こんにちは。いろはの竹内です。
先日、社会人の長女が
大きなため息をつきながらリビングを歩ていました。
そういえば、娘もそれそろ社会人3年目に入ります。
社会の荒波にもまれながら、日々悩んでいるかもしれません。
ここは社会人の先輩として、
父親である私が相談に乗ってあげることにしました。
「どうした?」
ふーっ
「悩み事でもあるのか?」
小さく頷く娘。
「何でも聞いてやるぞ」
私がそういうと、
娘が「実は……」と話し始めました。
「駄菓子屋に『さくら大根』ってあるじゃん」
「あの真っ赤なやつね」
「あれって、普通、食卓に上がる食べ物だと思うのよ」
「・・・そうだな」
「それが駄菓子のふりをしてさ」
「・・・」
「店先に並んでんだよ」
「・・・」
「おかしいと思わない?」
「・・・」
「しかも、大根のくせにさ」
「・・・」
「常温だよ?」
「・・・そうだな」
「私、許せなくて」
「・・・」
「ねぇ、お父さん」
「なんだ」
「さくら大根のこと、どう思う?」
なんとも思いません。
それよりも、お父さんは社会人3年目で、
さくら大根のことで悩んでいるあたなが心配です!
早く大人になってもらいたいものです(35歳までは子供♪)
ということで。
本日のメルマガは、
『商売の正解』という話をひとつ。
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なぜ、仕事はこんなに大変なのか?
コンサルタントがこんなことを言ってはいけないんですが、
モノを売ることに「正解」はないんですね。
商材もサービスも店の立地もそれぞれ違うし、
人の能力も性格も考え方もまったく違うので、
「モノを売る」ことの「正解」は、
その人やそのお店に適した、
オーダーメイドになってしまうことがほとんどなんです。
でも、これを逆で言ってしまえば、
「モノを売る」というのは、1点突破に近い話になるので、
組み立てた戦略の8~9割ぐらいは、
ハズレてしまうことのほうが圧倒的に多いんですね。
つまり、10個モノを売る施策があるとしたら、
おそらく9個ぐらいはハズレてしまって、
残りの1個ぐらいが「まぁまぁ当たる」というのが、
モノが売れる平均的な“確率”だったりするんです。
そうなるとですよ。
みなさんが日頃やっている商売というのは、
ほぼハズレる宝くじを毎日買っているようなものだと思うんです。
うまくいかないことがほとんどであり、
良い時よりも、悪い時のことのほうが多く、
楽しいことよりもつらいことが増えてしまうのは、
そもそもモノを売ることに「正解」がないからなんです。
いいですか?
日々仕事をする上で、頑張った努力が報われなかったり、
対人関係で悩んだり、仕事で思わぬミスが起きたりするのは、
すべて「正解」がない商売の世界で生きているからなんです。
だから、なんとかして「正解」の確率を高めようと、
多くの人は研修に出たり、本を買って勉強をしたり、
コンサルタントの話を聞いたりして、
日々の辛い悩みから抜け出すために、日々、努力しているのです。
ただ、こっからがちょっと怖い話ですが・・・。
あまりにも商売は「正解」がない世界なので、
たまたま誰かの言った「正解」を見つけてしまうと、
その「正解」を教えてくれた人のことを、
心の底から信頼してしまうのです。
カリスマ経営者や
カリスマコンサルタントや
カリスマ投資家など、
「正解」を探す辛さから解放されたことで、
「この人の言っていることだけを信じていればいい!」
と、自分で考えることを放棄してしまうんです。
その結果、客観的に物事が考えられなくなったり、
新しい考え方が頭の中に浮かばなくなったり、
人を心酔することによって、変化に弱い人間になってしまい、
自分がピンチに陥ったときに、
立ち直る方法が分からなくなってしまうのです。
さてさて。
あなたには心から心酔する
カリスマの経営者やコンサルタントがいますか?
どんなに「カリスマ」と呼ばれる人でも、
正解する確率は、せいぜい2割ぐらいです。
残り8割は、自分自身で考えて、悩んで、苦しまないと、
答えは出ないものなので、
そのあたりは、常に自分の「考え」を持っていないと、
いざ、カリスマがカリスマではなくなった時に、
途方に暮れて、何もできない人間になってしまいますよ。
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編集後記
魅力的な相手というのは、
自分がその人間性に惚れ込んでしまうので、
本当の「実力」が見えにくくなってしまうところがあります。
人当たりのいい部下や、
一緒にいて楽しい取引先や、
面倒見のいい先輩など、
こういうキャラクターは、
「人格の良さ」=「仕事ができる」
組織の問題点が発覚しにくくなってしまうんです。
だから、お金儲けを追求する仕事においては、
人を信頼しないことが大事であり、
少し斜めから物事を見られる人のほうが、
商売はうまくいったりします。
その観点から考えると、
経営者というのは、少し性格が悪いぐらいのほうが、
金儲けはうまいんだと思いますよ。
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