こんにちは。いろはの竹内です。
先日、次女が「ちょっと聞きたいんだが」と、
相談を持ち掛けてきたんですね。
「友達と『自分と似ている芸能人』の話になってね」
「ふむふむ」
「『結構、盛っていいからさぁ』って言われたから」
「ふむふむ」
「思い切って『浜辺美波に似てる』って答えたんだよ」
「へー、誰それ?」
「これだよ」とスマホで写真を差し出す娘。
浜辺美波
https://minami-hamabe.net/
ええ、何にひとつ似ていませんね。
これは盛っているレベルを超えて、虚言と妄想です。
「で、お父さんは似てると思う?」
「はい?」
「友達は『盛り過ぎだよ』って怒っててさ」
「・・・」
「ちょっと答えてよ」
問い詰められる父。
そして、迫る娘。
悩んだ挙句、
「雰囲気は似てるかな?」
と笑顔で答えた結果、「けっ!」と吐き捨てて、
ズタズタと二階の自分の部屋に戻っていきました。
ふー。
なんと答えれば良かったんでしょうか?(正解:黙秘)
ということで、本日のメルマガは、
「老舗のネットショップの将来」
という話をひとつ。
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「経営」よりも「生き方」の問題
「小さな会社はネットショップをやってはいけない」
というのが、私の基本スタンスなんですが、
例外として、
「小さくても老舗のネットショップはこのまま運営を続けなさい」
というのが、考え方としてあるんですね。
一番の理由は「固定客がついている」という点です。
老舗のネットショップは早い段階でネット市場に参入して、
簡単に浮気をしない良質なお客さんを囲い込んでいるので、
ファン客が流出しにくい状態にあるんですね。
もうひとつは、「検索結果で上位が取れている」という点です。
ドメインを長く保有しているおかげで、
検索結果でも上位を獲得しているページが多く、
ほぼ何もしなくても新規顧客が自然流入してくれる利点があります
三つ目は、「経営者がよく分かっている」という点です。
10年以上も前からネットショップを始めているということは、
自分で分からないことを解決できる力がある証拠でもあり、
ネットの知識と経験を経営者自身が身につけているので
大きな判断ミスを犯さない点は、
つまり、老舗のネットショップはお客の質が良くて、
新規顧客の自然流入もあって、
そう簡単に経営でズッコケることがないんです。
いいですか?
今後、Eコマースの業界に大手の企業が参入しようが、
価格競争に入ろうが、ポイント合戦になろうが、
「古くから商売をやっている」というのは、
負けることがない最強の武器だったりするんですね。
新しく参入する企業よりも、広告費は圧倒的にかかりませんし、
顧客はそう簡単に浮気しないですし、
基本的なEコマースのノウハウさえ押さえていれば、
時代に取り残されていくこともありません。
ただし。
今後の成長を期待することはできないと思います。
固定客による安定した売上は、
何もせずに新規客が入ってくる体制は、
失敗しない経営は、新しいノウハウを取り入れる意欲を失わせて、
「ことなかれ主義」の風土を社内に作り上げます。
つまり、老舗のネットショップは、「絶対に負けない」という
最強のポジションを手に入れる代わりに、
一方で、「圧倒的に勝てない」という、
サラリーマン的なポジションを取ってしまう恐れがあることは、
表裏一体の部分として、
さてさて。
ネットショップ運営に限らず、みなさんのお店は「老舗」ですか?
それとも、つい最近スタートアップした「ベンチャー」ですか?
老舗で勝ち続けたいのであれば、過去の成功体験を全部捨てて、
リスクを取って、
逆に、失敗したくなければ、
何もしないことです。
いずれ固定客は目減りして、SEOの順位も下がり、
ノウハウも劣化して、
ただ、そのようなみじめな思いをするのは、
まだ何年も先のことですし、仮にそうなったとしても、
固定費が低いネットショップが潰れることは、まずありません。
最後はアパートの1室で、
老後の生活として、十分な日銭を稼ぐことはできると思いますよ。
それよりも肝心なのは、
それとも現状維持で失敗を恐れる人間なのか、
そのあたりは「経営」よりも「生き方」
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編集後記
プライドが高い経営者になればなるほど、
「負けたくない」という思いが強くなり、
負けるぐらいだったら、「勝負しない」という人生の選択を取り、
最終的には、
一方、一度でもプライドがズタズタにされた経営者は、
「負けたくない」よりも、「成功したい」
リスクをとって勝負に出て、
さらに会社の規模を大きくしていく流れを作っているように思いま
老舗企業の経営者は、
会社を静かに殺していくのか、
成長に失敗して殺していくのか、
成長に成功して生き抜くのか、
この3拓が迫られるんだと思います。
もしかしたら、老舗の経営者は、ベンチャーの経営者よりも
酷な選択をしなくてはいけないのかもしれません。
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