こんにちは。いろはの竹内です。
しつこいようですが、3月に次女が大学を卒業し、
春から社会人になります。
思い返せば次女が幼稚園に上がる前のこと・・・。
当時、『救命病棟24時』というドラマをよく見ていて、
次女の前で「うっ!」と言って、
バタンと倒れるのが私の中で流行っていたんですね。
すると、近くにいた次女が、
「だいじょうぶでちゅかぁぁ!」
って慌てて駆け寄ってきてくれて、
ドラマみたいに私の胸のあたりを、
小さい手でよいしょ、よいしょと押してくるのが、
かわいくて、かわいくて、何度もやっていたんです。
で、ある日のこと、「うっ」と倒れて、
次女が「だいじょうぶでちゅかぁぁ!」と駆け寄ってきてくれて、
胸のあたりを、よいしょ、よいしょと押してきてくれるのを、
いつものように楽しんでいたんですね。
あまりにも可愛かったので、今日は少し長引かせてやろうと思い、
しばらくの間、目をつぶって倒れていることにしました。
すると、いつまで経っても起きない私を見て焦ったのか、
いきなりダッダッダダダとどっかに行ったと思ったら、
便所からトイレットペーパーの芯を持ってきて、
それを私の口につけて、ふーっ、ふーっと息を吹き始めたんです。
どうやら、本人はドラマで見た
「人工呼吸」を始めたかったらしいです。
やれやれ、
この頃から、
なかなかのしっかり者です(≒ちゃっかり者)
というわけで、本日のメルマガは、
「ヒット商品の生み出し方」について。
爆発的に売れる商品は、そう簡単に出てこないからこそ、
「ヒット商品」と言うんですよ。
【竹内謙礼のYouTubeチャンネル】
『迷ったらTwitterをやれ!』
https://www.youtube.com/watch?
ヒット商品にマーケティングは必要か?
経営コンサルタントの立場でこんなことを言ってはいけないんです
「ヒット商品」が生まれるのは、
ほぼ「偶然」なんですね。
もちろん、マーケティングや戦略の部分もありますが、
人間が未来を100%予測することができない以上、
「売れる商品を作る」というのは、
「偶然」の要素のほうが大きいんです。
だから、ヒット商品を生み出すためにやるべきことは、
売り方や作り方をこねくり回すことよりも、
「偶然」を「必然」にするために努力をすることなんです。
たとえば、1個の商品を徹底的に追求するのではなく、
複数の商品を同時並行して開発し、
ひとつの方向性の商品ばかりを作るのではなく、
複数の方向性に向かって商品コンセプトを走らせて、
ヒット商品が生まれる軸を増やしたり、
このように「偶然」を「必然」にするために、
「手数」を出すことで、売れる確率を増やしていくことが、
ヒット商品を生み出すために必要な戦略になってくるのです。
いいですか?
ヒット商品を生み出すための方法は3つあります。
ひとつは、「たくさん作る」ことです。
手数を増やせば、偶然の確率も比例して高まりますので、
必然的にヒット商品が生まれやすくなります。
もうひとつは「別の角度で考える」です。
Aという商品を、
Cというサービスを、異業種のDで活用してみたり、
今まで想定していなかった新しい使い方を展開することで、
ヒット商品になる切り口を広げていくことが、
偶然を必然にするために必要なアクションだったりするんです。
三つ目は、「いろいろな人の意見を聞く」ことです。
社内スタッフだけでは、常に同じ方向を向いてしまうので、
ヒット商品の出る方向性は狭くなります。
まったくの異業種の、
視点が広がり、
このように、
・手数
・角度
・意見
これらの3つの手数をできるだけ増やしていくことが、
偶然の中でヒットを生み出す、
手堅いマーケティングの手法のひとつだったりします。
さてさて。
皆さんの会社では、ヒット商品を生み出すために、
どのような取り組みをしていますか?
マーケティングやデータも大切ですが、
それよりもやらなくてはいけないことは、
すべてにおいての「手数」を増やすことです。
丁寧に商品を作りこむことも大事ですが、
それでスピードが遅くなってしまっては、身も蓋もありません。
商品の質とマーケティングの質を高めることは
仕事をするうえで「当たり前」のことであって、
その手数をいかに短時間で増やし、スピードをあげていくかが、
ヒット商品を生み出すための「仕事」なんだと思いますよ。
★ヒット商品、新商品のアドバイスさせていただきます。
月額5000円の『タケウチ商売繁盛研究会』
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編集後記
急遽、文春オンラインからの要請を受けて、
2022年の新年度に向けた予測について書かせていただきました
『ウクライナ・ロシアの問題でビジネスは何が変わるのか?』
https://bunshun.jp/articles/-/
私の場合、起業した直後にリーマンショックがあって、
その後、東日本大震災に見舞われて、
さらに新型コロナウイルスの感染が広がり、
激動の中でコンサルタントという仕事をやってきました。
この期間、コツコツと「予測カレンダー」なるものを制作して、
小売業、サービス業の未来を予測してきましたが、
今回、文春オンラインの原稿を書きながら思ったことは、
「人間は過去の反省をしない」ということと、
「人間の欲望は底なしにある」という2点に尽きます。
「反省」をしないから、似たような消費と景気を繰り返し、
「欲望」があるから、どん底の景気からも立ち直れる。
良くも悪くも、世の中には景気と消費の「波」が必ず発生して、
商売人はその波に飲み込まれながら、
努力と工夫を凝らして「売上」を作っていくしか、
生きる道はないんだなと改めて思ったりしています。
結果的に、ウクライナとロシアの紛争があったとしても、
商売人が「やるべきこと」というのは限られるので、
世界の平和を祈りつつも、
景気や経済を維持することにつながり、
しいては世界平和につながることになるのではないかと思う次第で
★お読みください【文春オンライン寄稿】
『ウクライナ・ロシアの問題でビジネスは何が変わるのか?』
https://bunshun.jp/articles/-/
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