経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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コンサルタントは経営者に「失敗」をさせるのが仕事である。

こんにちは!
経営コンサルタントの竹内です!

さて、私の事務所があるJR成田駅に、
先日、大きな駅ビルが建ったんですね。

で、そのビルの1階に近所にあった「ファミリーマート」が移転して、
さらに、同じビルの1階に、また新しくお店ができる様子だったので、

何ができるかワクワクしながら楽しみにしていたところ、
「ローソン」がオープンしました。

ええ、クソ面白くない結果です。

なんでしょうかねぇ、この失望感は。
「ゲド戦記」を観た時以来の、複雑な心境です。

しかも、その2階にはサイゼリアが完成して、
さらにその隣にはカラオケ屋がオープンするそうです。

今まさにJR成田駅が

日本で一番面白くない駅へと変貌を遂げようとしています!

でも、結局、事務所でせっせと原稿を書いているだけなので、
ほとんど成田駅は利用しないんですけどねぇ。

ということで、そんな千葉県の田舎町で、
せっせと書いている今日のメルマがのネタは、
「自分のお店らしさ」のお話です。

自分の店の「個性」って、
どうやって作ればいいのか、ようやく分かりました。

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傷つかなければ、人も店も成長しない

売上を伸ばしている会社やお店には、
必ず「その会社らしさ」「そのお店ならでは」という個性が存在しています。

店長の考え方だったり、お店のポリシーだったり、
サービスだったり、パッケージだったり。

いわゆる「自分らしさ」というのが、やがてサービスや商品力として、
他社と差別化の要因なり、競争力の強さになり、

そして、その店の商品を「買う理由」や「付加価値」に
繋がっていったりしていきます。

しかし、ここで多くの人は、大きな壁にぶつかってしまいます。

それは、
「自分らしさ」を、どうやって見つけて、どうやって表現していけばいいのか、
その方法が分からないという問題です。

もちろん、頭の中では理屈は分かっています。
店長の顔写真をたくさん出すとか、

商品の特徴を、もっとイラストや動画で説明するとか、
個性的なイベントを開催するとか・・・。

しかし、「売れているお店を真似ろ」とか
「もっと個性を出せとか」とか、

指示通りに言われたことをやってもやっても、

そのほとんどは、どこかの売れているお店の真似事だったり、
ホームページのデザインやキャッチが似通っていたりとか、

気が付けば、それらは「自分らしさ」ではなく、
ただの売れているお店の

“劣化版コピー”にしかなっていないことに、
多くの人が悩んでいるんです。

では、どうやったら、「自分らしさ」を見つけて、
それをお客さんに表現できるようになるのか?

それは、“たくさん傷つくこと”です。

いろいろな販促にチャレンジして、
失敗を繰り返し、痛い思いをして、
反省をして、またチャレンジして、失敗して・・・。

ビジネスで深く傷つくことを何度も繰り返すことによって、
売れている会社やお店は、自分の会社やお店ならではの、
「売り方」というのをようやく掴んで、

オリジナリティのある販売方法を見つけ出しているのです。

例えるのなら、ダイヤの原石を、
どんどん削っていく作業に似ていると思います。

たくさんの無駄なことや、ダメなことを削っていかなければ、
そのダイヤの個性と輝きは絶対に生まれないのです。

しかし、売れていない会社やお店は、
このトライ・アンド・エラーの部分をショートカットして、
成功している部分だけピックアップしようとするから、
「自分らしさ」が永遠に見つからないのです。

もちろん、売れているお店を「真似る」というのは大事な行為ですが、

失敗するために「真似る」のと、
ラクをしたいから「真似る」というのとでは、

大きな違いがあるのです。

“傷つく”というプロセスを経ないで売ろうとすると、
結局、その手法が経営者の性格とあわなかったり、
お客さんの質が違うから、販促手法があわなかったりして、

「なんだ、うまくいかないじゃないか!」

ということで、事例のせいにしてしまうので、
深く傷つかないので、結果的に、「自分らしさ」を見つけられず、
無駄な時間だけが流れていっていまうのです。

いいですか?

芸術でもスポーツでも仕事でも、
「自分らしさ」を見つけ出した人は、

必ず、失敗と挫折を何度も繰り返して成長して、
その領域に辿り着いています。

人間は失敗からしか学ぶことができない生き物なので
失敗の数が、その人の「自分らしさ」を構成していくのです。

しかし、多くの人はプライドが高かったり、
失敗が怖かったりするので、
チャレンジすることを止めてしまいます。

「お金がないから」

「時間がないから」

「それは前にもやったことがあるから」

と、いろいろな言い訳をして、
最終的には「やらない」という選択肢を取ってしまうために、

失敗の数が少なく、1回チャレンジして止めてしまうから、
「自分らしさ」を形成する前に挫折してしまうのです。

だから、「自分らしさ」を見つけたければ、
とにかくたくさんの失敗をすることを心掛けましょう。

売れているお店のホームページを真似て作って売れなかったら、
いろいろな手法を取り入れて、何度でも作り直しましょう。

売れいているお店の販促チラシで反応が悪ければ、
また新しい手法で作り直しましょう。

おそらく、売れいている会社やお店は、
このトライ・アンド・エラーの数が、
ハンパじゃないぐらいの数をこなしているから、

自分ならでは売り方に辿り着いたんだと思います。

つまり、売れていないお店に比べて、
売れているお店の「傷ついている数」というのは、
桁違いに多いのです。

会社の銀行口座を見て、
ヒリヒリするぐらいの失敗をしなければ、
人は真剣に戦略なんて考えませんからね。

そのヒリヒリの傷の積み重ねが
「自分らしさ」になっていくんだと思いますよ。

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編集後記

今回のテーマの「自分らしさ」を見つける方法については、
実は、私にとっての永遠のテーマでもありました。

売れいているお店を真似ても、なぜ売れないのか?
売れいているお店は、どうやって「自分らしさ」を築いたのか?
売れていないお店は、頑張っているのに、なぜ売れないのか?

その課題に真正面からぶつかることで、
この12年間、ずっと自分自身で答えを探り続けました。

そしてつい最近、ようやく答えを見つけることができました。

それは私が主宰している「タケウチ商売繁盛研究会」において、
売上を伸ばした会社やお店は、

すべて、
「失敗を繰り返している」
という共通点があったのです。

私の会員になって、失敗して、反省して、私に怒られたり、
一緒に悲しんだり、喜んだりして、

それを繰り返すことによって「自分らしさ」を見つけたお店や会社が、
力強く、売上を伸ばしていることに気づいたのです。

そして、経営コンサルタントになって12年目に、
ようやく、私も自分自身の「使命」に気づきました。
経営コンサルタントは「売上を伸ばす」ことが仕事です。

そのため、よく人から、
「売上が伸ばせるんだったら、あんたが商売やれよ」と茶化されますが、
実は、経営コンサルタントは売上を伸ばすことはできないんです。

なぜならば、その店、その会社の売上の伸ばし方は、
たくさんの失敗を繰り返さないと見つけることができないからです。

だから、語弊がないように言わせてもらえれば、
経営コンサルタントという職業の人は、

たくさん失敗させるために、たくさんの成功事例とノウハウを持ってきて、
それをお店や会社にやってもらって、
その失敗に対して、責任を持って、一緒に考えて、一緒に泣いて、

一緒に喜んで、そして、一緒にその会社やお店の、
「自分らしさ」を見つけていくことに寄り添っていくことが、
実は「経営コンサルタント」という仕事の本質なんだということが分かりました。

だから、お店が傷ついた分と同じぐらい、
自分も傷つくことを覚悟しなければ、
こんな仕事、絶対にやっちゃいけないんだと思いますよ。

『タケウチ商売繁盛研究会』とは?

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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