こんにちは。いろはの竹内です。
先日、妻が主婦仲間と一緒に、
千葉県の『鴨川シーワールド』に行って、
シャチのショーを観てきたらしいんですね。
「凄いのよ、シャチがぁ!!」
家に帰ってきてからも、興奮冷めやらぬ妻。
「ばっしゃーんって! ずどーんって!」
身振り手振りでショーの説明するのですが、
何を言っているのかさっぱり分かりません。
「とにかく凄いのよ!!」
「・・・」
「シャチがす・ご・い・の!」
「・・・」
「『魚』へんに『虎』って書いてシャチって読むのよ!!」
漢字が凄いんかい!
まったく、鴨川シーワールドまで行って、
何をしてきたんでしょうか?(漢字の勉強)
ということで、本日のメルマガは、
「『円』の価値が上がっている」
というお話をひとつ。
≪集まれ!≫【山口県防府市】9月25日(月)14:00~
『値上げしてもお客様の集まるお店の作り方教えます』
https://h-c.or.jp/2023/08/16/
マヨネーズが239円から359円に値上がりするとどうなるか?
ご存じのように、為替相場は大きく「円安」に振れていて、
円の価値がどんどん下がっています。
2023年の9月8日現在の円相場が1ドル147円で、
コロナ前の2019年の9月が107円ですから、
いかに円の価値が下がっているかが理解できると思います。
しかし、純粋に国内で流通している「円」だけの価値を考えると、
実は「上がっている」のが現状だと思うんですね。
たとえば、2019年9月のマヨネーズの全国平均価格は「
2023年7月の平均価格は、100円以上値上がりして、
「359円」になっています。
つまり、コロナ前と同じモノを買おうと思っても、
より多くのお金を支払わなければ買えないわけですから、
消費者にとったら、
「もっと節約しなくてはいけない」
と消費防衛本能が働き、
コロナ前は気軽に使っていた「100円」も、
コロナ後には気軽に使える「100円」ではなくなり、
結果、「実質的なお金の価値」は
上がってしまう流れになってしまうのです。
いいですか?
物価高に対して、比例して給与が増えてくれれば、
消費におけるお金の実質的な価値は変わらなかったと思います。
しかし、
お金の価値そのものは下がっていても、
消費者の「お金を大切に使う」という実質的な価値は、
例えば、コロナ前は「月に一度は美味しい食事をしよう」と
1万円の食事代を支払っていた人が、
節約モードに入ると、月に1度の贅沢な食事ができなくなり、
「3か月に一度は美味しい食事をしよう」
と、ご褒美の食事を3か月間隔にしてしまうと、
支払う「1万円」に対する期待度と重みに関しては、
「従来の1万円」ではなく、
「とっておきの1万円」に変わってきてしまいます。
しかし、売り手側にとったら、物価高の影響で、
従来の1万円よりも、
結果的に、
「3か月に一度のご褒美の食事なのに、
と「実質的なお金の価値」と「本質的なお金の価値」
不満が爆発しやすくなっているのが、
今のインフレの過渡期の商売の難しさなんだと思います。
さてさて。
みなさんの商売では、「円」の価値をどのように捉えていますか?
今はちょうどお金の等価値が変わっていく時期なので、
支払ったお金に対しての「満足度」
5万円の商品を買った場合、
「今の5万円なら、この品質で仕方ない」と思うお客と
「頑張って支払った5万円なのに、この品質は何だ!」
顧客満足度のバランスが取りづらく、
インフレになればなるほど、お客は「支払ったお金」
従来よりも、ワンランク上の品質と接客を心がけなければ、
簡単に客離れやクレームが起きてしまうかもしれませんよ。
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編集後記
大学生の頃に、初めて消費税が導入されて、
自販機のジュースが100円から110円に値上がりしたのを目の
「うわー! すげぇ値上げだ!」
と大騒ぎした経験があるんですね。
しかし、その後、110円のジュースが120円になり、
次第に10円、20円と値上げを繰り返しても、
なんの感情も芽生えなくなってしまいました。
このように値上げの感情というのは、
次第に慣れてしまう習性があるので、今の物価高の危機感も、
おそらく2~3年以内には、みんな慣れてしまうんだと思います。
そう考えると、今回、メルマガで紹介した、
「実質的なお金の価値」と「本質的なお金の価値」の差も
時間と共に消滅し、
≪募集≫【山口県防府市】9月25日(月)14:00~16:
『値上げしてもお客様の集まるお店の作り方教えます』
https://h-c.or.jp/2023/08/16/
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