経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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なぜ、うちの会社は「新しい売り方」が下手なのか?

こんにちは。いろはの竹内です。

 

先日、この春から小学校の先生になった次女が、

「お父さん、手伝って!」

と無理やり私のことを部屋に引きずり込み、

 

『ピンクの折り紙で桜の花びらを作る』

という名誉あるお仕事を与えてくれたんですね。

 

丁重にお断りしようと思ったんですが、

「言い訳しないの!」

と怒られ、その後、夜中までずっと花びら作りをさせられ、

なんとか命じられたノルマの花びらを作り終わり、

「できました」と次女に上納したところ、

 

「よく頑張ったわね!」

 

と笑顔で言われて、

手の甲に「大変よくできました」のハンコを押してくれました。

 

ふー。

家に先生がいるって、こういう生活なんですね(教師娘)

 

というわけで、本日のメルマガは、

 

「ベタな売り方が一番強い」

 

と言うお話を一つ。

 

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新しい売り方は、売れない

売上が伸びなくなると、多くの人は、

「何か新しい売り方があるんじゃないか?」

と、いろいろなやり方を試そうとするんですね。

 

でも、実際は「新しい売り方」でうまくいくことはほとんどありません。

 

なぜならば、新しい売り方は、情報も少なく、売り手側も慣れていないので、

従来の売り方よりも、失敗する確率が高くなってしまうからです。

 

慣れていないとコツが分からないので、右往左往するし、

過去のデータがないから、売り方があてずっぽうになるし、

「上手くいかないんじゃないか」と思って途中で止めてしまうし、

 

結局のところ、新しい売り方というのは、

売上に貢献せずに、無駄骨で終わってしまうケースが多いのです。

 

いいですか?

 

売上に貢献する「売り方」というのは、実は新しい売り方よりも、

その企業やお店が以前からずっと得意としていた「ベタな売り方」のほうが

圧倒的に売り上げを伸ばせる可能性が高いんです。

 

折り込みチラシにプレゼント企画を掲載して集客したり、

メルマガの開封率をあげるために件名を工夫したり、

広告のコンバージョンを上げるために検索キーワードを検証したり

 

自分が何年も繰り返しやってきた「売り方」を、

ちょっと変えたり、ちょっと工夫したりして、

突き詰めてくことのほうが、売上を伸ばしやすかったりするんです。

 

しかし、「同じことの繰り返し」というのは、

一方で、売り手側に大きな不安を与えるのも事実です。

 

数字が伸びないと「新しいことをやらなくては」という焦りが生まれるし、

同じことの繰り返していると、自己成長が感じられず、やる気がなくなるし、

なにより、ベタな売り方は長い時間やっていると、飽きがきてしまいます。

 

そうなると、商売人はすぐに新しい売り方に手を出してしまい、

売上を伸ばすための裏付けされたデータが蓄積されないまま、

無駄な販促やマーケティングを繰り返すことになってしまうのです

 

さてさて。

 

みなさんの会社には、新しい「売り方」が出てくると、

すぐに飛びついてしまう人はいますか?

 

結局のところ、お客にモノを買ってもらうということは、

繰り返し情報を発信して、繰り返し説得を続けることしか方法はないので、

ベタで地味な売り方のほうが、売上に貢献しやすかったりします。

 

最終的には、自分の売り方を信じている人が勝つのが商売の世界なので、

信じ切るまで、同じ売り方を繰り返す「しつこさ」が、

商売には必要なんだと思いますよ。

 

★その売り方、本当に正しいですか?
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https://e-iroha.com/kenkyukai/

編集後記

先週のメルマガで書いた、我が家のトイプードルですが、

弱っていたのが嘘のように、今はゲージの中をぴょんぴょん飛び回って、

人間年齢で80歳を超えているとは思えないほど元気になっています。

 

このまま何事もなく、ずっと元気でいて欲しいんですが、

一方で、いつかは天寿を全うするんだろうなと思うと、

考えるだけでも、悲しい気持ちになってしまいます。

 

今までペットロスなんて考えたこともなかったんですが、

やはり自分がその立場になると、

その人の気持ちが痛いほど分かるようになったりします。

 

「相手の気持ちになる」というのは、

頭の中では分かっていても、実際に当事者にならないと、

本当の心理状況というのは分からないものだと、改めて思う今日この頃です。

 

とにもかくにも、長生きしてほしいなぁ・・・。

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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