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大人気の美容室がやっている「負けない売り方」

こんにちは。いろはの竹内です。

 

9月中旬を過ぎると、

来年の予測カレンダーを作り始めるので、

私としては、

 

「今年はもう終わったな」

 

という年末のような暗い気持ちになってしまうんですね。

 

このまま12月まで一気に仕事尽くめになるので、

ほとんど外出しなくなり、秋を感じることなく、冬が訪れることになります。

 

季節を感じない生活なんて、本当に寂しいですよ・・・。

 

この辛い気持ちを少しでも妻に理解してもらうと思い、

今の心境を愚痴ってみることにしました。

 

「予測カレンダー作りが大変でさ」

「なるほど」

「毎年、秋を感じないほど忙しくて」

「ふむふむ」

「こんな生活が今後も続くかと思うと、寂しいよ」

 

そういうと、妻が私の目を見て

「大丈夫よ」

と優しい言葉をかけてくれました。

 

「なんで?」

「これから、日本は温暖化になってね」

「・・・」

「季節は『夏』と『冬』だけになるのよ」

「・・・は?」

「夏の次は、いきなり冬」

「・・・」

「あなただけ、『秋』がなくなるわけではないのよ」

「・・・」

 

「良かったわね」

 

ふー。

 

相変わらず話が噛み合いません(妻の頭の中はエルニーニョ)

 

ということで、本日のメルマガは、

「なぜ、書けないのか?」

という話をひとつ。

 

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言語化できない理由

名古屋市内に繁盛している美容室があると聞いて、取材に行った時のこと。

そこのお店は定期的にニュースレターをお客に発行していて、

ファン作りにめちゃくちゃ力を入れているんですね。

 

ニュースレターも、かなり手の込んだものを作っており、

髪のお手入れ方法から、ヘアケア用品の紹介まで、

読み物としても、かなりのレベルの高い媒体を作っていました。

 

あまりにも内容が充実したニュースレターだったので、

「忙しい中、よくこんな手の込んだものが作れますね」

と質問したところ、その美容室の社長さんが、

ひょうひょうとした口調でこう答えたんです。

 

「うちは髪の毛を切りに来るお店ではなくて、

お客さんが『キレイ』になりたいと思って来るお店なんです。

そう思ったら、お客さんに伝えたいことや教えたいことはたくさんありますから、

書くことが思いつかないとか、辛いとか、そんな思いにはならないですよ」

 

取材したのは、もう何年も前の話ですが、

この社長さんの言葉は、今でも心に強く残っています。

 

いいですか?

 

ニュースレターやブログ、SNSを使って、

お客さんに「情報発信をしたほうがいいですよ」とアドバイスすると、

多くの人が、

 

「何を書いていいのか分かりません」

「書くネタがなくなって、途中で止めてしまいました」

「書く時間がありません」

 

と、「書けない」ことが要因で、

情報発信をやめてしまうのが現状なんですね。

 

しかし、売り手側がお客に向けて「何も書けない」ということは、

「伝えたいことがない」ということですから、

これって冷静に考えると、

商売人として、ちょっと致命的な話だったりするんです。

 

だって、よくよく考えてみてください。

 

お客に「伝えたいことがない」ということは、

そこに「思い」がないわけですから、売り手側は、

 

「買ってもらうだけ」

という関係性を望んでいるのと、同じ意味になります。

 

それだったら、お店は「買い物ボタン」と同じ存在になりますから、

安いAmazonで買うし、安い量販店で買うし、安いスーパーで買うし、

価格で比べられても、仕方がないお店になってしまいます。

 

わざわざ文章を書いたり、写真を撮ったりして、

「情報を発信する」というのは、

「お客さんのために無償で働く」という精神がなければできないことです。

このような奉仕の精神があるお店は、お客に好かれるのは当然であって、

一方で、

 

「お金をくれない客のために、面倒くさい文章を書いたり、写真を撮ったりしたくねぇよ」

というお店が、お客に好かれるはずがありません。

 

情報発信というのは、お店の「宣伝」ではなく、

れっきとした「サービス」であることを、忘れてはいけません。

 

さてさて。

 

みなさんのお店では、「情報発信」を積極的に行っていますか?

 

もちろん、商材やサービスによって、情報発信が不要なビジネスもあります。

 

しかし、売り手側に「お客に〇〇してあげたい」というサービス精神が少しでもあれば、

文章が下手でも、書くのが苦しくても、

頑張って、何かしらの形でメッセージは書きたくなると思います。

 

その思いが湧いてこない時点で、

もうすでに商売人として、お客への奉仕の精神が欠如しているわけですから、

そのあたりの商売に対するゆるい姿勢は、

 

お客にも見抜かれていると思いますよ。

 

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編集後記

「情報発信」といえば、

SNSや動画をイメージする人も多いと思いますが、

これらのデジタルツールは、コンテンツの作り込みの難易度が高く、

表現とマーケティングのセンスが問われる媒体なので、

全員が全員、挑戦して実践できるものではないんですね。

 

また、商材やサービスとの相性が大きく影響する媒体なので、

万人が売上増や集客増につなげられないというのも、

これらのデジタルツールの大きなデメリットと言えます。

 

今後、デジタルツールは、ごく限られた一部の企業だけが使う

特殊な販促ツールになる可能性もあるので、

今後は、自分の会社の商品力や人材などをちゃんと考えて、

「情報発信」の方法を考えていく必要はあると思います。

 

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【山口県防府市】9月25日(月)14:00~16:00
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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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