経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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「思いつき」の経営者が失敗する理由

こんにちは。いろはの竹内です。

 

成人になった自分の娘たちを見ていると、

「20代前半って貴重な時間なんだな」と改めて思ったりするんですね。

 

いろいろなことにチャレンジができて、

全力で情熱を傾けられる時期なんて、

そんなに長い期間あるものではないと思うんです。

 

振り返れば、私も20代前半は

全力でいろいろなことに挑戦して頑張っていましたね・・・。

 

そんな思いにふけりながら、

ふと嫁も20代前半には頑張ったことがあるんじゃないかと思い、

ちょっと質問してみることにしました。

 

「20代前半で頑張ったことはあるか?」

「あるわよ」

「何に頑張ったんだ?」

 

「教習所」

 

「・・・」

「クランクとか」

「・・・」

「S字とか」

「・・・」

「筆記とか」

「・・・」

 

「あの時は頑張ったなぁ」

 

ふーっ。

頑張り屋さんの嫁で良かったです(今やゴールド免許♪)

 

というわけで。

本日のメルマガは、

「ネットの販促はどのくらいの難易度なのか?」

 

という話を、北京オリンピックに絡めてお話をさせて頂きます。

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ビッグエアぐらいの難易度か?

北京オリンピックのスノボ女子ビッグエアの競技で、

17歳の村瀬心椛さんが銅メダルを獲得しました。

https://www.youtube.com/watch?v=irjDH8R_Ycg

 

この競技を映像で見て、当たり前ですが、

「こりゃ絶対にできない」

と素直に思ったんですね。

 

私はスノーボードもできなければ、

あんな高いところから滑走する勇気もないし、

ましてジャンプして、宙でぐるぐると回って、

綺麗に雪の上に着地するなんて、

 

ど――――考えても、できるわけがないんですね。

 

「やればできる」とか「頑張ればできる」の以前の問題で、

一生かけても100%できないと自信を持って言えるのが、

スノボのビッグエアという競技なんだと思います。

 

一方、話はガラリと変わりますが、

SEOとか、リスティング広告とか、SNSとかは、

見ていて何となく、

 

「俺でもできるんじゃね?」

 

とか、ついつい思ってしまうんですよね。

 

なぜならば、簡単そうに見えるから。

 

少なくとも、スノボのビッグエアよりは、

「自分でもできそうだ」という気がしてしまいます。

 

「金出せば、誰かやってくれるんじゃね?」

「努力すればできるんじゃね?」

 

と、どのくらい大変なことなのか、

スノボのビッグエアみたいに可視化できないから、

ついつい「俺でもできる」と誤解してしまうんです。

 

でも、実際にネット販促をやってみたら、

ほとんどの人がうまくいきません。

 

やってみたらノウハウの身につけ方が分からないし、

何を頑張ればいいのか分からないし、

何にお金を投資すればいいのかも分からないので、

 

結局、多くの人が「できない」で終わってしまうのです。

 

いいですか?

 

そもそも「難しいこと」というのは、

基礎から学び、何度も練習して、コツを覚えて、

ようやくマスターできるものなんです。

 

スノボのビッグエアだって、詳しいことは分かりませんが、

おそらく、最初はスノボの滑り方から学んで、

小さな傾斜からジャンプを練習して、少しずつ難易度を上げていって、

ようやく、マスターできる技術なんだと思います。

 

そこにはセンスも必要だし、お金も必要だし、

人との出会いや、運も必要だということは、言うまでもありません。

 

それと同じように、SNSやSEOというネット販促も、

基礎から学んで、実践を繰り返して、お金をたくさん投資したうえで、

ビジネスセンスのある一握りの人が、人との出会いや運を掴んで、

ようやく金儲けの道具として使えるスキルを身につけることができる、

いわば「特殊な能力」に近い仕事なんだと思います。

 

 

 

「いやいや、もっとネット販促は難易度が低いでしょ」

 

そう思われるかもしれませんが、

いろいろな現場をコンサルタントとして見てきて、

どれだけ大変なのか分かっている私から見れば、

 

スノボのビッグエアぐらい、素人に「こりゃ無理だろ」と思わせてしまうほど

ネットの販促の難易度が高いと思ってしまいます。

 

数年前までは、ネットは素人でも簡単に稼げる世界でしたが、

今はもう「プロ」が凌ぎを削る世界になってしまったので、

練習や経験ナシでいきなり金儲けができるほど、

簡単なお仕事ではなくなってしまったんです。

 

「うちの会社でも、そろそろオウンドメディアに取り組んでみるか」

「うちの会社も、そろそろSNSに力を入れてみようか」

と、素人が思い付きやひらめきで実践ができるほど、

簡単な技術や知識で攻略できる世界ではないんです。

 

例えるなら、北京オリンピックでスノボのビッグエアを見て、

「俺、あの競技ならできそうだから、明日からやってみるよ」

と、いきなりスキー場にいって、ジャンプ台に立つような話です。

 

そのくらい「素人」と「プロ」の差が開いている世界というのは、

多くの人が気づく必要があるんだと思います。

 

さてさて。

 

皆さんの会社では、「俺ならできる」と、

うっかり誤解してネットビジネスを始めようとしている人はいませんか?

 

素人が考えている以上に、ネットで金儲けのスキルを学ぶのは、

険しい道のりになるので、始める前は、

ちゃんと専門家の意見を聞いて、素直にそのアドバイスに耳を傾け、

しっかりとしたビジネスモデルを組み立ててから、

ネットの世界の戦いに挑んだほうがいいと思いますよ。

 

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編集後記

ネットビジネスの難しいところは、

SEOやSNSで上位を取らないと、そもそも集客できないので、

「1番を取らないといけない」という使命を、

常に背負わされることだと思うんですね。

 

リアルのビジネスであれば、2番手、3番手でも、

なんとか食っていけるんですが、

ネットは2番手以降は全部死んでしまう世界なので、

1番が取れる「プロ」しか生き残れない構造になっているんです。

 

そう考えると、競争の構造はオリンピック競技などの

スポーツに非常によく似ているところがあります。

 

しかし、オリンピックはメダルを取ることを「目標」にするなら、

3位までに入ればいいので、

確実に1位を取らなくてはいけないネット販促のほうが、

もしかしたら、少し面倒くさいところがあるのかもしれません。

 

でも、考え方によっては、

ネットビジネスはオリンピックのように「競技が限定されていない」ので、

自分で勝手に「新競技」を生み出して、1位を取ることが可能だったりします。

 

「ジビエのドッグフードを作る」

「双子の子供服のメーカーを作る」

「横浜市で人気の住宅メーカーになる」

 

などなど、競技人口の少ないところを狙えば、

1位を取るのは、実は簡単にできてしまうところがあるので、

そのあたりは、オリンピックなんかと比べて、

はるかに難易度は低いんだと思います。

 

行きつくところ、ネットビジネスの場合は、

「金メダルをとること」が重要ではなく、

「金メダルを取る競技を探すこと」が重要であり、

その点を考慮すれば、

実は「何をするか」という過程が大事なのではなく、

「何をやるか」という最初のビジネスモデルの組み立ての方が

圧倒的に大事になるので、その点を勘違いしてしまうと、

 

永遠に儲からないネットビジネスを強いられることになるんだと思いますよ。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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