。
まず、高騰した理由の一つとしては、
SEOが「コンテンツ重視型」になってしまった点です。
ページ内のコンテンツの質が高くて、量も多くなければ、
グーグルの検索エンジンに引っかかりにくくなっているので、
適当なホームページを作っても、 集客ができなくなってきています。
ある程度、正確なSEOの知識を持った人(もしくは会社) に制作をお願いして、
なおかつ、 ページ数の多いサイトを作ることがネット集客の必須業務になって いるので、
どうしても、 ホームページの制作費は高騰する流れになっています。
加えて、今の時代はスマホサイトも作らなくてはいけないし、
リスティング広告用のランディングページも作らなくてはいけない し、
動画も必要だし、SNSも必要だし、ブログも必要だし・・・ となると、
一昔前に比べて、「ネットビジネス」という業務そのものが、
めちゃくちゃお金と時間と人手がかかるものになってしまいました 。
さらに、ここでもうひとつ話をややこしくしているのが、
ネットビジネスに関する知識の「格差問題」です。
ネットビジネスが日を追うごとにノウハウが複雑になっていき、
そこの情報と変化についていける人は、
どんどん売上を伸ばして成長することができているのですが、
真逆の立場にいる、 明らかにネットビジネスの知識の乏しい人たちが、
どんどん知識と情報に取り残されていって、
結果的に、知識のない担当者や上司や経営者に振り回されてしまい
ダメなネットビジネスが、さらにもっとダメになっていくという、
負のスパイラルを生み出しているのです。
このように、ネットビジネスというのは、
年々コストが増していく複雑な商売になりつつある上に、
知識と経験の差が年々広がっている状況なので、
お金と人材に恵まれない会社では、
もうすでにチャレンジすらできなくなりつつある、
商売の世界で、今、もっとも厳しい業界だったりするんです。
いいですか?
もし、本格的に「ネットビジネスで成功したい!」 と思うのであれば、
大げさな話ではなくて、
500万円~1000万円ぐらいの投資は必要だと私は思っています。
もちろん、ホームページを作るだけだったら、
20~30万円ぐらいで制作することは可能だとは思うんですが、
そこから本格的にお客さんを引っ張ってきて、
売上を作っていくための商売に繋げられるビジネスモデルを構築し ていくのであれば、
最低でも、500万円ぐらいの予算は必要なんだと思います。
「そんなにネットビジネスはお金がかからないよ!」
そう思う人もいるかもしれませんが、
そんなネットビジネスが中小企業の味方なんて言われている時代は 、
とっくのとうに終わっているんです。
今はテレビや新聞等のマスメディアの広告効果が落ちてきて、
大企業の宣伝広告費がどんどんインターネットに流れているので、
今、ネット市場は大企業の主戦場になってしまっています。
大企業が高いネットスキルを持った人材を、高い給料で雇用して、
何千万円というお金でホームページを作り、
何億というネット広告費をつぎ込み、
一気にネット市場を抑えにいっている時代なのです。
その中で、 小さな会社がホームページで起死回生を狙うのであれば、
ゲリラ戦を挑んだとしても、
おそらく最低でも500万円ぐらいの投資は必要なんだと思います 。
このくらいの予算があれば、
そこそこページ数の多いサイトを作ってSEOを強化して、
リスティング広告にも予算をそこそこ突っ込んで、
動画やスマホサイトを作って、SNSのコンテンツを作って、
二ッチなマーケットだけを狙っていけば、
大きな会社と互角に戦えるかな、
というのが、私の客観的な判断だったりします。
しかし、今でもネットの知識がない経営陣が、
「よし、 うちの会社も今年からネットビジネスに本格的に参入するか!」 と意気込んで、
低予算で簡単に参入できる業界だと勘違いして、
中途半端に知識のあるコンサルタントや制作会社に仕事をお願いし て、
中途半端なお金を突っ込んで、中途半端なホームページを作って、
「あれ? うまくいかないぞ?」
と、途方に暮れているのが、 今の厳しいネット市場の現状なんだと思います。
さてさて、みなさんの会社では、
ネットビジネスへの参入をどのように理解していますか?
おそらく、今の現時点では「500万円」と言っていますが、
この変化のスピードと大手企業のネットビジネスへの投資規模を考 えると、
来年は800万円、再来年は1000万円と、
年々、参入障壁は上がっていくと思います。
儲かる市場にはみんなが参入するわけですから、
いかに、こういう業界では中小企業が不利になるのか、
そろそろ多くの人が気づくべきなんだと思います。
しかし、裏を返せば。
初期投資に500万円も突っ込んで、
わざわざ参入障壁が低いネットビジネスを始めるぐらいであれば、
もっともっと別のビジネスのほうが、
今の時代はチャンスが大きいのではないかと思います。
視野は、もっともっと広く持たなくてはいけません。
視野を広く持って、柔軟な考えを持ち、
新しい市場に打って出る勇気さえあれば、
5万円や10万円の最小限の投資で、
大成功を収めるビジネスなんて、山のようにありますからね。
■小さい会社にネットビジネスの成功の可能性はあるのだ!
11月13日(月)14:00~16:00
『楽天・Amazon・ 自社ショップで戦うための徹底攻略セミナー』
http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201709/D41171113021.html
編集後記
今の変化の激しい時代についていくためには、
会社に大きな「変化」を与えなくてはいけません。
大きな変化には次の3つあります。
- 人の変化
- 商材の変化
- 決定スピードの変化
「人の変化」とは、まさに“人”を変えることです。
同じ人が、 今までの流れを激変させるような突拍子もないアイデアを出したり 、
行動を起こしたりすることは絶対にできませんから、
大きな変化を会社や組織に与えるのであれば、
担当者を変えるなり、責任者を変えるなり、経営者を変えるなり、
「人」を大きく変える必要があります。
「商材の変化」とは、商品やサービスを変えることです。
同じ商品やサービスでは、大きく変わることは絶対にできません。
大きく変えるためには、過去の成功体験をすべて捨てて、
大きなリスクを背負って、 新しい商材やサービスでチャレンジすることです。
そして、「決定スピード変化」とは、判断を早めて、
すぐに行動に起こすことです。
誰かと話し合って決めるとか、じっくり考えて決めるとか、
そのような決定スピードでは、 大きな変化にチャレンジすることはできません。
決定スピードを早めることで、
そのスピードについていける組織を作ることができるようになり、
そこで初めて、 自分のビジネスに大きなイノベーションを起こすことができるので す。
今まで失敗を恐れて小さな変化ばかりに舵を切ってきたために、
今の時代に乗り遅れて、売上を落としているのですから、
そこから脱却するためには、
大きな変化にチャレンジするしか生き残る方法はありません。
最終的に、変化を嫌ったツケは、 必ず自分に回ってくるものなので、
“今”変わって、“今”行動を起こさなければ、
チャンスの価値はどんどん下がっていくんだと思いますよ。
■10月21日 高松 14:30~16:30
「折込チラシから始める販促改革」
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2097
■10月22日 高知 12:00~14:00
「折込チラシから始める販促改革」
http://www.nikkei4946.com/seminar/seminar.aspx?ID=2098
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