経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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特別版/ 社会人になって家を出る娘に言われたひと言

こんにちは。いろはの竹内です。

 

毎年、予測カレンダーを予約販売する12月の初旬に、

 

年に1回だけ「特別版」のメルマガを配信しています。

 

いつもと違うテイストの、ビジネスの話を抜きにした、

ちょっとしたエピソードを書いているのですが、

もし、よろしかったらご一読していただければと思います。

 

2月下旬からコロナ禍の影響で、

セミナーや講演会が次々に中止になり、

クライアントの契約も打ち切られて、

 

うちの会社は創業以来の大打撃を受けることになりました。

 

当然、売上は激減。3月は9割の仕事が消滅しました。

 

新型コロナウイルスはどこまで広がるのか?

世の中の経済はどうなってしまうのか?

自分の仕事は今後、必要とされるのか?

景気と露骨に連動しているコンサルタント業は、

他のサービス業と同様、お先真っ暗の状態になってしまいました。

 

でも、本音を言えば、

 

少しホッとしたところがあったんです。

 

「コロナで大変だからどうしよう」という不安な気持ちよりも、

「もう頑張らなくていいかも」という気持のほうが、

自分の中では大きかったんですね。

 

コンサルタントになって16年。

土日に関係なく馬車馬のように働いて、

出張で全国を飛び回り、ほとんど家に帰らず、

世の中の販促トレンドを血眼になって追いかけて、

50歳を迎える頃になって、体力にも限界が見え始めたところで、

コロナ禍になって、ふと気が抜けてしまったんです。

 

「もう、いいんじゃないかな」

 

心の中で、そんな思いがよぎりました。

これを機会に、仕事をセーブするのも悪くないと本気で思いました。

本の執筆も止めて、セミナーや講演会を引き受けるのも止めて、

限られたクライアントだけとお付き合いさせてもらい、

残りの人生、もっとのんびりした時間を過ごそうと思ったんです。

 

長女は今年から社会人だし、次女も大学3年生です。

教育費やローンで頭を悩ますこともありません。

田舎に住んでいるので、贅沢さえしなければ、

ほそぼそと生活することは十分に可能です。

 

コロナ禍から事業を回復させることなんて、

そんな大変な道を歩むよりも、

これを機会にゆるやかに事業を縮小していくほうが、

自分は幸せなんじゃないかと思ったんです。

 

そんな時、社会人になった長女の

引っ越しを手伝うことになりました。

 

東京の会社に勤めることになった娘の荷物を

ワンボックスの車に積んで、二人で都内の高速道路を走っていました。

「世の中どうなっちゃうんだろうね」

娘が私に話しかけてきました。

「分からんな」

「お父さんの会社はどうなっちゃうの?」

私の仕事に関心をしめさない娘にしては、

珍しい質問だと思いました。

「それも分からないな」

「ふーん」

「でも、たぶん……今回はダメだろうな」

「えっ?」

「ダメというか、もういいかなと思ってさ」

素直な気持ちでした。

ある程度、考えは固まっていたので、

その思いは娘には伝えておこうと思いました。

 

「難しいと思うんだよ、会社の売上を前みたいに戻すのは」

「なんで?」

「お客さん、コロナ禍でそれどころじゃないからさ」

「・・・」

「お父さんも今まで頑張ったから、もうこのあたりでいいかなぁと思って」

「・・・」

「本を書いたり、セミナーやったり、楽しい仕事、たくさんさせてもらったし」

「・・・」

「お金も稼いで、美味しいもん食べて、海外旅行にも連れていっただろ」

「・・・」

「子どもも大きくなって、家から出るんだし」

「・・・」

「もう、このあたりで終わりにしてもいいかなぁと思って」

 

「・・・さみしいこと言わないでよ」

 

娘が小声で言いました。

「え?」

「さみしいこと言わないで」

「・・・」

「さみしいじゃん、それ」

「そうか?」

 

「うん」

 

その時、思ったんです。

仕事を辞めようが、辞めまいが、

 

この子の「父親」を辞めることはできないんだなって。

 

コロナだろうが、仕事がなくなろうが、

そんなことは関係ない。

娘が何歳になっても、父親は絶対的に信頼できる人間であり、

自分を守ってくれる唯一の人間であって欲しい。

そんな頼っている人から

「終わりにしたい」って言われたら、

 

猛烈にさみしくなりますよね。

 

その後、引っ越しの荷物を降ろし終わった後、

駐車場まで見送りに来てくれた娘に言いました。

「さっきの話だけど」

「うん」

 

「もうちょっと、頑張ってみるわ」

 

「ふーん」

いつものクールな娘です。

「また、うまい寿司でも食いに行こう」

「うん」

「バリバリ稼ぐから」

 

「うん、期待してる」

 

娘は笑ってバイバイと手を振ってくれました。

 

弱音を吐いている場合じゃなかったみたいです。

まだもう少し、

 

カッコいいお父さんでいたいですから。

 

さてさて。

これから先、先が読めない状況が続きます。

そして、そんなに平坦な2021年ではないと思います。

私だけではなく

 

「もう頑張るのは止めようかな」

 

と、心が折れそうになっている人も、

たくさんいるのではないでしょうか。

 

でも、もう少しだけ、あと1年だけ、

頑張ってみませんか?

 

今回の予測カレンダーのオマケでつけた、

「うつらないんです」のアマビエのイラストは、

 

実は娘が初めてイラストレーターで描いた絵なんです。

 

お願いしたら、二つ返事で描いてくれました。

カレンダーと一緒に、アマビエのイラストが届いて、

それを見た時に、今回のメルマガの話を思い出してもらって、

 

「もう少し頑張ってみようかな」

 

そう思ってもらえるきっかけになれば、

 

本当の“お守り”になるかもしれません。

 

2021年、一緒に走り抜けましょう!

 

★『2021年予測カレンダー』
https://e-iroha.com/calendar2021/

 

 

 

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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