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「良心がない人」というのが25人に1人の割合でいるんです

こんにちは。いろはの竹内です!

さて、前回のメルマガで、
母親がオレオレ詐欺の被害者になって、
テレビや新聞の取材を受けまくっている話をさせて頂きましたが、

先日も、某テレビ局の取材で、
『オレオレ詐欺の被害者が、106問の「○×問題」に答える』
という、意味不明の取材を受けてきました。

よく分からない質問が、106個、ズラリと並んでいて、
それを70歳過ぎの母親は、一生懸命、答えていました。

なんだか気の毒に思えて、
「もう取材を受けるの止めようか?」と母に聞いたところ、

「やる! この悪事を世間に広めてやらないと、気がすまない!」

といって、今、母は復讐の鬼となって、
マスコミの取材に執念を燃やしています!

ということで、現在、私はブログの書き主ということもあって、
マスコミの問い合わせが全て私のところに集中するので、
最近、メディアとの打ち合わせを頻繁に行っています。

「えー、うちの母の4月のスケジュールはですねぇ」

「すみません、もう少し番組の趣旨を聞きたいんですが」

「再現フィルムですか? どのような切り口で?」

ええ、まるで母のマネージャーのような日々を過ごしています。
まさか、この歳になって母がマスコミに引っ張りだこになるとは、
思ってもいませんでした。

まぁ、こういう執念が立ち直りへの一環になるんだったら、
子どもとしては全力で協力しますけどね!

ということで、今日はこの「詐欺」をやるヒドイ人につて話をひとつ。

みなさん、「サイコパス」って言葉、ご存知ですか?

「信じられない行動を取る人」って身近にいませんか?

先日、知人の経営者さんから、
「サイコパス」という言葉を教えてもらいました。

「サイコパス」とは?
http://www.psy-nd.info/

いわゆる、精神病質のひとつで、
簡単に言ってしまえば、「良心を持っていない人」のことを指します。

例えば、みなさんの周りにこういう人はいませんか?

・平気で嘘をついたり、耳を疑うほど無責任な発言を繰り返す人。

感情が無いのではないかと思うような冷たい態度を取ったと思ったら、今度は涙を流して情に訴えてくるような人。

・人を支配するかのように威圧的に振る舞ったかと思えば、時には感情の無い冷たい目で、人を物のように扱う人。

・人が良さそうで親しみやすいと思ったら、実は笑顔の裏で人を次々に利用している人。

つまり、フツーの人であれば、

「こんなこと言われたら嫌だろうな」
「まさか、そんなことしないよな」

と、相手の立場を考えながら行動するんですが、
この「サイコパス」という性格を持った人たちは、まったくそういうことを考えずに、

自己中心にものごとを考えて、人を傷つけ、苦しめてもまったく気にもせず、
平然と生きてしまう人たちのことを言うんです。

「へー、そんな恐ろしい異常性格者がいるんだ」

そう思うかもしれませんが、実はこのサイコパス、思いのほか、身の回りに多く存在しています。
ある研究によれば、25人に1人ぐらいの割合でサイコパスは存在していて、
日本は欧米に比べてサイコパスの比率は少ないものの、

200~300人に一人ぐらいの割合では存在していると言われています。

この比率は、学校に一人、もしくは会社に一人はいるぐらいの確率ですよね?
下手すりゃ、身の回りに2~3人ぐらい存在しても、おかしくないぐらいの存在と言えます。

で、なぜ、今回、このサイコパスの話をしたかというと、
これは私の勝手な経験則なんですが、

「経営者」と「経営コンサルタント」には、
この「サイコパス」という性格の人は、結構、多いんじゃないかなぁと思ったからです。

仕事柄、よく経営者と話をするんですが、
ちょっとぶっ飛んだ経営者の人って、必ず年に数人ぐらいの確率で出会うんですよね。

例えば

大風呂敷を広げて、一緒に仕事をすると途中で約束を放り投げる経営者。
非情な対応をしながらも、涙を流しながら自己啓発セミナーで感動する経営者。

威圧的な態度を取って、人を窮地に追いやるのに、
笑顔で、人当たりもよく、それでいて頭の回転も速い経営者。

ちょっと前までは、こういう経営者を、

「天然な人だな」

「強引な人だ」

「アグレッシブな人だ」

と、いろいろな言葉で置き換えていましたが、
この「サイコパス」という言葉を聞いてから、

「あれ? もしかしてこの人、良心が欠落しているのかな?」

と、思ったほうが、辻褄が合うことが多いと思ったんですね。

良心があったら、必ずブレーキがかかるところを、
ブレーキを欠けずに突っ走ることができるから、
おそらく、かなりグレーゾーンのビジネスでも突っ走れるし、

従業員に対しても、企業の売上を優先して、
ギリギリまで無茶な仕事をさせることができるんだと思います。

むしろ。

サイコパスじゃなきゃ、会社なんて経営できないのかもしれませんよね。

いいですか?

このサイコパスに関しては、とっても恐ろしい話ではありますが、
反面、よくよく理解すると、
実は対人関係のストレスを拡散させるヒントが、たくさん隠れていたりします。

例えば、みなさんの身の回りにいる経営者や上司、同僚や部下に、
「おいおい、お前、絶対におかしいだろ!」っていう人は、
必ず存在していると思います。

でも、彼らを「サイコパス」だと考えると、
彼らには常識が通じず、良心もないわけですから、
そもそもマジメに、真剣に向き合うこと自体が徒労となります。

また、早い段階で、取引先の経営者や経営コンサルタントが、
サイコパスと気づけば、事前に被害を食い止めることにもできるようになります。

少なからず、25人に1人ぐらいの割合で、
自分の周りに「良心を持っていない人」というのが存在していることを理解しておけば、
自分だけを責めることはなくなると思いますよ。

そう、お金儲けの世界は、
「良心」を持っている人のほうが辛くなることが多いんです。
だから、仕事って苦しいわけですし、大変なんだと思います。

身の回りで仕事を「楽しい」なんて言っている人こそ、
サイコパスかもしれないので、気をつけたほうがいいかもしれませんよ。

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編集後記

最近、「経営コンサルタント養成講座」みたいな、
よく分からないビジネスが多く出回っていますが、
こういう講座やセミナーを開いてしまう人こそ、
もしかしたら、サイコパスなんじゃないかって思ってしまいます。

そもそも、経営コンサルタントは、
規定の勉強や教材で学べるノウハウではないですからね。

会計士や税理士と違って、国の定めた規定がない分、
タレント色が強い仕事ですから、運やセンスに大きく左右される仕事と言えます。

当然、資格や認定をもらえたからって、仕事が増えるものでもないですし、
そもそも、こういう資格に飛びつくような人間は、
市場を見極める経営センスがないから、
経営コンサルタントになっても成功するわけがないですよ。

さらに言ってしまえば、
こういうコンサルタント養成講座で、経営コンサルタントが講師や先生をやるのは、
もっともっとナンセンスな話なんだと思います。

「お前ら経営コンサルタントは、経営者のビジネスを助けるのが仕事じゃないのか?」
そう言いたくなりますよね。

ちょっと厳しい言い方ですが、こういう養成講座で講師や先生をやるのなら、
「経営コンサルタント」というプライドそのものを捨てなくては、
引き受けられない仕事だと思います。

もっと言ってしまえば、
「経営コンサルタント」が「経営コンサルタント」を育成する仕事をするというのは、
それだけ、本業のその経営コンサルタントの仕事がないってことですからね。

自分でまともな仕事が取れないのに、その人に経営コンサルタントになるよう勧めるなんて、
それこそ、サイコパスな人がやる仕事ですよ。

でも、結果的に、経営コンサルタントが一番儲かるコンテンツが、
実はこの「経営コンサルタント養成講座」であることは間違いありません。

自分のことを大好きな人間に、
「自分みたいになる方法」を教えるわけですから、
そりゃあ、高額なセミナーでも人はじゃぶじゃぶ集まりますよ。

やっぱり、この業界も、サイコパスな人間のほうが、
圧倒的に強いんだと思います。

正直、サイコパスになったほうが、どんなにラクかって思うこともありますよ。

ええ、皆さんと一緒で、僕もたくさん苦しんでますよ(笑)

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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