こんにちは。いろはの竹内です!
先日、あるセミナーの勉強会で
若い女性スタッフさんが、自己紹介をしてくれました。
「趣味はなんですか?」
「歴史散策です」
「ほー、歴女ですか。ちなみに、好きな歴史上の人物は?」
「北条政子です」
「渋いですね~。北条政子のどこらへんが好きなんですか?」
「ハゲ具合です」
……それは『歴女』じゃなくて『ハゲ女』でしょ。
と、つっこみも入れられない、経営コンサルタントなんですが、
今日のメルマガは、経営者と従業員の、
微妙な関係について、いろいろお話したいと思います。
あなたの会社は、従業員の「誕生日会」を開いていますか?
仕事の借りは仕事でしか返せない。
私の取引先は、比較的ベンチャー企業が多いせいか、
従業員の誕生日会やバーベキュー大会をやったりする会社が、
そういう雰囲気のいい会社とかを目の当たりすると、
「こういう会社いいなぁ」
という、心が温まるような気になってきます。
でも、先日、そういう雰囲気のいい会社を、
「結構、いい会社だったよね」と聞いたところ、
「そうでもないですよ」
と、淡々と答えてくれました。
本人曰く、そういう社内のイベントの時は、
従業員が準備に駆り出されてしまうので、
結構、年末の仕事が立て込んでいる時期は「キツい」
「社内でクリスマスパーティの飾り付けを、
そう言って、その会社の元従業員さんは、
昔のことを思い出して、大きなため息をついていました。
で、そういう話を聞いて、
私も自分自身のことをいろいろ思い返してみたんですが、
従業員だった頃、会社側が主宰したイベントに参加しても、
自分の仕事の「モチベーション」や「愛社精神」に、
あんまり影響は与えていなかったかなぁと思いました。
社員旅行で海外に連れて行ってもらおうが、
自分の誕生日に、部署の人が集まって飲み会を開こうが、
確かに、楽しかったし、嬉しかったし、会社に感謝はしたけど、
“仕事とコレは別”
という冷めた思いが、結構、根深く自分の中にあったと、
今更ながら思ってしまいました。
いいですか?
ちょっと経営者にとったらキツい表現になってしまいますが、
結局、そういう従業員への“大切にしている感”って、
単発のイベントや社内レクでは補えないものなんだと思います。
むしろ、経営者の日ごろの態度や言動のほうが、
圧倒的に仕事に対するモチベーションや愛社精神に影響を与えるの
そっちのほうにちゃんと気を配ったほうが、
会社的には正解かなぁと思ったりしています。
ここでひとつ誤解をして欲しくないのは、
私は決して、こういう従業員のための社内イベントを
強く否定しているわけではないってことです。
ただ、重要なのは経営者も従業員も、
「仕事の借りは、仕事でしか返せない」
という覚悟を持っていなければ、
結局は、
先述した“社内レクが負担だった”という従業員さんも、
おそらく、経営者の「社員に感謝!」という親切心が、
「こうすれば、社員は満足するだろう」
という、上っ面な思いとしかとらわれなくなってしまって、
結果、辛い思い出になってしまったのかもしれませんね。
もしくは、そういう社内イベントって、
経営者の自己満足だったりすることも多々ありますから、
それが従業員を深夜まで社内イベントの準備をさせるという、
暴挙に繋がってしまったのかもしれませんね。
どちらにせよ、「楽しそうな会社」というのは「
イコールではないことは、従業員も経営者も、
両方理解しておいたほうがいいことかもしれません。
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編集後記
さて、実は本日より、
株式会社もしも主宰のドロップシッピングの売上を競う
「もしもグランプリ」の全国大会の入賞者のみなさんと、
ご褒美ツアーのグアムに行ってまいります!
■久しぶりに今年は海外ツアーです!
http://gp.ac.moshimo.com/ac/
また、ブログで珍道中をレポートを報告したいと思いますので、
みなさん、楽しみに待っていてくださいね!
どっかの国から、へんなミサイルが飛んできませんように!