経営コンサルタントの竹内謙礼の公式ブログ。

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「考える人」に依存する「考えない人」

こんにちは。いろはの竹内です。

 

全4回にわたってお送りしてきました、

2020年の予測カレンダーの『特別メルマガ』ですが、

本日、メルマガの配信が最後となります!

 

皆さま、2週間にわたってお付き合いしていただき、

本当にありがとうございました!

実は、「予測カレンダー」の受注管理も、

僕が仕事の合間をみて、一人でコツコツとやっていまして、

 

注文者の会社名や名前を見ながら、

「わーっ、今年も購入してくれてありがとうございます!」

「おっ、久しぶりにカレンダー買ってくれた!嬉しい!」

「ありゃー、あの名刺交換した人の名前が見当たらないなぁ」

 

などなど、夜中に一喜一憂しながら、

明け方近くまで受注管理の作業をさせてもらっています。

そのおかげで、もう毎日が寝不足で・・・・

仕事もぜんぜんはかどっていません(汗)

 

でも、1年かけて資料やデータを集めて、

ひとりでコツコツと作り続けた予測カレンダーなので、

我が子のようにかわいくて、みんなに使ってもらいたい思いが強いんです。

 

一人でも多くの人に予測カレンダーをお届けしたいという思っていますので、

ぜひぜひ、最後のメルマガもご一読してもらえればと思います!

 

今回のテーマは、

LINE@とソフトバンクと経営統合から見えてくる、

2020年に「やらなくてはいけないこと」について。

 

いろいろ熱く語らせてもらえればと思います!

 

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「考える人」になろう。

11月にソフトバンクがLINEとの経営統合を発表してから、

僕の中で描いていた未来のビジネス予想図が、

大きく変わり始めてしまったところがあるんですね。

 

多くの人が予想はしていることですが、

おそらく今後、ペイ払いに関しては、

 

PayPayが一強になっていくと思います。

 

2019年のネットライフ1万人調査のペイ払いの比率をみてみると、

PayPay利用者 54.6%

LINEPay利用者 44.3%

楽天Pay利用者 34.1%

と、PayPayの強さが際立っています。

さらに、LINEPayとPayPayが同じグループ会社になるわけですから、

三番手の楽天としては、かなり厳しくなっていくところが予想されます。

もちろん、楽天には楽天Pay以外にも、楽天Edyと楽天カードがあります。

 

それを加味すると、全体でみれば

楽天とソフトバンクのキャッシュレスは拮抗していると言えます。

 

しかし、2020年9月1日からスタートする「マイナポイント」に関しては、

「Pay払いのみ対応」という情報もあって、カード払いに優位性のあった楽天は、

少し出遅れていく可能性が出てくると思うんですね。

 

まぁ、キャッシュレスはいつもコロコロと情報が変わるので、

確定情報とまでは言えないんですが・・・。

 

でも、少なからず、PayPayとLINEがくっついたことは、

楽天ポイントで楽天のユーザーの囲い込んでいく「楽天経済圏」を構築していく上で、

とても痛いところが出てくると思います。

 

PayPayモールというショッピングモールだけの勝負であれば

まだ楽天市場のほうに分があると思うのですが、

LINEの会員8000万人に対して情報をリーチできるようになると、

LINEのユーザーで楽天市場を利用している客が動き始めるので

楽天としては、顧客の目減りは避けられないと思うんです。

 

また、実店舗からPayPayのキャッシュバックのお客様を、

PayPayモールに引き込んでも行けるし、

LINEのほうからも、PayPayモールにお客さんを誘導できるので、

ネットとリアルの両方でお客さんをかき回されて、

楽天の作り上げてきた「経済圏」が少しずつ崩れていくことも考えられます。

 

つまり、2020年の売り方に関しては、

 

・PayPayの客を、どうやってネットショップに取り入れていくのか?

・LINEを使って、どうやって実店舗にお客さんを呼ぶのか?

・LINEを使っているユーザーに、どうやって情報を発信していくのか?

・楽天やAmazonと今後、どのように付き合っていくのか?

 

この4つがネットも実店舗も含めた、

販促のキモの部分になっていくと思うんです。

 

いいですか?

 

今まででは楽天とAmazonを中心に物事を考えていけば、

どうにかネットビジネスを回すことができるところがありました。

また、楽天やAmazonに依存していなくても、

実店舗のビジネスを運営することができました。

 

しかし、LINEとソフトバンクが経営統合によって

あと2~3年はかかると思いますが、ビジネス全体の軸足は

少しずつソフトバンクに移行していくと思うんですね。

 

そうなると、大切になっていくビジネスの能力は、

「考える力」になっていくんだと思います。

 

今後、成長が期待できるソフトバンクとLINEが融合したビジネスは、

考えなくてはいけないことが山ほどあります。

 

実店舗とキャッシュレスの販促を絡めていく戦略や、

LINE@やLINE広告を使う戦略など、

過去の事例が乏しく、販促手法が複雑なため、

自分達で戦略を考えて、自分達で道を切り開いていく方法を考えていかなければ、

今後は、ネットでも実店舗でも、成功が難しくなっていくと思います。

 

対して、Amazonと楽天のビジネスというのは、

「考えている人達」に「考えない人達」が依存するビジネスといえます。

楽天やAmazonをはじめとした大手IT企業の優秀な社員さんたちが、

モールに一生懸命人を集めてくれて、買いやすい仕組みを作ってくれて、

出店者のみなさんに、何も考えずに売ることができる場所を提供してくれるので、

「考えない人」でも簡単に儲けられるマーケットとして成長してきました。

 

しかし、「考えている人達」に依存しすぎるあまり、

利用料の値上げを強要されたり、

厳しいルールを課せられたり、

 

「考えない人」だからこそ、「考えている人」に弱みを握られてしまい、

気が付けば儲からないビジネスを強いられる

弱い立場の企業になってしまいました。

 

これは、楽天やAmazonだけではありません。

イオンなどの大型ショッピングモールに出店しているお店や、

コンビニやファミレスのフランチャイズのお店、

メーカーから人気商品を支給されて、販売するだけのお店など、

 

「考えない人達」が「考える人達」に搾取されるビジネスというのは、

実は世の中にたくさん存在していています。

 

でも、そのような「考えない人達」は、

今、正念場を迎えているという現実は素直に認めて、

 

「ゼロから考える」という習慣を身に付けていかなければいけないんだと思います。

 

さてさて。

みなさんは「来年」のことを真剣に「考えていますか?」

 

今、世の中で起きている、ソフトバンクとLINEの統合や、

SNSを利用して顧客をファン化させて直販を展開するD2Cビジネス、

ネットで注文して実店舗に商品を買いに来るC&Cビジネス、

さらには、YouTubeを使って集客する動画販促など、

2020年は考えなくてはいけないことが、山のようにあります。

 

「予測なんて当たらないよ」

「予測を知っても、実践なんかできないよ」

「うちは会社は小さいから、予測なんて意味ないよ」

 

そう思って、予測をバカにしている人は世の中にたくさんいます。

なぜ、バカにするかというと、予測を知ってしまうと、

考えなくてはいけないことがたくさん増えてしまうからなんです。

 

これだけ「考える人」に「考えない人」が依存するビジネスが、

世の中にたくさんある現実を目の当たりすると、

 

2020年はもっともっと「考えない人」が儲からなくなって、

一部の「考える人」だけが儲かっていくという、

 

二極化がすすんでいくと思います。

 

予測というのは「考えること」を鍛えることに繋がりますから、

予測カレンダーで未来を見据えて、搾取される側から、一人でも多く、

抜け出していってもらえればと思います。

 

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編集後記

本日から数えて3日後の、

12月8日(日)に、予測カレンダーの先行予約販売が終了となります。

現在、8,800円で販売が行われていますが、

12月9日の月曜日より、

定価の17,800の定価販売となります。

 

余談ですが、毎年、先行予約販売が終わってから、

「あー!買い忘れました!」

とかの問い合わせをたくさん受けるんですね。

 

特に最後の受注締切が「日曜日」になっているから、

月曜日に出社して、

「あー! 8800円が終わっちゃったー!」

で慌てる人が結構多いみたいんです。

 

本当は平日を先行予約販売の締め切りにしたいんですが、

これ以上前だと、カレンダーの制作が間に合わないし、

これ以上後だと、カレンダーの配布が遅くなるしで、

これ以上、日程の調整がこれができないんです。

 

本当にすみません・・・。

 

なにせ、一人でぜんぶ切り盛りしているもんだから、

支払い方法や配送方法にあんまり融通がきかなくて、

いつもみなさんに申し訳ない気持ちで一杯です。

 

来年はもう少し状況を改善したいと思いますので、

どうか今年も、予測カレンダーのほう、

よろしくお願いします!!

 

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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