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実は動画とSNSは「やらなくていい」

こんにちは。いろはの竹内です。

 

前回、メルマガで妻が食洗器に家庭用洗剤を入れて、

ぶっ壊したお話しをさせていただきましたが、

今週、メーカーのサービスマンが自宅にやってきて、

食洗器を修理してくれることになったんですね。

 

「うーん、これは困りましたねぇ」と頭を抱えるサービスマン。

「洗剤が細部まで行き渡っています」

「えっ」

「修理は難しいです」

 

「・・・そうですか」

 

その話を聞いて、落ち込む妻。

「どのくらいの量の洗剤を入れたんですか?」

 

「致死量です」

 

いや、違うだろ。

なんだその自信満々の回答は。

お前は刑事か?(名探偵コナン妻)

 

ということで。

本日のメルマガは、

「SNSと動画は『負け組』がやること」

というお話をひとつ。

 

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動画とSNSは本当に必要な販促ツールなのか?

商売の理想形は「何もせずに売れる」が鉄則なんですね。

 

黙っていてもお客が集まってくれて、

迷わず一番高い商品を買ってくれて、

何もせずに、ずっと買い続けてくれることが、

一番効率が良く、一番利益率の高い売り方なんです。

 

一方、最悪なのは、「手間とお金と時間がかかる商売」です。

 

お客を集めるために常に広告費がかかり、

買ってくれるまでのプロセスがややこしく、

定期的に情報発信をしなければ、商品を買い続けてくれない商売は、

ライバルも多いし、浮気もされやすいし、

お金もかかって、価格競争にも陥りやすいので、

商売では「最悪」の部類に入ってしまいます。

 

つまり、原材料費と人件費が高騰していく中で、

商売人が目指さなくてはいけないのは、

いかに「なにもせずに売れてくれるか?」というビジネスモデルであり、

人件費や広告費がかかる商売から離脱していかなければ、

小さい商売は、どこかで息が詰まってしまうんです。

 

いいですか?

 

本当に売れている「勝ち組」のお店は、

SNSや動画を使う非効率な売り方なんかに手を付けないんですね

 

なぜならば、あれほど手間と時間とお金をかける売り方を駆使するよりも、

なにもせずに売れてくれることのほうが、圧倒的に儲かるからです。

 

一方、SNSや動画を使って商売をやっている企業というのは、

他社と差別化して、情報発信をし続けなければ売れない商品であり、

そこまでしないと買ってくれないような、価格競争に陥りやすく、

どこにでもあるような平凡な商品なので、

そもそも「効率の悪い売り方をしなくてはいけない」という、

「負け組」の商品だったりします。

 

手間をかけて、最新の売り方に手を付けていることのほうが、

仕事をやっている感がありますが、

実は「儲かるか、儲からないか」の視点でいえば、

シンプルで古典的なビジネスモデルのほうが、

小さな商売には適していたりするんです。

 

さてさて。

 

みなさんの会社は、SNSや動画に取り組んで商売をしていますか?

 

これからの商売に動画とSNSが必須であることは間違いないのですが、

これらの販促ツールを使って、

売上を伸ばせる企業と、手を付けることすらできない企業が明確に分かれてしまうことは、

実は「別問題」だったりします。

 

おそらく多くの企業が、

「他の会社もやっているから、やったほうがいい」

「最新のことに取り組んだほうがいい」

「やったほうが、売上が伸びそう」

と、“ノリ”で取り組んでいるのではないかと思います。

 

私自身、SNSと動画の販促について、

かなり首を突っ込んで検証したほうなんですが、

出した結論としては、

 

「役に立つけど、使いこなせる企業はわずか一握り」

 

というのが現状でした。

 

ほとんどの企業のSNSと動画が

間違った使い方をしているか、自己満足で終わっているか、

このどちらかなんだと思います。

 

「いやいや、うちの会社はSNSと動画は結果が出てるよ」

 

そうおっしゃる企業もよく目にするのですが、

実際にいろいろ検証してみると、

 

結果が出ていると勘違いしている企業か、

結果が出て欲しいと思い込んでいる企業か、

そもそもよく分かっていないという企業か、

 

だいたい、この3パターンに分かれるところがあります。

 

おそらくみなさんが想像している以上に、

「SNSと動画を使って売上を伸ばす」という取り組みは、

お金がかかり、ハイレベルなマーケティング能力が求められるので、

このイレギュラーな売り方を実践できる企業というのは、

“例外”と思ったほうがいいかもしれません。

 

結局、SNSと動画なんて、

ネットビジネスの支援企業やコンサルタントが

「これをやなきゃ大変なことになりますよ!」

と、不安を煽って負け組の企業からお金を吸い上げるようなコンテンツなんですよ。

 

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編集後記

SNSと動画が自社で取り組めないと分かると、

すぐに「外注に任せよう」と思い立つ企業が多くあります。

 

しかし、そもそも外注に任せられる仕事というのは、

「誰でもできる仕事」が絶対条件になります。

受注対応や電話対応、経理や発送業務など、

誰がやっても同じ結果が出る仕事だからこそ、

外の人に任せられるところがあります。

 

一方、クリエイティブ能力やセンスが問われる仕事は、

可能な限り、外注に出してはいけません。

 

InstagramやTwitterの代行運用や、

YouTubeチャンネルの代行運用、

楽天などのネットショップの代行運用なども、

 

考えて、実践して、検証するクリエィティブな仕事は、

センスとスキルが問われるうえに、個人差がある業務なので、

外部に出しても、うまくいかないケースが圧倒的に多いんです。

 

そもそも、自分たちが分からない面倒な仕事を、

外注だからといって、月5万円とか10万円というような、

はした金でで引き受けてくれて、死ぬ気になって売上を伸ばしてくれるような

お人好しなんかいるはずありません。

 

仮に、このような仕事を外注に出して、結果を求めるのであれば、

当たり前ですが、社員を雇用するよりも高くつくのが「相場」と言えます。

 

だけど、その社員を雇うお金がない貧乏な会社は、

「外注に出した方が安い」と、思考停止状態で外注に出してしまうから、

やっぱり騙されて、貧乏から抜け出せない会社になってしまうんだと思います。

 

しかも、自分自身が「できない」「分からない」という仕事を外注に出してしまうので、

その外注先が、うまく仕事ができているのかも判断ができず、

さらに「騙される」というスパイラルから抜け出すことができなくなります。

 

そんな無策な会社だから方向性も定まらないし、判断もできないから、

自分たちが間違っている方向に突き進んでいることすらも気づかないから、

長期間に渡って騙され続けることになってしまうんだと思います。

 

厳しいことを言いますが、

貧乏な会社が払えるような安い月額の外注費用で売上が伸びるんだったら、

 

世の中、全員がお金持ちになっていますよ。

 

少し冷静になりましょうよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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