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常識を捨てた社長は、なぜ強いのか?

明けましておめでとうございます。いろはの竹内です。

みなさん、お正月はどのように過ごされましたか?

 

私は、自称「子供」と名乗る大学四年の長女に、

お年玉をあげるという事態に追い込まれてしまいました。

 

当たり前のようにお年玉を受け取る長女に、

恐怖を感じながら、

「いつまでお年玉をもらうんだい?」

と尋ねてみたところ、

「まぁ20代までは子供だからね」

とドヤ顔で言い返されてしまいました。

やれやれ。

世間ではこういうのを「赤ちゃん返り」と言うんでしょうか?(言いません)

ということで、新年一発目は、

ゴーン氏のレバノンへの脱出劇についてのお話。

いやー、新年早々、凄いことやりましたよねぇ。

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ゴーン氏の脱出劇から学ぶべきこと

みなさん、ご存知の通り、

日産の元社長のゴーン氏が、12月31日にレバノンに密出国しました。

この一報を聞いたとき、善か悪かは別にして、

「やっぱり凄い経営者なんだな」と改めて思いました。

裁判が嫌だから日本から脱出しようという常識外れの発想や、

脱出劇を成功させるための緻密な計画作り、

さらには、リスクが高いことにも手を貸してくれる人脈作りなど、

やっぱりこの人は規格外の経営者なんだなぁと思いました。

 

一見、めちゃくちゃな行動のようにも見えますが、

かなり前から「こういう事態になったら、こうやって逃げよう」という、

プランらしきものは立てていたのではないかと思います。

優秀な経営者は一か八かの賭けは絶対にしませんから、

それなりに成功確率の高いやり方を考えた上で、

今回の脱走劇を実践したんだと思います。

 

おそらく失敗した場合の、

リカバー策も何パターンか用意していたのではないでしょうか。

 

もうひとつ、ゴーン氏が凄いと思ったことは、

周りの人にどんなに迷惑をかけようが、一切同情をせず、

自分の意思を最後まで貫き通す、経営者としての「強さ」です。

世話になった弁護団のメンツを潰して、

密出国を手助けした人が逮捕されて、

「どんだけ周りに迷惑かけんだよ!」っていうぐらい、

多くの犠牲を払って、ゴーン氏は今回の脱出劇を成功させました。

少しでも「悪いなぁ」「申し訳ないなぁ」という

人間らしい気持ちがあったら、

途中で心が折れて、この作戦は実行できなかったと思います。

しかし、ゴーン氏は一切の妥協はせずに、

ただひたすら「日本の裁判が嫌だ」という目的を達成するために、

自分の意思を最後まで貫き通しました。

こんなに強い経営者なら、

日産だろうが、ルノーだろうが、三菱だろうが、

蕎麦屋だろうが、ネットショップだろうが、歯科医院だろうが、

どんな企業だって簡単に再生できてしまうんだと思います。

 

いいですか?

 

新年早々の事件としては最悪なんですが、

今回のゴーン氏の脱出劇から学ぶことは、実は多かったりします。

・常識は捨てろ。

・計画は大事。

・自分がピンチの時に助けてくれる人脈を大切にせよ。

・最悪事態のリカバー策は必ず考えておくこと。

・目的はどんな犠牲を払ってでも達成すること。

ゴーン氏のやらかしたことは法律に反することだし、

人道的にも許されることではありませんが、

彼が経営者として成功したことや、巨万の富を築いたことは事実であり、

そこから学ぶことは、多々あるのではないかと思います。

 

さてさて。

 

みなさんの身の回りには、ゴーン氏のような生き方をしている人はいますか?

「いやいや、そんな人いないよ」

そう思われるかもしれませんが、

実はスケールの違いがあるにせよ、成功した経営者の多くは、

計画は緻密だけど、常識がいつもぶっ飛んでいて、

ヤバい人脈もそれなりに持っていて、

いつも最悪のリスクを考えながら

成功するためには、多くの犠牲を払うことを恐れない人だったりします。

ゴーン氏のレベルまでいったら、かなりヤバい人だとは思いますが、

少なくとも、経営者というのは、

そういう常識の枠を超えるような人でなければ、

成功はしないんじゃないかと、今回の事件を通じて思った次第です。

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編集後記

 

人間というのは将来に対して

悲観した道しか残されていないことが分かると、

リスクの高い選択をする生き物らしいんですね。

高学歴な人が起業するのも、

大手企業を脱サラしてお笑い芸人を目指すのも、

大学を中退してバックパッカーになるのも、

全ては「この先、あんまりいいことはないよね」と、

将来を悲観したことによって、

「どうせ一回切りの人生だし」ということで、

人はリスクの高い人生の選択をするんだと思います。

おそらく、ゴーン氏も裁判の行く末を悲観した結果、

リスクの高い「密出国」という選択をしたのかもしれません。

こんな感じで、ゴーン氏の今後の行動は、

経営者の本質と欲深さが垣間見えてくると思うので、

ビジネスの視点で観察していくと、

いろいろな人生のヒントが見つかるかもしれませんね。

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楽天市場等のネットビジネスで
多くの受賞履歴
あり。

大企業、中小企業問わず、実店舗ビジネス、ネットビジネスのアドバイスを行なう経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。大学卒業後、雑誌編集者を経て観光牧場の企画広報に携わる。楽天市場等で数多くの優秀賞を受賞。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行い、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。特にキャッチコピーによる販促戦略、ネットビジネスのコンサルティングには、多くの実績を持つ。著書に『売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方』(日本経済新聞社)、『御社のホームページがダメな理由』(中経出版)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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