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30日間で「安売り地獄」から脱出する方法

こんにちは!
いろはの竹内です。

お待たせしました!
竹内謙礼の新刊が、本日より発売開始になりました!

■「安売りしないで、お客をガッチリつかむ技術」(日経新聞出版社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532317665

ええ、タイトル通りの内容で、
「安売り」を止めて、商品を「高く売る」というビジネスモデルに、
売り方をシフトしていく販促手法を述べたビジネス書です。

みなさんの会社はどうですか?

安くしないと、商品が売れませんか?
安くしないと、売上が落ちてしまいますか?
安くしないと、お客さんが離れていってしまいますか?

本書は、そんな「悩み」を一発で解決してもらうために、
ガリガリと執筆させて頂きました!

ということで。
本日は、「安売り」について、お話を少々……。

「安売り」は必ず止められる!

まず、根本的なところで、
なぜ、人は「安売り」をやってしまうのか、
ちょっと考えてみましょう。

「安売り」は、多くの販促手法の中で、
もっともカンタンで、もっとも手っ取り早い売り方のひとつなんですね。
プライスカードの価格をちょっと下げるだけで、

客は集まってくるし、
商品は売れるし、
買った人の満足度は高いしで、

「安売り」は、“言うことナシ”の最高の売り方ではあるんです。

しかも、考える労力も必要ありませんし、
準備をしたり、手間をかけたりする必要もありません。
誰でもカンタンに実行できる売り方なので、

スタッフや経営者の能力は、ほぼ関係ないと言っていいでしょう。

さらに、「安い」というのは、
ある程度、商品が売れることが予測できることなので、
売り手側にとったら、これほど“安全パイ”の売り方はないんですね。

つまり、「安く売る」ということは、
「バカ」でもカンタンにできる売り方であり、
なおかつ、客も集めて、商品も売れて、
高い確率で、売上個数が読める「安売り」は、
“究極の販促手法”と言っても過言ではないんです。

そのようなメリットだらけの販促だからこそ、
多くの人が「商品を安く売る」ということに命をかけてしまうし、

「安売り」という販促手法が、
世の中の販促の中心的な売り方になり、

「セール」「割引」「ポイント倍付」等の言葉に置き換えられて、
いろいろな売場で使われてしまうんですね。

しかし、ですよ。

「安売り」は、“究極の販促手法”と言われるだけあって、
一度、その売り方に魅了されてしまうと、
麻薬のように抜け出せなくなってしまう、デメリットも抱えています。

そもそも「売れる」というのは、
「お金が手に入る」と同じ意味ですから、
お金が手に入ると、人は興奮しますし、

その感覚は、スポーツや映画などでは体験できない、
言葉では言い表せない「高揚感」を与えてくれます。

例えば、

ものすごい数のお客さんが店に押し寄せてくる。
商品が飛ぶように売れて、すぐに在庫切れになる。
連日、売上記録を更新し続ける。
ものすごい数の受注メールが毎日のように飛び込んでくる。

等々

このように「爆発的に売れる」という興奮体験を一度でも味わってしまうと、
「またバカ売れを体験したい!」という、
麻薬や博打に似た感覚を、人は潜在意識の中に植え込まれてしまうんです。

しかも、この快感が、
「労せず手に入る」という環境になると、
余計に“我慢”や“制御”が効かなくなるのが、
人間という生き物のややこしいところでもあるんですね。

「値段を下げれば、またお客さんがたくんくる」

「価格を下げれば、在庫が全部はける」

「売値を下げれば、確実に今月の目標売上は達成できる」

このような思いを、
本来は、販促企画やサービス力、接客でカバーリングしなくてはいけないのに、

一度でも「安売り」に味を占めてしまうと、
企画を立てて売るのが面倒くさくなってしまったり、
接客をマメにしてお客さんとコミュニケーションを取るのが億劫になったり、
とにかく「考えて売る」ということ自体が面倒になってしまい、

最終的には、販促企画やキャッチコピーによる販促を
回避するようになってしまうんです。

だって考えてみて下さいよ!
プライスカードの価格を書き換えるだけで、
商品がガツンと売れてくれるんですから♪

こんなラクな仕事はありませんって!

結果が出るのに時間がかかって、
手間もかかる「販促企画」なんて、
一度でも「安売り」の“うまみ”を体感した経営者にはできませんよ。

それに対して、吉と出るか凶と出るか分からない、
キャッチコピーの改善や、販促企画の改善による売り方は、
お金儲けの高揚感を体感するには、
ちょっと遠回りな手法だったりするわけです。

いいですか?

仮にですよ。
あなたの会社の商品やサービスの売り方を、
「安売り」を止めて、「高く売る」にシフトしたと考えてみて下さい。

おそらく、販売価格が値上がったことによって、
お客さんは離れて、集客力は一気に落ち込むと思います。

さらに、商品は売れなくなって在庫を抱えるようになり、
次第に売上は下がって、安売りの頃とは比べ物にならないぐらいの、
売上になってしまうと思います。

そのような悲惨な状況を見て、
あなたは「安売り」をしないで、耐えられることができますか?

「客が来ない」「売れない」の現実に、
真っ向から立ち向かって、
企画作りとキャッチコピー戦略で、客を育てることができますか?

今回の著書は、「安売り」と真正面から戦って、
「高く売る」という販促に、
勇気を出して取り組んでもらうために書いた、
いわばバイブルと言っていいぐらいの内容でまとまっています。

本当に騙されたと思って、ぜひ、読んでみて下さい!

私が過去に「安売り」から脱出できなくて、
地獄絵図のようになってしまった会社を見て、
二度と、このような会社は生み出して欲しくないと思い、

トコトン「高く売る」というノウハウにこだわって、
成功事例やテクニックについて、思う存分、執筆させて頂きました。

ここで断言させて頂きますが、
今後、中小企業が「商品を安売りする」という戦略で
生き残れるわけがないんです。

大手企業が、もっともっと商品を安く仕入れますし、
もっともっと宣伝広告費を使って、
多くの人に安い商品を売りさばいていきますから、

当然、資金力も人材も乏しい小さな会社が、
「安く売る」という戦略で戦っていけるわけがないんです。

さてさて、そろそろ結論ですが・・・。

今年ぐらいから、「安く売る」ということを止めて、
「高く売る」という販促手法にシフトしないと、
5年後、10年後には、とても辛い現実が待ち受けていると思います。

利益も削り、考える力もそぎ落とし、
それでいて、止めることができない「安売り」は、
おそらく、みなさんが思っている以上に、
麻薬のような“危険”な売り方なんだと思います。

人間が「麻薬」を止めれないのは、
「麻薬」が止められないのではなく、
「止める」という神経が侵されることなんだそうです。

さて、あなたは自力で「安売り」を止めることはできますか?

本日より、発売開始!

■「安売りしないで、お客をガッチリつかむ技術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532317665

編集後記

この本の一番の“見せ場”は、
やっぱり巻末付録でついている、

「3ヶ月で安売りをやめるための、スケジュールプランとチェックリスト」

だと思います。

「安売りを止める」と決意した1日目から、
何を行動して、どのような経過を踏んでいけば、
「高く売る」という売り方にシフトできるのか、

細かいアクションと、目標設定等を、
3ヶ月間、90日分のスケジュールを、
チェックリストにして、丁寧に行動プランニングさせてもらっています。

「誰でもカンタンに安売りは止められる!」

これをコンセプトに書いた渾身の一冊なので、
ぜひぜひ、ご一読頂ければと思います!

ネットショップ運営者でも、実店舗運営者でも、
両方、ためになる話を書きましたので、
2012年の運営の参考になると思いますよ!

■「安売りしないで、お客をガッチリつかむ技術」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532317665

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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